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Mr.マトリョーシカの脱走

マトリョーシカ(Матрёшка)式世界からの大脱走。脱兎のごとく。

最後の早稲田祭

2008-11-06 02:04:55 | 大学生活
どうも。

早稲田祭お疲れ様でした。

4日は曇りだったとはいえ天候もまずまずでよかったね。




今年の僕はというと、既にサークルを引退していて。


しかも特に自分で何かやろうとも思わなかった。


だから早稲田祭の当事者ではなかった。


つまり、今年は初めて客として楽しんだ。




まあ楽しんだっていうのは言葉の綾。


正直、自分のかかわっていない早稲田祭は物足りなかった。



見てて毎年テンションの上がった本キャンの混雑も、今年は鬱陶しさしか感じなかった。




早稲田祭に参加してれば、他の団体へお互い頑張ろうなーっていう一種の連帯感が生まれて良い。


つまりキャンパスの有象無象に対して連帯感持ってる状態。


だから、みんな輝いて見える。




でも参加してない「まったり」の状態で行くと、そういう早稲田祭のテンションの高さに引く。


で、引いちゃってる自分にも引く。




僕はいつまで経ってもドキドキしてたいんだ。


やっぱり客だとドキドキしないなー。


いつも何かの当事者でいたい。


じゃないと腐る。思考力、本能や感性が。






1日目2日目両方行ったんだけど、メインは2日目のマス研のイベント。


本当にお疲れ。

OB席で見たみんなの活躍には感動したよ。

今年の講演会は面白かった。

めちゃめちゃ笑えた。

パンフの出来も読みやすくてよかった。ついでに抱き合わせのワセキチもかっこよかった。




でも自分たちが中心になってやった去年の講演会の方が出来がいい、と思っちゃうのは子がかわいい親の気持ちと同じ。


それは許してくれ。



なんたって俺は去年の講演会に並々ならぬ思い入れを抱いているわけで。


当時は朝から晩まで講演会のこと考えていて。


自分を含めたみんなの頑張りや苦労を知っているわけで。


前日俺は気が高ぶってほとんど寝れなかったわけで。


本番はステージ上でエクスタシー感じてたから、客観的に様子を見れてないわけで。



そういうバイアスかかってるせいで、当然去年の方が出来がいいなって思って信じて疑わない。


mass-forever。無理もないでしょ。





同様に、今年中心になってやったメンバーは今年の講演会に並々ならぬ思い入れを抱いてるはずで、去年より今年の方が全然良かったって思ってるかもな。


そういうこだわりを持ってやれば何事も高いレベルで実現するはずだぜ。講演会も企画も。


そんで2次会の涙にそのこだわりと苦労を見ました。


お疲れ3年生!

頑張れ1、2年生!






そう言えば、アンケートを出すのを忘れたので、代わりに俺が目にした人々に対する感想を偉そうにこっそりと書いとく。
●情宣
素晴らしいと思った。声出しが目立っていて、俺は西門から大学に入ったんだけど、14号館の階段を降り始めた地点で講演会の存在を嫌というほど認識できた。
●ステージ上(司会と機械いじり)
打ち合わせ不足とリハーサル不足が露骨に出ていた。出演者との打ち合わせ不足はマス研に限らず多くのイベントで感じる。一番手を抜いちゃいけないところなはずだから、しっかりと。当日に時間がないのは当たり前。それまでの出演者と会う機会を通じて、お互いの認識をすり合わせたり、相手から気に入ってもらうことをもっと徹底したらよかったかな。
●受付
笑顔が素晴らしかった。気分よく会場に入れた。
●場内
最後が緊張感なくなったね。たぶんでかい音量で音楽流せば客はさっさと帰ったのかも。
●全体
客の満足度は絶対に高かったはず。





それじゃあまた!



