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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

祝新船!拓洋丸、仙台湾はナメタ天国

2017-12-18 13:53:35 | 釣りレポ 2017

荒浜港の拓洋丸が新船出航です。
新造船ではないですが、エンジン換えて塗装しなおしてのリノベーション。
12月上旬の予定でしたが、予定より時間が掛かり、先週の土曜日に初出航。
船長にお祝いの言葉をかけたくて、さっそく行ってきました。

5時集合、さすがに宮城が寒い。船は凍り付いていますよ^^;
この船、釣りに詳しい人には、あ、あそこの船だ、とわかると思います。
あえて前船宿の名前は出さないですが、19t近い遊漁船最大級の船体ですよ。

ビューティフル日の出。
朝は凍えるほど寒かったですが、陽があたり始めると暖かで関東と変わりませんでした。

今回は根まわり五目ということで、ロッドはFリチャーズのパワーロッド。
3.5:6.5とやや胴に掛かる調子ながら、手感度と操作性は抜群なのでカレイの小突き釣りにも使えます。
良型カレイを掛けたときは胴から曲がりこんで楽しい竿です。
リールはカルカッタ300F。根ガカリもある釣りなので道糸は太め、2号を巻いてあります。

小型テンビンの2本針。ナメタ、アイナメ狙いで餌は目立つように大きめにつけます。
錘は神奈川の誇る小田原型^^;の40号。カラーは鉛色。
水深40mのやや深場からスタートです。

トントンと小突いている最中にココッと餌を飲み込むアタリ、すかさずバシコン合わせで竿が大きく曲がります。
最初の一枚はマガレイ35cmでした。根まわりのマガレイはでかいです。

続いてのアタリはゴゴッと踏ん張る引き。
こりゃ本命かなー?
根まわり五目なので、本命は五目なんですが、この時期はなんといってもこの魚が釣りたい。

ナメタガレイ、ゲット!(^^)
仙台では大晦日に「年取り」といってご馳走を食べる観衆があるのですが、その主役はこのナメタガレイの煮付け。
お正月の縁起の魚で、年末になると価格も上昇しますよ。
しっとりとした身は煮付けると最高のテクスチャ、見てくれは悪くてぬめぬめしてるけど食味は抜群です。

ナメタガレイB面。
30cmちょいの小型ですが、ナメタが釣れると横浜市民でも嬉しい(^^)

船長は小刻みにポイントを移動します。
餌取りも多いですね。これはコモンフグ。
宮城でも北の方(雄勝湾等)のコモンフグは厚労省が食うなといってるので注意が必要。

こちらは東京湾でもおなじみのショウサイフグ。
けっこう良型が釣れるのですが、宮城では狙う釣り船はありません。

大型漁礁のマガレイとは違い、アタリはしょっちゅうあるわけではないです。
関東の釣り師にとっては、ちょうど良いくらいのアタリインターバル。
いろいろな魚が釣れて楽しい(^^)

そんな中でひときわ強い、ガッガッと首を振りながら竿をのす引きは、、、

アイナメ!(撮影:拓洋丸)

48cmのナイスサイズです。
サッポロラガー大瓶サイズと呼ばれるやつですね。

遠くには雪化粧の蔵王連峰が見えます。
天気も良いし、凪もいいし、魚も釣れるし、最高~。

大型船なので楽々。これで釣り客16人までなので釣り座間隔も広々ですよ。

船の幅も相当に広いです。宮城ではこのサイズはあまり無いかも。

マガレイ、アイナメに混じってナメタも順調に釣れ上がります。
こちらは本日最大、45cm。

文句あっか!?と首をもたげるナメタさん。
ナメタは脊椎数が他のカレイに比べて特に多く、アクロバティックな体位、もとい、体勢が可能です。
根の上で、コブラのように首をもたげて餌を待っている、とは針生さんに聞いた話ですが、このポーズがまさにコブラですね。

ナメタ専用バケツ。
体が柔らかいので狭くても文句いいません。

パワフルな引きであがってくるのはイシガレイ。
これは50cmオーバーで、下手なヒラメよりも強烈に引っぱります。

最近仙台湾でも多く混じるようになったらしいムシガレイ。
宮城ではヒガレイ、ミズクサガレイと呼ばれてます。

これでマコガレイが混じれば、カレイだけで五目達成という日でしたが、この日はなぜか私にはマコガレイが来ませんでした。船では数枚あがってましたが。

そして沖上がりの合図の瞬間、もたっとした感触。合わせると重い、しかし引かない。
こりゃタコじゃないか?これでタコのお土産がつくとは嬉しいな、と巻き上げると水中に見えたのはやはりタコっぽい。
タモを手にしようとすると、、あれ、なんか違う。

巨大ヒトデでした^^; こりゃだまされた。
去年はこのパターンで本当にマダコだったんですけどね^^;

そんなこんなで、楽しい釣りを終えて釣果はナメタ5枚、マガレイ10枚、アイナメ1尾、イシガレイ1枚、他ショウサイフグ、コモンフグとクーラーは半分ほど埋まりました。
さらに箕笹船長が釣ったマコガレイやマガレイ、アイナメをもらった(^^)のでクーラーは一杯。
船でナメタは1-8枚、トータル40~50枚くらい上がったと思います。ナメタを釣るなら今ですよ。

キャビンも広く、暖房も効いているので釣り場への行き帰りは爆睡できました。

いつも楽しい釣りをさせてくれる拓洋丸です。
年が明けたら、メバルとカレイを釣りにまた来ます。

船名の下には小さなマークが。

原子力エンジンを積んでいます。
というのはウソで、スラスターの位置マークでしょうね、たぶん。

さて、いつもなら宮城に来たときには連荘して帰るのですが、この日だけでクーラー満杯。
たまには日帰りしましょっか^^;
新船にも乗れたし、魚もたくさん釣れたし、2017年宮城釣行の良い締めとなりました。

[荒浜港 拓洋丸]
http://takuyoumaru.com/

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2 コメント

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はじめまして (てつ)
2017-12-19 15:18:43
初めてコメントしますが、いつも拝見させていただいております。
その船もしかして、那珂湊の北〇丸ですか?
もしそうだとしたら、大船長大丈夫なのかな?
体壊されたと聞いていましたので。。

正月明けに、乙浜にイサキ五目行ってきます。外道でシマアジ釣れないかな~と妄想膨らんでます。(笑

次のブログ楽しみに待っています。
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てつさんゑ (calm)
2017-12-19 15:45:38
はじめまして。
そうです。ただ、譲渡の理由や船長の健康状態については私はわからないです、、、かつてはスルメイカやオキメバルで乗せてもらった船なのですが、、、

南房はこれから寒イサキとヤリイカのシーズンですね。
今年は黒潮の関係かシマアジ多そうなので、いい初釣りになるといいですね(^^)
返信する

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