スポーツライター・オオツカヒデキ@laugh&rough

オオツカヒデキは栃木SCを応援しています。
『VS.』寄稿。
『栃木SCマッチデイプログラム』担当。

『やってやる』@栃木SC通信

2007-05-31 09:57:46 | 栃木SC
やるべきことは明確だった。 「山下さんがポストプレイをすることは、はっきりしていたので走った」 4-5-1の1.5列目に配された佐野智洋は真骨頂である豊富な運動量を武器に奔走した。中盤に下がってはボールを引き出し、山下芳輝が担うはずのポストプレイをこなしもした。サイドで詰まった味方のフォローにも駆けつけた。「ホンダの守備は切り替えが速い」と相手の特徴を熟知していたことで、負けまいとスピード勝負 . . . 本文を読む

『聞こえてこない』@栃木SC通信

2007-05-30 23:52:09 | 栃木SC
白旗を揚げてしまったのだろうか。試合の感想、選手個々の評価、戦略、土壇場で追い付かれドローに終わったことによる謝罪の言葉は聞かれた。しかし、最後まで「優勝」という2文字は高橋監督の口から出てこなかった。「準加盟クラブ」「なにがなんでもJへ」保持している権利と昇格に対する意気込みは囲み取材の所々で口にしたが、最大の目標に関しては触れなかった。こちら側があえて突っ込まなかったということもあるのだろうが . . . 本文を読む

ちょっとした仕種をいとおしく思える

2007-05-30 00:00:36 | 脱力コラム
買った。聴いた。泣いた。 ユリウス・カエサルみたいですいません。 テレビで聴き、公式HPでも聴き、CDでも聴いたけど瞳が潤む。 サビの部分は。 悲しい歌を明るく歌う。 aikoの目指すところだが、心が痛い。 それにしても、観察力には驚かされる。 よく見てるなあ。 細かいところを。 相方のちょっとした仕種をいとおしいと思える。 なかなか難しいよ。 . . . 本文を読む

ゴラッソ@栃木SC通信

2007-05-29 23:37:58 | 栃木SC
大宮アルディージャ兼栃木SCの若林学がアウェーの対川崎フロンターレ戦で値千金の同点弾。右サイドからのクロスをニアサイドに飛び込み頭で合わせた。ゴラッソ。移籍後初ゴールは嬉しいJ1初ゴールでもあった。 「飛び級」で大宮に移ってからはサッカー選手として一回りも二回りも成長を遂げたが、FWとして期待されたゴールをリーグ戦で決めることはできなかった。天皇杯では2年連続して勝利に導くゴールを挙げたものの、 . . . 本文を読む

都田のおもひで①@栃木SC通信

2007-05-29 22:21:19 | 栃木SC
滅茶苦茶サービス精神旺盛なツバメでした。パッサーロ君という名前らしい。Honda FCスクールのちびっ子たちに負けない元気でやんちゃな可愛らしいキャラクター(参照:ホンダFC公式HP)。その通りでしたね。栃木SCにも近々、誕生するのか?マスコット。ゆるキャラにならないことを祈るばかり。子供の夢を壊すようで申し訳ないが、被り物の中の方お疲れ様でした。気温30℃もあったのに、動きは軽快だった。 . . . 本文を読む

戦評:対ホンダFC戦@栃木SC通信

2007-05-28 12:37:10 | 栃木SC
いよいよ、か。期待は大きく膨れ上がった。前期第6節終了時、栃木SCは単独首位に立った。といっても、たった6試合を消化したに過ぎないのだが。にもかかわらず、今年はホンダに、分が悪い都田で勝てるのではないか。我々メディアも、一部のサポーターもそんな思いを抱いたのではないだろうか。悲願であった都田での勝利をJFLの卒業証書にしてJ2へ。淡い夢を抱いていた頃が懐かしい。あれから月日は流れ、栃木SCの情勢は . . . 本文を読む

序章:『“勝ちパターン”でも勝ち切れない』 対ホンダFC戦@栃木SC通信

2007-05-28 01:32:21 | 栃木SC
ピッチに座り込んだ。両手で顔を覆いながら。ぴくりとも動かない。いや、動けなかったのだろう。俯いた表情からは悲壮感が漂っていた。目が腫れているようにも見えた。一旦、ロッカールームに引き上げ、再びクールダウンのためにピッチへと戻ってきても、高野修栄は同じ様に背中を丸め、胡座をかきながら数分前の出来事を思い起こしては後悔し、自責し、猛省していた。そこへチームメイトがひとり、またひとりと歩み寄る。高野を中 . . . 本文を読む