静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

長安@激混みで

2018年02月09日 07時18分09秒 | ラーメン(静岡市内)
長安@激混みで

 今週から忙しくなると恐れていましたが、まずは月曜日から始まった某大学での集中講義です。
毎年時期が変わるので、そのたびに頭を悩ませるのがお昼ご飯です。
今回も半分あきらめてはいましたが、やはり食堂の営業はなく、危惧していたランチ難民になってしまいました。



 それでも近くに「美濃屋」さんの支店があった時は良かったんですが、もうすでに閉店されてしまいました。
ともかく歩いて坂道を下り、お店のあるあたりまで来ました。
しかしこの界隈はまったく飲食店がなくて苦労しますね。
美濃屋さんのあったあたりを通り過ぎて、何とか「長安」さんまでやってきました。



 ここまで10分ほどかかっていますから、急がないと午後の時間にはみ出てしまいます。
そしてお店に入ると驚きの光景が展開されていました。
なんとお店の中は超満員です。
これは困ったことになりましたが、もうすでにどうしようもなくなっています。

 まずは一つだけ空いていたカウンター席に座って、あたりをうかがいます。
恐ろしいことにカウンター席にいる方4人ほどにはまだ何も出ていません。
つまり私の番は少なくともそのあとにはなってしまうということです。

 入口すぐにあるテーブル席には学生さんらしい5人組が注文をされています。
「野菜ラーメン」に「味噌ラーメン」餃子などあれこれと目いっぱい注文していました。
これはとんでもないことになってきましたが、もう引き返すわけにはいきません。
お店は年配のご主人と娘さんらしい女性のお二人だけでした、そのご主人は八面六臂の大奮闘中です。

 お客さんの一人がお会計をされてそれが済んだあたりで娘さんが厨房に来ました。
それをとらえて何とか注文をすることができました。
来るときにはお店の名物でもある美味しい「うま煮ラーメン」を食べようと意気込んでいましたが、急きょ普通のラーメンに変更します。
もしも「うま煮ラーメン」を注文したら、間違いなく学生集団の後ですから、遅刻が確定してしまいます。



 頼みの綱は私がカウンター席だということです。
ここなら何かのついでに番が回ってこないとも限りません。
まずは5分ほど経過して、カウンター席お隣の二人に「天津メン」が出てきました。
これも美味しそうですが、なかなか食べる機会がありません。

 ご主人は手際よく調理を続けていきますが、それでも1品には5分ほどかかっています。
まだお隣の方にも料理が出ていませんから気がもめますが、相変わらずお客さんはどんどんと入ってきて、常に満席の状態です。
しかし待つこと15分、ついに奇跡が起こりました。



 お隣の男性にセット物の料理が出た後で、娘さんがそっとラーメンを出してくださいました。
これは作戦が功を制したというべきでしょうか。
タネものですとご主人でなくては出来ませんが、単品のラーメンなら娘さんでも大丈夫だということです。
混みあっているのでその合間にしっかり作ってくれたということですね。



 これならなんとか時間に間に合いますから、ほっと一息つきました。
あっさり系のシンプルなラーメンです。
具にはチャーシューが一枚にメンマとノリ、そしてナルトです。
スープはあっさり系の醤油味で、麺は細麺の縮れ麺です。



 コショーを掛けていただきますが、気をもんだせいか予想以上に美味しかったです。
これは毎日食べても飽きないタイプですね。
とはいえこの混雑で待つのは憚られますから、ランチタイムの長安さんはもうあきらめざるを得ないことになります。
残念ですがこれも仕方がないでしょうか。

 すぐに食べ終えてお会計をします。
ラーメン1杯450円はさすがにサービス価格です。
ていねいにお礼を言ってお店を後にしました。



 ごちそうさまでした。



 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする