ぬるい!砂糖も多い!

おいしいコーヒーが飲みたい

いやーん、ハズカシイ(笑)

2018年10月30日 | 日記
講談社学術文庫の「天皇の歴史」シリーズから、『明治天皇の大日本帝国』を読んでいます。

まだ読み終えていませんが、はじめの方での水戸学と平田神道との概説がとても分かりやすい。私にとっては、この部分がたいへんありがたい。

半分ほど読んだところでの感想ですが、明治天皇のパーソナリティと、大日本帝国の形成過程との記述のバランスがよくとれていて、しかも両者がばらばらになっていない。なかなか良い本だなと、生意気にも感じています。

それはともかく。天皇の私生活にかかわる記述のなかには、ナイトライフ関係のものもあり、そこには4~5名の側女の本名と源氏名までが記されているではありませぬか。なんかもう、たまらん(笑)

原爆とマンボウ

2018年10月29日 | 日記
隣国キム王朝の核兵器を前に、右往左往するニッポン。

ヨーロッパ諸国がソ連の核弾頭を睨みながら数十年間経験した緊張感を、遅ればせに味わっているわけか。わが身に迫ってくるまで、何も学べなかったということですな…。

『どくとるマンボウ航海記』のうろ覚えの記憶では、にわか船医となった若いマンボウ氏、50年代のたしかドイツで、本屋に入ってヤスパースの『原子爆弾と人類の未来』を買った(その気はなかったのに買う羽目になったように書いてあるけれど、きっと照れ隠し)。しかし、帰りの航海中、この分厚い本をとても読む気にならず、船員のだれかに借りた「世界中のオンナノコのハダカの写真」の本を眺めていたそうだ。

なんだかこのエピソード、日本の戦後数十年間を象徴しているような気がしませんか(笑)?

世田谷文学館というところ

2018年10月26日 | 日記
開催中の筒井康隆展を見てきました。ほんとうのごくわずかではあっても、筒井氏の蔵書が展示されていて、ファンには生唾ものでした。

生原稿が大量に出ているのですが、「バブリング創世記」の全文、手書きの原稿で見ると、もうすごい! ほかにも、風呂の栓を抜いて、その上に腰をおろして…という、昔のファンにはたまらないあの小説の生原稿にも、お目にかかれます(笑)。


ところで、会場の売店で、未読だった『旅のラゴス』の文庫本を買ったのですが、施川ユウキ『バーナード嬢曰く』で神林しおりが言ったセリフ、私も声を大にして言いたい!

「なぜ裏表紙のあらすじは豪快にネタバレしてくるのか?」

202X年のニッポンより

2018年10月25日 | 日記
アキヒト天皇の退位テロは、だれもが予想もしなかった方向にニッポンを動かした。

退位宣言があって、ニッポン人は天皇が「象徴としての務め」をおこなっていることを知ったのだが、当然こんな疑問を大勢がもった。「象徴、ホワット?

そして、考えるほどに、知るほどに、大勢がこう思った。「象徴、なくても困らなくない?」

大勢がこれに「いいね」を押した。ここから、百数十年におよぶニッポンの立憲君主制崩壊まではすぐだった。憲法をちょいちょいっといじればすむことだ。そのころまでに、ニッポン国憲法を変えやすくする道筋はついていたのである。改憲を目指して頑張っていた人たちの思惑は、なにかほかのところにあって、彼らは天皇を温存してうまい汁をずっと吸っていたかったらしいのだが、まあ世の中は思い通りにいかないものである。

この事態は、中華人民共和国で起きたことに似ている。中国では、支配階級がうまい汁を吸うために、ウイグル族やチベット族の土地まで資源略奪目的の鉄道を引いていた。しかしそれが結局は、先年の北京総攻撃のルートに利用されることになったのだ。