ぬるい!砂糖も多い!

おいしいコーヒーが飲みたい

『ビジュアル大世界史』

2017年11月15日 | 日記
日経ナショナルジオグラフィック社の『ビジュアル大世界史』は、西洋史が主体の、西洋人からの「世界史」ですが、まあそれはそれとして読みやすいし写真が多いので楽しい。

こいつを読みながら思ったのですが、ヨーロッパ中世の、タペストリーとに描かれた図柄って、なんだか一昔前のゲームの「ドット絵」みたいで独特の味がありますね。絵の質感だけじゃなくて、構図なども。

これが次の時代の絵画になると急に「リアル」になって、ああ、ものの見方が変わったのだな、人々の「世界」そのものが変わったのだなと、よく実感できる。活字だけ追いかけていては分からない。

「ことば」で残るものと、「ビジュアル」で残るものとを総合しないと、一つの時代とか文化とかは理解できないのだろう、とまあ、だれでも知っていることなんでしょうが。これ、例えばインド文化の研究なんかでも、「思想史」と「美術史」と別々にやってちゃいかんのでしょうなあ・・・。