日本のボクシングが新時代を迎えている。
テレビ局の華といえるゴールデンタイム(19時~22時)には世界戦だけでなく、有望選手のノンタイトル戦が進出。
観戦チケットの売れ行きも好調だ。
新団体への加盟で今後好カードの増加が期待されるうえ、KO決着の世界戦も目立ち、人気上昇をリングの充実が支えている。
先月16日、東京都文京区の後楽園ホールで“異例”の興行が行われた。
ノンタイトル戦にもかかわらず、ゴールデンタイムで生中継。
フジテレビ系列では実に21年ぶりだ。
若手のホープ、井上尚弥(大橋)のデビュー3戦目と、ロンドン五輪男子ミドル級金メダリストの村田諒太(三迫)のプロテストの2本立て。
平日にもかかわらず、1850人の満員札止めとなった観客席からは両者の強打が当たるたびに歓声が起こった。
フジテレビの熊谷太助プロデューサーは「日の丸を背負い、敵地に乗り込んででも世界をとりにいくという気概のあるボクサーを捜していた」と2人の“起用”理由を説明。
今後、両選手の世界戦までの道のりを追っていく方針という。
一時は総合格闘技やKー1などに押され気味だったボクシングだが、今月6日に行われた世界ボクシング協会(WBA)スーパーフェザー級王者の内山高志(ワタナベ)の防衛戦では関東地区で平均9・3%の視聴率を記録(ビデオリサーチ調べ)。
過去7戦の世界戦では最も高い。
人気上昇を受け、大みそかに各局で行われる複数の世界戦の放送も風物詩となりつつある。
関連ニュース
・「小橋引退、150発超!魂のチョップありがとう」:イザ!
・「大山、強気パットで好位置 女子ゴルフ」:イザ!
・「有村、片平とも33位 モービル・ベイ・クラシック 米女子ゴルフ」:イザ!
・dvd売上ランキング