昨今の原発反対運動をみて不安になったのか…
(僕に言われせれば反原発運動なんか、まだまだ小さい。そしてそれが反戦平和運動と結びついていないのだから、石原は踏ん反り変えればいいと思うのだが…)
てか石原さん、不安なんだろうな。震災起きて、原発攻撃されて、自分の存在理由が攻撃されたように感じて。
この時期に、この発言なんだもの。
もうヤケクソ、破れかぶれ。そんな印象しかわかない。
そんな人間が、日本の首都の知事だよ。
チョット、いやチョットどころじゃなくかなりヤバくねえか?
≪「日本は核を持て、徴兵制やれば良い」石原都知事≫(ANNニュース)
石原東京都知事:「日本は核を持たなきゃだめですよ。もたない限り一人前には絶対扱われない」「世界の国際政治を見てごらんなさい。なんだかんだ言いながら、核を持ってる人間は、マージャンでいえば一翻(イーファン)ついてて上がれるけど、マージャンやっている人は分かっている、一翻がついていない人間は絶対に上がれない」
さらに、石原知事は「日本が生きていく道は軍事政権をつくること。そうでなければ、日本はどこかの属国になる。徴兵制もやったら良い」と持論を展開。今の政治の現状を憂う石原知事の発言でしたが、反核団体などを始め、各方面から反発を呼びそうです。
てか、某M台氏という社会学者の発言だけど、「日本はリアルポリティクス上核保有は不可能だ」という発言がある。
IAEAを含む、国際的な核管理体制は、日本とドイツに核保有を認めさせないという目的がある。
つまり、日本とドイツは厳しい監視体制の下にある。
そのなかでドイツは、NATOおよびEUに参加している。
つまり、IAEAを中心とする核監視体制の中心的監視対象のなかに日本はいる。
このなかで、日本が核を保有するのは、至難のわざである。
核を保有しようものなら、まず石油を止められる。そしてアメリカから睨まれる。
アジア諸国から反発を招く。
その時、中国は東シナ海の天然ガスを絶対に譲らないだろう。
韓国も愛想を尽かす可能性大。
M台氏は「アメリカと一戦交える覚悟がなければ核保有は出来ない」と言っていた。
いやそれどころか、環太平洋諸国のすべての国を敵に回すだろう。
保守政治家は、日本は資源がない国ゆえ、加工貿易の重要性を説いてきた。
そしてアメリカへの従属と、低賃金を強いてきた。
そういったレジームも一気に崩壊するのだ。
石原氏の発言は、もう破れかぶれの、投げやりの美学以外の何物でもない。
かれは反戦平和、人権活動を「現実を分かっていない」など言い、中傷してきた。
しかし一番現実を分からず、単なる美学に突っ走っているのは石原氏であり、その支持者であろう。
PS
日本の技術開発、とくにロケット技術の推進と、原発の推進。これらは、日本の核保有の野望と結びついていたという研究、および報道がある。
日本の科学技術はイノセントではないのだなと、日々感じている。
日本科学技術大国神話に甘美に浸ることは、極めて罪深い。