「【ヤン・ヨンヒの一人映画祭】人間の乾き感じるロシアサスペンス」:イザ!

2013-01-04 13:23:15 | 日記

□映画「背信」
2012年「かぞくのくに」は2月のベルリン映画祭でのワールドプレミアを皮切りに15カ国の映画祭を駆け巡った。
最も長く滞在したのがバルト三国の一つであるエストニア。
首都のタリンはフィンランド湾を隔ててヘルシンキと向かいあっていて高速船に乗ると1時間半の距離。
他の北欧諸国に比べて物価も安いので観光客が多く、カフェやレストランも充実している。
旧ソ連から独立後のEU加盟を機に「バルトのシリコンバレー」となったタリン。
多くの市民が美しい英語を話すのに驚いたが、現地の人同士の会話はエストニア語である。
■タリン・ブラックナイト映画祭
今年16年目を迎えるタリン・ブラックナイト映画祭には「かぞくのくに」上映のほか、コンペの審査員として招待された。
夏は日が沈まない白夜(ホワイトナイト)で有名な北欧、その反対語としての“黒夜=ブラックナイト”が名称の由来。
映画祭が開催される11月のタリンは午後3時になると日が沈み真っ暗。
暖色系の優しい外灯が石畳の街並みを照らすと、暗闇の中に世界遺産に指定された旧市街がロマンチックなたたずまいを見せる。
映画祭会場となる2カ所のシネマコンプレックス、中世ヨーロッパ風のクラシックな建物のミニシアター、公園内の近代美術館の映画館にはすべて徒歩でアクセス可能。
シネコンの名前が“ソラリス”だったり、バーの名前が“ストーカー”だったり、街のあちこちにタルコフスキー監督作品のタイトルがあふれている。


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