獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

厚生労働省のはじめての障碍者採用試験を受験してきた。

2019-01-27 19:08:51 | 厚生労働省障害者職員採用試験プロジェクト
はじめての厚生労働省

こんばんは、KFCのセットメニューが850円で、バーガー、ポテト、でっかいチキン、アップルパイ、ホットコーヒーと盛りだくさんでびっくりうれしのデスペアです。

 今日は日曜日、昨日土曜日は神戸でJuice=Juiceの新曲発売ミニライブ。そして今日は東京ドームシティーラクーアでのミニライブ握手会。そんな今日、東京にきている私。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障碍者の私。大阪から家を6時45分にでて東京へ。

 はじめておこなわれる厚生労働省の障碍者採用試験を受験するために日帰り上京。せっかく東京にいくのだから、ラクーアで行われるJuice=Juiceの11thシングルポツリとのリリースイベントにも参加すべく。昨日は点字ブロックルート確認。

 ずっとルート確認してたので、今日の睡眠時間は3時間弱。ちょっとしんどいね。

 8時10分に新大阪駅をのぞみで出発して、10時45分に東京駅到着。ここから東京メトロ丸の内線の東京駅まで乗り換え、歩く歩く10分近くあるいたかな。視覚障碍者の私ひとりじゃとうてはじめてのルートは無理。駅スタッフさんがしっかり長い距離もいとわず手引きしてくれて感謝。

 11時すぎの荻窪行き2番ホームから丸の内線東京駅を出発。8分で東京ドームの最寄り駅後楽園駅に到着。

 後楽園駅の改札はひとつで、その改札から3番出口をでて、外にでて、正面の道路の向こう側がラクーア。とっても近くの海上。

 後楽園駅のホームから改札まで、改札から3番出口までは、ことばの道案内のことばでわかる道案内サイトで点字ブロックルートてきすとがネットで公開されているので、それを参考にする私。

 改札をでて、点字ブロックにそってまっすぐ歩き、十字形の点字ブロックを右へ、するとひとつめの左分岐がでてくるので、そこを左絵、するとすぐ目の前がくだり会談。

 ここが3番出口。

 くだり会談10段ぐらいおりて、左右にのびる歩道にでる。点字ブロックはつながっていて、歩道に向かって1メートルほどあるくとT字形の点字ブロック、

そのT字を右へ、10メートルほどあるくと、左分岐。
 そこを左へいくと音響式信号ありの横断歩道。ピヨピヨでわたる。
 わたりきって、左右にのびる歩道。ここから点字ブロックはとぎれる。

歩道をまっすぐあるいて、向こうのビル敷地に入る。するとここから点字ブロック復活。
 この歩道による点字ブロックのとぎれがこわかった。まさか横断歩道の中州に私はいるのかと恐怖をおぼえた。ちゃんと横断歩道をわたったけど、そこから点字ブロックがないので、中州からまた車道に出たんだと怖くなった。

 なんとかわたって、歩道をさらにわたって、点字ブロック。

 点字ブロックをまっすぐ正面に3メートルほどあるくと、右カギ、そしてすぐに左カギ、点字ブロックにそってあるくと、最後壁にぶつかる。その壁の右にエレベーターがあるよう。
 ラクーアへは。エレベーターはつかわず。壁にぶちあたって、右をむいて、そこから右へ、左手に壁を感じながらずっとあるく、

 壁から2メートルほどあるくと、壁が左へおれているので、その壁にそって20メートルほど歩く。すると右手にケンタッキーフライドチキンがある。
KFCを右手にみながら、そこを左にゆっくりまがる。通路にそって、左壁にそってあるく。

そこからまた30メートルほど歩くと。左壁はスーパー正常石井。ここまできたらステージはすぐちかく;

 さらにまっすぐというかすこし1時方向にあるくと、左手にメリーゴーランドがある。
このメリーゴーランドのすぐとなりがラクーアガーデンステージ。

 視覚障碍者でもなんとかKFCと成城石井をめざしてメリーゴーランドを目指せばたどりつけるね。
 今日は日曜日でバギーの若いふうふうがたくさんで、親切に声をかけてくれた。中州と幹事会していた場所は実は歩道だということも若い夫婦におしえてもらった。もちろんJJのありがとうCDをプレゼント。ちっちゃい赤ちゃんが女の子ならぜひハロ☆プロにはいってほしいな。

 11時30分すぎに、ラクーアガーデンステージ前に到着。スタッフが整理番号の呼び込み。大きな声で呼び込みしていたので、そっちのほうに歩く私。でもステージからどんどんはなれていっていた。呼び込みの男性の声が、租ステージの正面の建物に反響して、ステージとは別の方向から聞こえるような錯覚。

