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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

イサキ定量、アジも快調、保田沖のリレー釣り

2021-06-18 11:58:09 | 釣りレポ 2021

漫画タイガーマスクでは、虎の穴からの刺客でミラクルスリーというレスラーが登場します。プロレスの三要素「力」、「技」、「反則」のどれもがトップレベルという、相反する力をすべて身につけた強敵にタイガーマスクは苦戦するという話です。

イサキ釣りの三要素といえば、「数」、「型」、「脂」でしょうか。これらは相反するというわけではないのですが、3つ全部が揃った釣りをするのは意外に難しいものです。
これら3つが高いレベルで期待できる釣り場の一つが、富浦近辺のイサキです。

そんなわけで、今回は孫ちゃんに美味しいイサキをたらふく食べさせてあげようの目論見で南房へGo!

どうせならお初の船宿に乗ってみますか、と、以前から気になっていた保田の村井丸へ。
国道沿いに店(釣具屋併営)があり、そこで席札を取って受付し、港の駐車場に移動するというシステム。釣具屋併営なので、仕掛けや釣り餌などは事前に購入できます。

いまはLTイサキ五目、LTアジ五目で出船していますが、季節によってはイシダイ、クロダイなどマニアックなターゲットを狙うという船です。

船付場はマリーナ内。マリーナ入口に車を停めて、船の前の軽トラから自分でクラッシュ氷をクーラーに入れて乗船します。
釣座ごとにアミコマセが用意されてて、タオルも置いてありますよ。

ビシは40号。押し入れの奥からサニーちびライトを引っ張り出しました。
35号だったので、5号のナツメ錘を仕込んで40号スペックに。
イサキは1.5号ハリス3mの餌仕様で、勝浦釣丸の船宿仕掛けが残ってたので^^;
アジは東京湾ビシアジで使うオーソドックスな2mくらいのムツ10号3本針。

竿リールはLTアジの道具がそのまま流用できます。写真はLTマダイ用の舷天LTマダイ、リールはカルカッタ400F。PEは2号です。

最初はアジから開始。保田沖、港から10分くらいかな、棚は上から45m前後。
アジの釣り方はみなさんいろいろで、ウィリー仕掛けやカラー針、オキアミ餌のひともいます。
私は持参のイカタン(白)をビシアジ仕掛けにつけました。赤タンの人は見えなかったかな。

アミコマセなので、普段やってるイワシミンチのアジ釣りとは違い、パラッとコマセを出してその中を付け餌を誘い上げては止め、という感じで釣ります。モタレに対してカウンターあてるのはイワシミンチの釣りと同様。

反応はずっと出てて、一投めからアジが食ってきます。サイズは25cmの中羽で、一番美味しいサイズですよ。アタリはポツポツと続くのですが、水深が普段やってるLTアジよりも深いので、手返し感が悪く感じます。

アジの部は2時間くらいだったかな...15尾で終了。

保田沖から富浦沖へ場所を移動し、イサキ狙いです。

すでにポイントにはイサキ船が集結。
棚は海面から30-25m、のち25-20m。



日が高くなってるし、朝からイサキがコマセで腹一杯になっているんじゃないか、という心配は御無用。イサキはゴキゲンに食ってきます。

そしてこの釣りが実に面白い。これまでLTイサキは何度もやってますが、ウリンボ級が多くて、それはそれでライトタックルで釣るから楽しいのだけど、ここの釣り場は平均サイズが23cmくらいの型揃い、これに30cm級が混じってきます。

このイサキをLTタックル、それも胴がやっこくて弱い竿で釣ると、引きが楽しい楽しい。3点掛けなんかしたら、仕掛けが切れるんじゃないかと心配なくらい重いし、引っ張ってきますよ。

この日はイサキ五目は2隻出し。僚船も近くで釣っています。

この日の村井丸は、最初は根の上に停めてました。糸がちょっと流れるけど、イサキは入れ食い。最後の方は食いが落ちてきたので流して攻めました。流し方はアナウンスしてくれるので、それに応じてコマセワークや誘い方を変えてやります。

なお、仕掛けですが、空針にオキアミがよいとは船長の話でした。イカタンにも食うけど、総じてオキアミが一番食うとのこと。ウィリー、カラー針でも良いですが、このポイントは餌取りがいないのでメリットは半減します。私も先針はオキアミ、2本めはオキアミかイカタン、3本め(元針)はイカタン、のパターンでした。

千葉県はイサキのバッグリミットが50尾となっています。
納竿30分前(11:30)にキープ50尾(他ウリンボ3尾はリリース)に達したのでちょっと早めに片付けます。ああ、面白かった(^^)

この日はイサキ定量が8人も出る好調な日でしたよ。

ばんやの港へと帰港。

村井丸は初めて乗せてもらったのだけど、釣り座まわりとか船長さん中乗りさんの面倒見とか、アナウンスの丁寧さとか、神奈川のサーヴィス先端宿に負けず劣らずのホスピタリティで、船も大きいし、ビギナーでも楽しめる船宿だと思いました。冬になったらイシダイ釣りに来よう。

家に戻って、スーパー壺抜きくんになってせっせと50尾の下ごしらえ。
鱗をとって、口から割り箸指し込んで、ぐりぐりしてエラと内臓を抜いて、潮氷で洗えば下処理完了!
壺抜き処理の良い所は、腹の中に真子と白子は残るところです。このまま塩焼きや煮魚にすれば、お腹の中から真子白子がこんにちは、となって、適切な量の真子白子をいただけます。これでファブリックを飲まなくても尿酸値が安心よ♪

一部のイサキは刺身にして、孫ちゃんとこに持ってってあげました、まるでウーバーイーツだね(^^)
さて、キニナル脂の乗りですが、身を引くと包丁には脂がまとわりつくほど上々。塩焼きも身がほんのり甘く、旬のイサキの美味が堪能できました。

アジは刺身にしたいところだったけど、イサキを50尾捌いて精魂尽きたので、すべて開いて干物にしました。キラキラで身も白く、美味しそうなアジですよ。

初めての船宿にいったので、リストを更新しました。

[保田港 村井丸]
http://www.muraimaru.co.jp/

↓村井釣具店で受付後、港に移動。駐車場はマリーナ入口前、乗船場はマリーナ内。

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p.s. 塩分とりすぎ。


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