ブログにも幾度も忙しいと書いてると、色んな方面の方から心配(や誘惑)の声がかかるのですが、いや、ホンとに忙しいんですよ、仕事。でも、釣りにいくのと飲みにいくのはどんなに仕事が忙しくても休みません。困るのは、釣果情報の収集不足で、どこで何が釣れているのかがわからないこと。
昨日の金曜日も釣果に関しては浦島状態。マルイカが釣れてるようだなとか、渡りヒラメの良型が出始めたとか、大雑把な情報しかありません。
家に帰ってWeb情報と睨めっこ。あまり忙しい釣りはしたくないし、寝不足なんで遠くにいくのもだるいし、と悩んでいるところに見つけたのが、ツイッターのタイムラインにある、いわき丸アコウの情報。
あぁ、深場釣りやりたいなー、凪の海でのんびりアコウ釣りなんていいなぁ、、、
しかし、そのとき時刻は22時過ぎ。予約の電話入れられる時間じゃないので、とりあえず用意して出発して、途中で電話入れよう。
翌朝、6時に電話入れると、「大丈夫ですよー、乗れますよー」との返事。「したら船に行きますね」と電話を切って船に向かいました。
いわき丸に乗合でお邪魔するのはこのときのアカムツ釣り以来ですよ、8年ぶり。
あ、このときの親子deエンジョイフィッシングでもお世話になってた、5年ぶりか。
で、電話してから40分ほどで船付場に行くと、、、あるはずの船が無い^^;
再度、船宿に電話すると、、出ない^^;
広い港ではないので、車でぐるりと探してみると、300mほど離れた場所にいわき丸発見!
聞くと、3,4年ほど前に乗船場所を移動したとのことでした。
直前の電話に出なかったのは、おばあちゃんも女将さんも総出で出船準備をしていたせいでしょう。
そんなわけで、いつになく前置きが長かったですが、乗船。
左のミヨシに入れてもらいました。
餌は塩サバを用意してくれます、大きさ、カットともに申し分のないしっかりした餌ですよ。
7:30に出航、良い天気になりそうです。
ポイントは城ヶ島沖。深さは400-500m。凪の海をすいすい走って到着。
この日の投入は、前から順番でした。
ミヨシから船長の合図で仕掛けを入れていきます。
一投めからココンと小さなアタリ。
久しぶりのアコウ釣りだったので、アコウのアタリか外道(トウジンやオキギス)のアタリか正直判断付かなかったのですが、とりあえずオモリ付けてちょこっとだけ糸送り。
上げての合図は、右舷から。
右舷だけ一斉に巻き始め、ある程度巻き上げたところで、左舷も一斉に巻き上げる方式。
これだとオマツリがほとんどありません。たまにあっても、針が道糸ひっかけるくらいで、仕掛けは一組で一日使いまわせました。
顔見るまで本命かどうか自信なかったんだけど、仕掛けを手にするとオレンジの影が浮いてきましたよ。
船中1号(^^) ※撮影:せんちょ
キロオーバーのアコウです。これでひと安心、とりあえず顔みればOKの釣りですから。
さて、2投めもアタリ。今度は明確に竿先が揺さぶられます。
こりゃでかいアコウだろう、とわくわくしたんだけど、途中で重さが消えてハリスが2本切られてました。おそらくスミヤキ。
投入のたびに、なにかしらアタリがあります。
しかし、次の流しもスミヤキでハリス切れ、その次の流しはカラスザメ。
船長から、水中ランプ外した方がいいんじゃない?と言われ、確かに外道ばかり食ってくるんで、ここは速攻でライト外し。
他にもアクセサリが派手な仕掛けは外道が多い印象なので、とにかく仕掛けはシンプルにしてタコベイトも夜光玉もつけずに、針だけ。
これが嫌われ者のカラスザメ。
自分の体と同じくらいのサバ短に食ってくるは、自分の口よりも大きい針を飲み込むはと、貪欲なやつです。鰭に毒があるのも性質が悪い。
さて、まわりでは、一人また一人とアコウの型をみていますが、わたしは朝一の1尾から沈黙。
そして、昼近くになって、アコウらしい、くんくんした上品なアタリがきましたよ。
糸を伸ばしているところ。
アタリがあったらオモリを底につけてテンションを軽くかけつつ糸を伸ばします。
むやみやたらに伸ばすのはダメで、かえって追い食いしにくくなります。
こういうときは巻き上げの合図が待ち遠しいですね。
さて、浮いてきたのは2つのシルエット。
ドヤ顔してるけど、しっかり目が道糸で隠れています^^;
これで3尾。
十分な釣果です。
このときに仕掛けが撚れてしまったので、次の回は2本針仕掛け^^;に組みなおして投入。
これにもアタリがあって、アコウとオキギスの一荷。
次の投入は3本針で。これまたアタリがきて、アコウ1尾。なんと3投連続アコウゲット。
そして沖上がりのドヤ顔(^^)
いやぁ、やっぱり深場釣りは楽しいですね。
竿をかっぽっといて、のんびり座って、波の上下で揺れる竿先を見つめてると、時間を忘れてしまいますよ。
特に最近は平日にせわしない時間を過ごしているので、休みはのんびりとした釣りがいいな。