Going Steady - Stand by me

旅行が残したもの

2008-08-28 01:28:31 | 大学生活



フヒヒヒ、夏。


とか浮かれながらロケット鉛筆の詰め替え作業に明け暮れていたら、もう8月の27日。



俺の一番好きな季節である真夏が確実に通り過ぎていく。

嗚呼。

愛すべき半袖短パンの日々よ。






さて、今夏最大のイベントであろう西日本旅行が終わった。

ディスカバー・ウエスト。

詳しく書いたり考察したりするのも正直だるいので、軽く書く。



青春18きっぷや若さを駆使して、東京から西へ向かい、広島から山陰へ向かい、島根から石川までぐーっと駆け上がった。



漫画喫茶や洒落た旅館を渡り歩き、そうか、通過も合わせると21都府県を訪れたことになるのだな、と友達の日記を読んで気付いた。



青春18きっぷは鈍行にしか乗れないので、移動時間がものすごいことになってた。

僕に限っては、初日は15時間近く一人で、しかも乗り換え時間も5分とかそういうタフな状況で電車に揺られていた。

こういう状況に対して「shit!(シットと読みます^^)」と叫ばずに、むしろいい思い出として受け入れる余裕が学生の僕にはある。

嗚呼。

なんと素晴らしいことよ。






宮島、石見銀山、城崎温泉あたりが特に最高でした。

石見銀山、城崎温泉あたりは触れ合う人一人ひとりがとても温かかった。

この町は自分たちが作っているんだっていう誇りのようなものを感じて、その空気が美しく心地よかった。


そして、どうして城崎温泉の知名度がイマイチなのかは俺的七不思議のひとつです。

それくらい素晴らしかった。

景観の見事な温泉街には浴衣姿の宿泊客が下駄の音を響かせて行き交ってる。

家族とか恋人とか愛すべき人と訪れれば、よりかけがえのない思い出が作れるはず。



一方、天橋立は素晴らしかったけど、人々があまりに商魂たくましいためにイラっとさせられる。

たまたま触れ合った人々から「町を使って儲けよう」っていう魂胆が露骨に見えてしまうと、観光している身としては白けてしまう。


まあこういうものの言い方は所詮観光客のエゴなんだけど。



とはいえ、若い僕らは何事も楽しい出来事にしてしまえるし、そして何をやっても鉄板だった。

若いっていうのは、旅行においては最強だと思う。

こういう旅行ができてよかった。





本当ならば他にも1か月くらいかけてパーッと北は北千住から南は南千住までヒッチハイクの旅をしたいところなのだけれど、そうは問屋がジャンプを土曜日には卸さない。

8月の日々は過ぎ去り、嗚呼、私の財布に残ったのは心細い数の紙幣。



そしてかけがえのない思い出。

来たるバイト三昧の日々を生きるヨスガとなれ。



嵐/happiness

今後この曲を聴くとこの夏を思い出すんだろう。
今、嵐のライブに興味がある。

鶴岡八幡宮

2008-01-06 01:42:30 | 大学生活


鶴岡八幡宮に初詣に行ってきた。

2日にも浅草寺に初詣言ったので今年最初のお参りではないんだけど、初詣には回数に関する規定はないらしいので1月中にお参りすれば初詣なんだって。



どうだ、参ったか!(降参の参ると参拝の参るをかけている)



あれ、つまんない?




まあいいや。


あー、明らかに文章書くテンションじゃない。

でもここで挫折するのは許せないのでもうちょい頑張ります。




JR鎌倉駅で降りたのは初めてという事実に気付き内心驚き(東鎌倉とか江ノ電の鎌倉を使ってたんだね)、おまけに鶴岡八幡宮も初めてだったということに駅を降りて初めて気付き、動揺する。

