ぬるい!砂糖も多い!

おいしいコーヒーが飲みたい

近ごろは南氷洋とは言わないらしい

2018年12月28日 | 日記
IWCとかを脱退した日本。

捕鯨は排他的経済水域内で行う。資源豊富な南極海での商業捕鯨こそが実は悲願だったそうだが、脱退にともなって、そちらでは調査捕鯨もできなくなる。捕鯨に反対の人たちは、日本が南極海から撤退すること自体は歓迎しているとのこと。

日本の振る舞い、なんか子どもがすねてるように見えませんか(笑)。ふん。いいもん。そっちで取らなきゃいいんだろ。おうちでやるもん。もう君らとは絶交だ。…みたいな感じ。

「連盟よさらば。わが代表堂々退場す」のときは、その7年後、オリンピックができなくなって、代わりに内輪で紀元2600年の式典をやったんだよな。今度も自分の庭でせいぜい楽しむのだろう。

アゴタ・クリストフ

2018年12月24日 | 日記
12月20日『悪童日記』読了。こんな凄い小説があることを知らずに過ごしてきたとは不覚もいいところ。

12月21日 そのまま続編の『ふたりの証拠』に突入して読了。
12月22日 さらに続々編の『第三の嘘』も読了。

12月23日 映画『悪童日記』(2013 ドイツ・ハンガリー合作)を見る。

12月24日 映画があまり気に入らなかったので、原作『悪童日記』を再読。


…とこのように、ここ数日クリストフ漬けでした。「衝撃」とか月並みのことばでは足らぬ。


小説『悪童日記』から、断片的な感想を。以下いわゆる「ネタバレ」を含みます。

・司祭館の女中が、連行される人たちをからかう場面。なんとも生々しい手触りがあるが、これは幼かった作者自身の見聞をそのまま描いたもののような気がする(作者のインタビューなどを丁寧に調べれば分かるかもしれない)。

・はじめは「けしからん男」として登場した司祭だが、その後、特に双子に祝福を与えるシーンではとても立派なキリスト者である。うがちすぎかもしれないが、自分のけしからん行為を突き付けられた彼は、真剣に悔い改めて司祭の本分に立ち返ったのではないだろうか。そういえば、双子にゆすられたとき彼は「これは神が与えた試練かもしれぬ」と言っていた。弱みをにぎられた司祭がそんなことを口にする場面、はじめはただ笑えるシーンだと思ったけれど。

・笑えるといえば、おばあちゃんが銃床で額を殴られても(!)息を吹き返して、「そんなことでくたばるか」とせせら笑うとか、双子が拷問を受けて歯が折れてしまったが、全部乳歯だったとか、これ笑わせようとして書いたのか?そうなのか?こんな物凄い「笑い」ほかに知らんぞ。老女が銃床で頭を殴られたら普通死ぬぞ。