日本維新の会の橋下共同代表は27日、東京都内の日本外国特派員協会での記者会見で、いわゆる従軍慰安婦問題に関する自らの発言が招いた混乱の責任に関して、参院選で敗北する結果につながれば代表を辞任する可能性を示唆した。
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橋下氏は約30分間の冒頭発言で、在日米軍に風俗業の活用を提案したことに関し、「米軍、米国民を侮辱することにつながる不適切な表現だった」と発言を撤回、陳謝した。慰安婦問題では、発言の意図が「誤報」されたとして、自らの考えを改めて説明した。
その後、各国の特派員などとの質疑応答が約2時間続いた。橋下氏は「慰安婦を利用した日本は悪かった」としつつ、「世界各国も、どのように(戦場で)女性を利用していたのか検証が必要だ。日本を非難するだけで終わってはならない」と訴えた。発言の責任を問われると「国民がノーと言えば参院選で敗北する。代表でいられるかどうかの議論が生じる」と述べ、参院選で維新の会が議席を伸ばせなければ、共同代表を退くこともあり得るとの考えを示唆した。
(2013年5月27日22時41分
読売新聞)
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