神社の中は予想の3割増くらいで混んでた。

警備員に人数を区切られながら境内に導かれていく人々の姿が、昔映画で見たガス室に送られるユダヤ人達のそれを髣髴とさせ、なんか怖い。

でも敷地内にはでっかいスクリーンがあって、普通に企業のCMをやってて笑った。

大丈夫、ここは良くも悪くも2008年の日本だ。

良くも悪くもっていうか圧倒的に幸福なことだ。

贅沢言うんじゃねぇ。




神様、俺にはお願い事なんてないよ。

正確にはいろいろ願望はあるんだけど、それに関しては自分で何とかやっていきます。


とりあえず、神様がいるなら僕はこの時代に生まれたことを感謝する。

温暖化だか日本の人口減だか何だか知らないが、俺は平和な日本に生まれたことを感謝するし、日本が平和であることを感謝する。

神様にはそれ以上は望まない。

俺に構ってる暇があったら他に行け。


あえて望むなら、僕のこの感謝の気持ちを裏切らないでくれってこと。

最後までこの気持ちを持っていれるように、もちろん僕も努力するし。





まあ神様なんて信じてないけど笑


これ言うとインドではドン引きされる。

何人ものインド人に引かれた。

今考えると、敬虔なムスリムやヒンドゥ教徒にこんなこと言ってたんだから喧嘩売ってるとしか思えない。

拙い英語(糞レベル)でなぜ信じてないのかを何分か説明するとどの人も納得してくれたので、インド人は言われているほど分からず屋ではない。




話が逸れた。


っていうか逸れても問題ないんだけどな。


でもせっかくだから話を戻そう。





何年ぶりかにおみくじを引く。


末吉。


おめでとうございます、この末吉はあなたに出会うために印刷されたのです。

なんてね。




絵馬は生まれて初めて書いた。

「実」って漢字を書いた。

充実の実、実行の実、徳井義実の実。



お神酒も飲んだ。




もう書くモチベーションがない。

あとは楽しかっただけです。

こんなんだったら話逸れたまんまにすれば良かった。

ごめんなさい。

今日はこんな文章です。

トーキョウウォーカー

2008-01-04 01:26:50 | 大学生活


謹賀新年。


今年はデコメであけおめメールをいただくことが多いんだけど、歯痒いことに僕はデコメのセンスが最悪。



僕は人生で一度だけデコメを送ったことがある(たぶん一度だけだったと思う)。

わざわざデコメ打ってくれたんだからこっちもデコメで返してみようって思って打ったんだけど、結局どぎつい背景にどぎつい文字が点滅する見づらいだけのメールになった。

たぶん相手には嫌がらせにしか思われてないと思う。


こんなことがあって以来、僕はデコメにはなかなか返事できない


なんか言い訳っぽくなってるけど。



そうそう。

そうそうっていうかはじめからこのこと書くつもりだったんだけど。


それはともかく。



やってやった。


先日、池袋から品川まで歩いた。


池袋で買い物してたら急に歩きたくなったから、とりあえず明治通りを目白方向に歩き出した。

最初から品川を目的地にしてたわけではなく、何となく疲れたら引き返すかー、ってノリで歩き出したんだけど、意外と疲れないし歩行に対するモチベーションも下がらず、結局10時間歩いた。


たぶん池‐品間は直線距離で13キロほど。

でも蛇行と寄り道をしまくったので時間かかった。

品川からは終電の一本手前の電車で帰宅。

大して達成感は無く、あっけないものだった。

夜景がとてもきれいだった。


今回歩いて、山手線の輪っかの中の面白さを体感。

関東以外の人だとイメージしづらいかもしれないけど、池袋→品川のルートっていうのは、縦長の楕円を描く山手線の線路をほぼ縦にぶった切ってくルート。

池袋、目白、早稲田、四谷、赤坂、六本木、青山、渋谷、恵比寿、白金、品川。

たぶんこのルートは歩いてて一番変化に富んだルートで、おそらく池袋から他のどの方角に13キロ進んでもこんな楽しさは得られないと思う。


今度歩く機会があったら、池袋から東の方角に進んで、墨田や葛飾っていった下町を目指そう。

その辺って僕の頭の中では白地図の部分が多いので、しっかり色をつけたいって思う。



東京事変/群青日和

今年も最初はこの曲から。
群青日和は浮雲・伊澤が加入してからのこのバージョンの方が圧倒的に好き。
やっぱギター3本ってのは並みじゃない。
ギター3本が奏でる壮大さと、ベースのマッチングが気持ちいい。

2日間の価値は・・・

2007-12-05 00:52:31 | 大学生活


師走ですね。

・・・なんていう風に、12月になると思い出したように旧暦で呼び出す奴、いるよねー。

はい、僕です。


冷えきった手をあたためる缶スープとか朝の布団の温もりとか、冬だけの小さな快感が日を追うごとに増えていって、俄然冬を感じるここ最近。


昨日今日とゼミのみんなで、半ば思いつきの日光旅行に行って来た。

山々も俺の気分もコウヨウしてたんだよね。

この洒落、思いのほか滑ったけど。


中禅寺湖、いろは坂、華厳の滝、飲酒、阿鼻叫喚、宇都宮の餃子。

今思い出してみてもめちゃめちゃ濃くて長かった2日間。

なんだかんだで布団に入っても寝なかったし、めっちゃ楽しかったもんなー。

ボロ宿という最高のステージがありながら、怪談が出来なかったのだけ心残り。



2日だけで一週間分生きたな・・・

そんな今週の出だし。




布袋寅泰/スリル

4U

2007-11-19 23:59:59 | 大学生活


昨日は帰りの電車でぐっすり寝た。

そんなに疲れてたわけじゃないのに。

んで、二駅寝過ごして終電逃した。

気付いたときには上りの最終電車が、一つ向こうのホームから今まさに発車していた。


寒い。

家が遠い。

楽しい気分から、一気に奈落の底に突き落とされた。


って思ったけど、結構夜の散歩も楽しかった。

しんとした川越街道がロマンチックに見えた。


ちなみに帰って地図見たら4キロしかなかった。

「4キロしか」って言っちゃうところに、今年の120キロハイクの影響が出てると思う。

そうそう、2年前友達とタイを旅行したときにバスを辺鄙な所で降ろされ、「チュンポン(俺らの目的地)まで8キロ」っていう標識を見てくじけそうになった経験がある。

でも今の僕が8キロって見たら、「余裕のよっちゃんするめいか」とか言いながら、「とぅっとぅっとぅるっとぅー」ってメロディーを口ずさんでいると思う。

僕は経験値ってほんと大事だと思うな。

経験値あると余裕が出る。

余裕があると大概のことが楽しい。



今日の一曲は、、、

PE’Z/LET’S WORK~情熱の行方~

やっぱりヒイちゃんのキーボードソロは圧巻だし、いつ見てもテンション上がる。
あの混沌の中からメロディが浮かび上がってくる感じ、たまんない。
あ、ちなみにここアムステルダム。

