ぬるい!砂糖も多い!

おいしいコーヒーが飲みたい

大統領の英語

2018年07月20日 | 日記
古いニュースフィルムを見ると、チャーチルやルーズベルトの英語は聞き取りやすい。

ブッシュ息子の英語は実に聞き取りにくかった。オバマの演説を聞いたときには、助かったような思いがした。あれは今後も、英語の教材にできそうだ(リスニングとリーディングの両方で)。

オバマが去って、トランプだ。

この人の英語は抜群に聞き取りやすい。それは、難しい単語を使わず、長い文をつくらずに、声を張り上げて話すから。おお、それはまるで幼稚園の先生の話し方ではないか!米国民は今や幼稚園児だったのね。

たまたま『日本沈没』を読んでいたらこれだ

2018年07月10日 | 日記
西日本大洪水。こんな広範囲で一度に大きな被害が出る水害なんて記憶にないわ。毎年のように大きな災害が起きて、なんだかあと一押しか二押しで、日本は足腰立たんようになるのではないかとすら思えてくる。


ところで、ちょっと話がそれますが。

洪水の映像やら写真やらを見ると、先年の大津波を思い出す。あのとき、東京都知事だった石原慎太郎が、たしか蓮舫に「やっぱりスーパー堤防いりますね」とか言ったように記憶する。

これはたぶん、当時の民主党政権下での「事業仕分け」で、「スーパー堤防」とやらが槍玉に挙がったことがあったのだろう(そして、石原氏にはそれが気に食わなかったのでしょうな)。たぶん。

これ、返す刀で「やっぱり原発いりませんよね」と言ってたら、石原氏はどんな顔をしたかしらん。

「げ、原発は、日本がいつでも核武装できるように、稼働させとかねばならんのだあ!」って怒ったかな。ご存知の通り彼は核武装論者だし。原子力発電は潜在的核兵器みたいなものだし。

昔の文庫本だから字が小さくてもう

2018年07月02日 | 日記
スタニスワフ・レムの、今は品切れになって新刊書店では手に入らない文庫本が本棚の隅っこから出てきたので、読んでます。奥付によろと昭和57年の刷。西暦だと1982年ですな。『宇宙創世記ロボットの旅』というやつ(もう一冊、『ロボット物語』というのも出てきたので、次に読むことにしてます。こちらも同時期の刷)。

で、これが面白い。レムと言えば、もちろん『ソラリス』が有名だけれど、それとはちがう魅力が堪能できる。

同時に感心するのが、訳者(吉上 昭三、村手 義治)の力量の高さ。ポーランド語(でしょうな)で書かれた、語呂合わせやら数学用語やらでいっぱいの、やりたい放題の虚構の世界を、逃げずにしっかり日本語に訳している。…いや、原文読んでないし、読めませんけれど、この訳業がいい加減な仕事ではないことは感じ取れるのであります。


そこで思うのですが、今みたいに英語一辺倒の世の中になると、こういう、非英語圏の文化とのチャンネルが狭まってしまうのではないのか、たいへんな損失が起きつつあるのではないかと。


「必要なことは英語になっている」「英語で読めないことはすべて異端の教義である」「だから英語以外のことばを禁じるのがよい」とかいう人もいますけどね。たぶん。