
いつも仙台でお世話になっている、仙台アングラーズがこちらに遊びに来るという。
関東のひとつテンヤをやりたいとのこと。
ひとつテンヤは今、宮城でも徐々に広まりつつありますが、まだ遊漁船メニューとしては一般的でないのが現状。本場のひとつテンヤをやってみたい、というのが彼らの希望。
しかし、いまはひとつテンヤは厳しい時期です。水温も低く魚の活性がいまいち。
イワシの群れに付いてるマダイにうまく当たればいいのだけど、博打要素がかなり高い釣りです。
彼らはそれでも良いって言います、まあ釣り経験は豊富なみなさん、釣果だけにはこだわりません。
てなわけで、船宿は針生さんのご希望で、興津の庄之助丸へ。
わたしも月曜火曜とお暇をいただき^^;、お付き合いしますよ。
当初の予定は月曜の午後ひとつテンヤ、お泊りして、火曜の午前ヒラメです。
ところが、月曜の午後が南西強風予報、船長からは「無理そうですね...」の電話。
でもすでに仙台アングラーズはスタンバイ状態、やる気満々^^;
予報は予報だから、というのでとりあえず月曜昼に興津に集合!
普段は当たらない風予報ですが、こういうときに限って当たりますね、、、月曜午後ひとつテンヤはあえなく出船中止。
それではと勝浦観光(?)をして、お泊りして翌日再出船(観光の様子は後日)。
他にお客さんがいなかったので、午前ヒラメをひとつテンヤに変更してもらいました。
と、前置きが長くなったのですが、満を持しての出船です。
天気はいいけど、北北西の風が9-10m吹いてて、海はちょっとパタパタしてます。
後姿は、亘理港拓洋丸の箕笹船長ですよ。
拓洋丸も仙台湾ひとつテンヤを試験的に出船中、昨年11月には船長自ら3.56kgを上げています。
他のメンバは、つり丸の「東北釣り天国」連載でお馴染み針生さん。
全国各地で様々なジャンルの釣りをしている戸島さん。
それにわたしで、トータル4名。
船宿餌は磯釣りの友、もちろん花エビも持参。
仙台アングラーズも花エビ持参です。
今日はカブラでいってみましょう。
頭縛りは封印して、オーソドックスな尻尾刺しで。
さて、朝のうちはイワシの反応もちょこっと見えてたんですが、マダイのアタリはなかなか来ないです。
潮は澄んであまり流れない、マダイ釣りにはシビアなコンディション。
それでも大鯛は必ずどこかにいます。ただし、いても口使うとは限らないのがマダイ釣りの難しいところ。
船長は浅場、深場と探りますが、小型マダイ、マハタ、ウマヅラが顔を出したのみ。
イワシの反応も消えて、船長のとったのはハードな根っこを果敢に攻める作戦。
8mくらいの高根にぶつけます。
根ぶちは最大のチャンス、船長の水深アナウンスは32m,28m,22mとどんどん浅くなってきます。
この根を交わすため、竿先に細心の注意を払って、オモリが底に当たらないよう気をつけないといけません。
一度めはうまく交わせたけど、二度目に捕まってしまいました、、、根ガカリ^^;
一番やっちゃいけないことです。根を越えたところがチャンスなのに。
先糸ごと切れてしまい、先糸を結んでいるところに、船長の声、「それマダイですよ!」
針生さんにキターーーッッッ!!!
なかなか上がってきません、ときおり竿がゴンッ!ゴンッと叩かれる。
マダイなら5kgじゃ利かないでしょう。
なかなか弱らないし、浮いてこないので、シャーク疑惑もおきましたが、、、^^;
大鯛ドーン!!!
いやぁ、こりゃ見事なてえですよ。
港に戻って検量したら、血抜き後6.9kgのビッグワン。
いやぁ~、お見事。
冬場低活性のマダイは、エビ餌ではD難度。
少ないアタリにもめげずに集中した結果でしょう。
で、タモ入れの後にテンヤがポロッ外れたので、あれっ?と思ってみてみると、、、
孫針伸ばされてる、危ね~~~~!^^;;;;
いやぁ~、こりゃいつ外れてもおかしくない状態ですよ。
あと一回でもマダイが首振っていたらどうなっていたことか?ツキも味方してくれました。
ちょっと補足しとくと、テンヤにスナップを使うのはデンジャラスです。
活性の高いマダイは、テンヤごと飲み込んで、チモトのスナップを一発で噛み潰します。
テンヤは直結びが基本で、選りをキャンセルしたいときはテンヤの上に小型サルカンかませばいいです。
ビシマ釣りの時代から、テンヤ、カブラは直結びです。
(マダイの歯は砕く歯型で、噛み切る歯型ではないので糸を噛ませる分には問題ナッシング)
まあしかし、ホントにドラマチックな一枚でした。
おめでとうございます(^^)
船長ブログも見てね。
大鯛ヒットが10:20頃。
まだ時間はあったので、船長は同じ筋を流してくれましたが、その後はウマヅラのみでタイムアップ。
船長を入れて記念撮影。
おつかれさまでした。
釣りもの変更など、いろいろ我がままを聞いていただいた船長にも感謝です。
これで終わりではありません^^;
仙台からはるばるやってきたからには、とことん釣りして帰りたいと、午後にも出船ですよ^^;
わたしは、、、すみません、寒いなか午前午後通しで釣りする体力ないのでお先に失礼させていただきます。
しかし、日曜夜に仙台出発、月曜昼に勝浦着~観光、火曜は4時起で午前船&午後船、それから仙台戻っておそらく付くのは夜半過ぎ、翌日は仕事というから恐れ入りますよ。
わたしも釣り体力はそれなりにあるとは思うんだけど、仙台に行ったときに彼らとつきあうとそのパワーについてくのが大変です。
さて、午後船の結果ですが、さっき電話したところ、マダイは小型一枚に終わったそうで、ウマヅラ軍団に悩まされたようです^^;
みなさん、おつかれさまでした。
また関東に遊びにきてください、どこでもご案内しますから。
[興津港 庄之助丸]
http://ameblo.jp/syounmsukemaru/
http://www12.ocn.ne.jp/~akiba/
↓船着場に集合、受付
あのマゴ刺しは鈎先向きが反対じゃないでしょうか?
最近はそうなんですか??
孫の針先はオモリ側を向いているのですが....
甲側ではなく、腹側から針を刺してる、というのであれば、それはわざとそうしてます。
花エビの場合は腹側から刺すのがオススメ。
http://blog.goo.ne.jp/deep-runner/e/34e424017327b241f27e2e164d02ca43