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長編小説

2017年11月26日 | 日記
ヘッセの『デミアン』が光文社古典新訳文庫に入っているのを今日知った。新潮文庫の高橋健二訳は4回?読んだ、私にとって大切な本だけれど、新しい訳も試さねばなるまいな・・・。

長編小説をそれほどたくさん読んだわけでもないが、自分の「特別室」に入っているのは何だろうと思い、探索してみたらこんなものが出てきた。

カレル・チャペック『山椒魚戦争』: 私にとってはこれこそベストの中のベスト。これ以上の小説があり得るのかとさえ思う。岩波文庫で読んだが、訳者栗栖継氏の仕事にも満腔の敬意をささげる。

フランツ・カフカ『審判』: 私はエッシャーの絵を見ると「あ、こっちが本当の世界」と思ってしまうのだが、カフカの小説を読むときもそうなのです。『城』もすごいな。

ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』: 米川正夫訳で読んだ。光文社の亀山訳がしばらく前に話題になったがそちらは未読。この小説にも『罪と罰』にも、ドタバタ喜劇みたいなシーンがあって、なにか「黒い笑い」が小説の筋立ての下からむき出しになる箇所が良い。

ほかにも、「好きな長編小説」はいくつか思い浮かぶけれど、特別室からとりあえずこの三点を出してみた。