居心地

相棒のワンコとの暮らしの風景
他愛ない日常のあれやこれ

重力ピエロ

2009年08月11日 | 
著者 伊坂幸太郎


泉水と春とは2歳違いの兄弟

半分しか血は繋がっていないが最強の兄弟。

兄の泉水は遺伝子を扱う会社の社員、

弟の春は絵の才能を持ちガンジーをこよなく尊敬し

建物に書かれた落書き消しを生業としている。

この兄弟の近辺で連続放火事件が起こる。

しかも春はそこに落書きとの因果関係を見つけたと...


出生の秘密とDNA

連続放火とグラフィックアート

末期癌と戦う父も推理小説好きの知識を持ってにわかに張り切る。

見舞いに顔を出す兄弟に「二人で遊んできたのか?」

と決まり文句を投げる父が良い。


「アヒルと鴨のコインロッカー」以来の伊坂作品。

映画を観た友達から「絶対に見て!」と配役を刷り込まれた。

お陰で、登場人物の顔を浮かべながら読む事ができた。


この世にあり誰にも降りかかっている重力。

タイトルの意味を知ったとき

一瞬重力から解き放たれた感を得た。

映像でも観てみなくては!


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コメント (8)
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