
今日は高校の友達と、学院のドイツ語教員Yちゃんの30歳の誕生会を兼ねて飲んだ。
高校の友達っていっても、みんな大学は一緒だから一人一人とはよく会ってる。
でもこうやって何人かで一緒に飲むのは1年ぶりくらいだった。
僕らは学院を去って久しいので、Yちゃんの最近の学院ネタにはいろいろ考えさせられた。
僕らがいた頃は学院出身のいわゆる純血教員がまだ多かったんだけど、最近は減ってきているらしい。
学院って結構特殊な学校で、その特殊さって何かなって考えると、それは半端じゃない寛容さだと思う。
で、普通の高校行ってた教員はその寛容さに絶対ついて来れないと思う。
世界史の某先生みたいに半泣きになるわけです。
日本史の某先生みたいに「学院は甘すぎる」なんて言っちゃうわけです。
で、そういう教員たちは何かと生徒を縛ろうとする。
たぶん「高校とはかくあるべき」ってのにちょっと囚われてるのかもしれない。
それでも学院に来てる教員は寛容な人ばっかりなんだけど、学院が年々学院っぽさを失っているっていう気配は気が気でない。
このままじゃ普通の私立高校に近づいちゃう気がする。
学院出身の学院教師って普通の高校に行ったら、全員名物教師になれると思う。
そんな教員に囲まれて3年間過ごした僕だから、純血が少なくなっているのはすごく悲しく感じる。
学院通ってて学院が嫌いな人って僕の周りにはいないから。
あんな楽しい高校生活送った結果、学院出身者はいたずらに「あの頃は良かった…」的なノスタルジーに浸ることが多い。
それはまあいいことではないかもしれないけれど、そんな学院を誇りに思う。
学院に比べたら大学がいかにつまらないかってことを僕らが言ってたら、Yちゃんはこんなことを言った。
コップに不味そうな水が入ってるとするだろ?今は全然飲みたくないだろうけど、トラック一周全速力でダッシュしてから、もう一回コップ見てみろ。水が美味そうに見えるから。それと一緒で、目の前のことに不満があったとしたらまずは自分が変わんないとダメなんだよ。
たまに先生っぽいことを言うYちゃんが、すごくかっこよく見える。
でもギャグの方は、例外はあれども割と滑っていた。
笑ったのは「15の夜」の替え歌。
<盗んだPCでログインする IDも解らぬまま>
いや、書くとほんとつまらなくなるな。
兎にも角にも、時代は変わったってことです。
でもあれだな。
僕らってYちゃんを含めて、まだ精神的には学院を卒業できてないのかも。
悪くはない。