 呼び込みの声ではなく、メリーゴーランドの音というか案内アナウンスを目当てにすべきだね。

 スタッフに見つけてもらって、さぁCD予約するぞ。するとスタッフがすまなそうに、もう完売しました。

 えっ?3回ともですか?そうです3回ともです。

 聞くと各回1000枚合計3000枚完売とのこと。2月13日発売で、今日のイベントは予約イベントで、いくらでも予約できるとおもうんだけど、ミニライブのあとの握手会でさばける数が1000なのね。

 せっかく、13時15分霞が関集合なのに、その時間にまにあうかドキドキしながら、後楽園まできたのに・・・。

 でも、1回目の公開リハと本編25分まで聞けて、グッバイのやなみんの出だしまできけて、速足でその場を立ち去る私。

 12時27分にラクーアステージ前をはなれて、後楽園駅の改札についたのは、32分。36分発の東京行きの電車にのれた。ほんとラクーアガーデンステージは駅から近いね。人もおおいし、道に迷ってもすぐに聞けるので視覚障碍者にはおすすめの会場。

 今日の厚生労働省採用試験の海上は霞が関の合同調査5号館。霞が関駅の日比谷方面改札をでて、B3a出口を目指す。こちらもことナビのルート参照。

 今日の集合場所はB3b。この出口はB3a出口を正面にして、右にのびる通路がB3bだった。この出口には無線で常にだれかと話している厚生労働省のガードマンがいた。国の機関はセキュリティーが万全だね。

 その出口までいくまでもなく、私が多目的トイレにいこうとしていたら、厚生労働所の女性職員あ声をかけてくれた。あそうそう改札をでたところで、男性職員が2人して、大声で、こちらです、願書をここでだしてくださいとさけんでいて迷うことはなかった。

 多目的トイレもひらくて、大便をして、さぁ水を流そうとするも、ボタンがわからない。右足のペダルをふんdめお水がでない。しかたなく緊急呼び出しボタンをおす。トイレのの外に駅員がすぐに来てくれて。戸水を流すレバーの位置をおしえてもらった。

 便座の背中のところにあるとのことだがぜんぜんない。正確には便座にすわって、背中のところにレバーがあるんjなくて、頭のうしろぐらいにレバーがあった。こんなところじゃ視覚障碍者は永遠に水を流せないね。呼び出しボタンにも点字シールはなく、とっても不親切なトイレだった。もちろんウォシュレットはなし。

 トイレをすませて13時10分にB3b通路を入って、庁舎内へ。くねくねした通路をすすんで、階段をのぼって、自動ドアをはいって、さらに会談をのぼって2階段へ。会計課の近くの会議室のようなところが今日の試験会場。13時20分。無事試験室に到着。さてここから長い一日がはじまる。

デスペア的はじめての厚生労働省障碍者採用試験のポイント。

1、受験者数
受験会場はここも含めて3か所を予定していたけども、それほど受験者数が多くなくて、ここ本省だけでまかなえたとのこと。
 そう申込者数は、250人ぐらい。採用予定者数が23人なので、合格率は1割なのね。

 そして、視覚障碍者受験生、正確には持ち込みパソコンを使って、音声読み上げでパソコンの文字入力をする受験生は合計12人。名が机を1つまるまる受験生ひとりにあてがってくれていて、机の右半分はひろいスペースで、右のいすには荷物をおくことができてうれしいね。

 ジュ持ち込みパソコン受験者12人の年齢は高めのよう。平均が私の年齢ぐらいかも。若い人はあまり質問とか声をださず、だいたい声をだして質問したりするのはおっさんなので、そういった印象になってしまうのかな。

 
2、試験時間90分のはずが。
13時20分に試験室にはいって。さっそくパソコンをセット。

 電源コンセントもつかわせてくれて、バッテリーぎれの心配もなし。

 視覚障碍者は事前に13時15分までに集合しなさいと通知がきていて、はやめに試験室に入って。パソコンのセッティングと、そのパソコンへUSBメモリからワードファイルを3つ、職員がコピー。