この日は乗船者7名でボーズなし、全員がアコウの顔を見られましたよ。
遊覧船とすれ違いながら帰港です。
お世話になったのは、三崎港いわき丸。
さて、タイトルに「手軽」と書いたのは、フルレンタルができるからです。
深場の道具はイニシャルコストがけっこう掛かります。そうしょっちゅう行く人でなければ、レンタルで楽しむのがオススメ。
気になるレンタル料金ですが、ななな、なんと、無料です(こちらを参照)。
深場貸道具無料ってのは私はここしか知りません(仕掛けは実費6本針800円)。
この日もオールレンタルの人がいましたが、船長にコーチングを受けながら、しっかりアコウを釣り上げていました。棚取りさえ覚えてしまえば、アコウはそれほど難しい釣りではありません。
乗船料も10000円(餌氷付、駐車料金ナッシング)と、これまた深場釣りでは最安料金といっても良いと思います。
等々、あまり宣伝するつもりではないんですが、、、^^;
最近なんでもかんでもライトライトで、耳にライトなタコができそうな時代ではありますが、こういう昔ながらの深場釣り、もっと見直されてもいいと思います。
昔の釣りと比べて今の釣りって多様性がどんどん無くなっている気がするので、マイナーになりつつあるとはいえ、昔ながらのこういった深場釣りを続けている船宿さんは応援したくなるのが正直なところです。
歳くっても楽しもうと思っている釣り(たとえばビシマ釣りとか)が途絶えるのは寂しいし、深場釣りがライトタックル化して制約だらけになるのもつまらない。
そんな色々なことを考えた日でした、そんだけのんびりした釣りなんですね(^^)
オマケ1:悠々と舳先に居座るカモメ。
オマケ2:リョービAD電動100ハイパワーEX
背向かいの人が使っていて、懐かしいので写真とらせてもらいました。
これは名機ですよね。昔はこういうリールが欲しくても買えなかった時代があったなぁ。
オマケ3:席札があったのですね、港に戻ってから気づいた^^;
[三崎港 いわき丸]
http://iwakimaru.web.fc2.com/frame.html
この日の船長ブログ http://iwakimaru.exblog.jp/21359062/
船付場(集合場所)はこちら↓
こちら、足元釣りですからスケールを何分の一かに縮小しなければなりません。
餌の大きさも違いますが、塩サバを使われるのに引き寄せられました。
良い情報をありがとうございます。
しかし昔の釣りにはもっと多様性があったのですか…。私は現代の釣りでさえもあまりの多様性に絶望感を抱くことしばしばなので、ますます精進していこうと思います。
煮付けは美味しいですよ、あと鍋にしても良い出汁がでます(^^)
そういえば、関西では、アコウといえばキジハタを指しますね。
外海なんかだと潮がかっとんでたりで、また別の課題があるのだけど、相模湾は潮が比較的緩いし。
老後の楽しみにぜひどうぞ(^^)
昔の釣り方の種類 - 現在の釣り方の種類、を考えてみると、プラスの値になると思います。
なぜか、わたしが好きな釣りって廃れることが多いんですよね^^;
歳を重ねるとともに青魚よりも、アコウなどのメバル系の赤魚のほうが好物になりました。アコウは脂の浮き方が上品なんですよね。
若い頃、「アコウは眼が飛び出してないほうがウマイんだよ」と言ってたベテランさんが居ましたが、本当ですかねえ。calmさんいかがですか。
そんなお話しながら、今月も軽く飲りましょう。
目が飛び出てない方が綺麗なのでおいしそうに見える、というのはあると思いますが。
また飲みに行きましょう、昨日は本厚木で飲んでて終電乗り越しでした^^;;
一緒に行きたい仲間が居ても、道具でためらうような事もナッシングですね。
私の所有タックルでも、なんとかできそうですし、憧れのアコウにチャレンジしてみたいです(^^)v
ぜひチャレンジしてみてください、アコウ美味しいですよ(^^)
http://iwakimaru.exblog.jp/21923661/
いつの頃からか、いーさんのブログは毎日拝見させてもらってて、車橋や関内もつ肉店、NIKE、釣りの帰りのラーメン屋、船宿いろいろ、その他もろもろ、いーさんのお陰で釣りや飲みの世界が広がってます。
船とか飲み屋とかで偶然会えないかなぁ、なんて思いながら、いつかお会い出来る日を楽しみにしてます、あ、別にホモじゃないので心配無用です。
このブログがアコウのきっかけですか、それは嬉しい(^^)
100%趣味で書いているブログですが、読んでくれる人がここからなんらかの情報を得て、活用してもらえれば、書いた甲斐があるというものです。
船上や飲み屋で、「ブログ書いてる人ですか?」と声かけられることはちょくちょくあるので、そのうちバッタリ会えると思います^^;
今後ともよろしくお願いいたします。