 USBから受験者のパソコンへ。問題文ダビーと問題文と回答用紙の3つのファイル。まずは問題文ダミーをあける。ワードなのでちゃんとワードが開けるか。

 無事問題文ダミーは読み上げできた。ただ、そこに注意書きがかいてあるだけで問題文のダミー文章はなかった。

 解答用紙のワードファイルには、すでに私の名前がファイル名として登録されていて。中をあかえると、何も書かれてなかった。ただ、20文字、20行がセットされていて。必ず3枚までに収めてください。1200時までにおさめてくださいと、問題文ダミーのほうでちゅいがき。
 さて、もうひとつの問題文ワードをあけようとするも、見れない。このファイルだけ暗号キーが設定してあって、試験開始直後に試験管がパスワードを口頭で発表する。それまで問題文はわからない。

 事前暑中一で、問題は1題とアナウンスあり。

 14時に試験はじまって、おわったのが15時30分。30分たったら体質OKとのこと。私はぎりぎりまで文章作成。最後に字下げできていたか不安。

 しけの割って、すぐに帰れるかとおもいきや。そうじゃなかった。このあと16時30分開始のラクーアJuice=Juice3回目ミニライブ握手会にぜひともいかねばの私。こんなにちんたらポンタらしていたら間に合わないじゃないか。イライラがつのる私。

 結局試験終わって30分待たされて、改札に到着したのは16時5分ぐらいだった。これでも乗り換えなしで後楽園駅にいけるので、25分には後楽園駅に到着して、なんとか16時30分に間に合った。このブログの読者の人も受験していて、一緒に後楽園まで手引きしてもらえたので、よりスムーズに到着できた。私のブログきっかけで厚生労働省の障碍者採用試験をうけてくれている人がいると知り。ブログやっててよかったなと思った。もしかしてはじめて誰かの役にたったかもこのブログが(笑い)

3、改善点

はじめての障碍者採用試験ということで、厚生労働省もたくさんの職員をかりだして対応していた。これはすばらしい。

 ただ、何点か物も押したいね。
 まずは、問題文ワードファイル。私はパスワードをうちこんでちゃんとワードファイルがひらけたけど、問題文の本文が読めない。注意書きはよめるのに本文は読めない。
 挙手をして、試験管に、私の問題文は問題文本文が書かれていないのではないかと指摘。

 いやちゃんと書かれていますよ。見えますよという返事。
 私みたいな人がもう何人かいて、結局その人は小職員に声で読み上げてもらっていた。
 私も、いろいろやってみたが、どうやらテキストボックスに文字が書かれているようで、普通の操作だとよみあげできなかった。

 PC-TALKERの画面スクリーンショット読み上げ。コントロール、オルト、数字の3(てんっきの3ではない、FCの下ぐらいにある数字の3)をおして、画面を読み上げさせて、なんとか問題文を把握できた。

 これはひっかけなのかな?君たちちゃんとテキストボックスの中の文字も読み取れるよね?という厚生労働省のテストなのかな?

問題文も解答用紙もワードファイル。もっと簡単なテキストファイルでいいんじゃないのかなと思った。
 ただ、実務ではワードを使うので、その能力試験も兼ねているのだとおもう。こうなると2実技試験のワード文書まるうつし試験は難しそうだね。表やテキストぼっくsが多用されていたら、てのうちようがないね。全盲受験生は。

 なお、ワードので解答するまえに、自分のテキストエディタで文字入力してそれを最後にコピーするのもOKとのことだった。
 ただ、問題文の本文をコピーして持ち込みパソコンにのこすのは禁止とのこと。
 試験終わって、30分もかかったのは、残ったワードファイルを消すのを確認するのに時間がかかっため。

 なお、試験おわって、まず試験管は受験生のパソコンのワードファイルをUSBメモリにコピーして、それを別のパソコンにつないでプリンターからプリントアウト。
 ちゃんとプリントアウトできたか確認し、ちゃんとできていたら、受験生のパソコンの中のファイル3つを削除。これで試験終了。

 こjの作業に時間がかかっていた。



来年度の受験生のために、作文の課題は、禁煙の厚生労働省行政における課題について、具体的に構成労労働省がやるべきことをあなたの考えでのべなさいというようなものだった。一般的な問題文だった。
 でも、課題はひろすぎるのdえ、どんな課題を自分で見つけ出すのか結構時間がかかった。私はもちろん雇用率について論述。孤児脱字さえなければとてもいい作文になったと思う。司法試験の論文試験を思い出して、1200時作文だけど、章立てしてわかりやすく書いてみた。伊藤まことのおしえ、いかによみやすく一読してすぐにわかるかどうかが大切。それを思い出した私。



さて、合格発表は来月2月4日かな?Juice=Juiceの冬ツアーの初日。さてどうなるかな?

 ただ、厚生労働省の職場はせきゅれちーの関係か、とっても閉鎖された空間のように感じた。窓も風も私にはわからなかった。



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