有楽町→皇居

2007-11-13 22:51:47 | 大学生活


有楽町から丸の内を通って皇居を散歩しました。




まずは先月オープンした「有楽町イトシア」へ。

ここはセンスが無い印象。

15年前のセンスだなこれは。

まずネーミング。

「新しい“有楽町の顔”に相応しい名称として開発された「ITOCiA(イトシア)」は、「愛しい+ia(場所を表す名詞語尾)」からつくられた愛称。 新しく誕生するこの街が、来街する人たちや利用する人たちにとって“愛しい街”になることを願って名付けました」(HPより)

07年にもなって今更ダジャレっていう。

もっと酷いのがロゴ。

「歴史と由緒ある有楽町を、クラシカルな明朝体と和のイメージの角印で表現。また、小文字にしたITOCiAの「i」は、愛称の由来である愛しさを「小さな愛」で象徴しています」(HPより引用)

これもダジャレ・・・まあそれはもういいや。

歴史と由緒を体現させようとしたのはいいと思うけど、そもそも名前がイトシアだよ?

この「エセ洋風」なダサいネーミングに明朝体と各印ってこの前近代的な感じ。

結果として、新しさも古さもどっちのイメージも取り逃してる。

それって巣鴨の刺抜き地蔵通りの「お洒落ショップ」と同レベルのセンスだぜ?

やるなら「有楽町文明座」みたいにしとけよ。(冗談だよ冗談)

しかもこの建物、周囲から完全に浮いてました。

六本木ヒルズの浮き方とも比べ物になりません。

いまだにこういうビル建てるとはね。

丸の内・有楽町・大手町の一帯ってこれから価値高まっていく地域なはずなのに、なんだかもったいないです。



次はイトシアから高架を隔てた外堀通りの「マロニエゲート」へ。

このマロニエゲートは9月にオープン。

この中には、前から行きたかったギンザハンズがある。

ギンザハンズは普通のハンズとどう違ったか?

正直、良く分からん。

というのも、僕はそもそも普通のハンズにどういうものが置いてあるのか忘れたからです。

ただ、ギンザハンズは棚が木目調で落ち着いた雰囲気を醸していました。

他のハンズにあるDIY的な空気は無かった。

あと、池袋ハンズでフロアを賑わせているキャラクター商品も、ここにはほとんど無かった。

分かったのはその程度で、一つ一つの商品が他と比べて高級だったのかは分かりませんでした。

あー、今気づいたけど、ロフトに似てるかも。



その後、仲通りを通って皇居へ。

皇居に来ると、いつも東京ってなんてきれいな街なんだって感じる。

どの季節でも麗しいんだなー。

歩いてて誇らしい。

松の濃い色と空の色のコントラスト、そして彼方に見えるビル群が成す風景は僕の中では世界遺産級の景勝。


今日は空は晴れ渡っていて、銀杏並木も色づいてた。

その色づいた銀杏を見て、最近木とか植物を見てなかったなーって気づいた。

良く見ると秋なんだね。

11月だってことは知ってたけど、こうやって典型的な秋の風景を目の前にすると、急にカレンダーの日付が現実感を増します。

みなさまいかがお過ごしでしょう。

授業が楽しいと思った。

2007-10-06 01:06:24 | 大学生活


「ガンジス川でバタフライ」の前編を見ました。

明日の後編も見ます。

このドラマは誇張表現たっぷりのような感じを受けるだろうけど、実際インドに行った僕から言わせてもらうと、あそこで描かれてたインドはわりと現実に近いです。

コミカルで、演出も若干ちゃちいくて、長澤まさみの演技が好きにはなれないにもかかわらず、懐かしくてウルッとしてしまった。

頑張れ長澤とか思ってしまった笑

僕もインドに行ってよかった。

あの一人旅特有の高揚感を学生のうちに経験できたのは大きな財産。

卒業までにもう一回は大きめの旅行をしたいと思っている。






そろそろゼミ選考から一年が経とうとしている。

早い。

となると、僕らもゼミに後輩を迎え入れる時期なので、ゼミ・オリエンテーションという合同の説明会やオープン・ゼミという見学会が始まります。

昨日のゼミでそれらの役割を決めた。

僕はゼミオリで発表担当になったので、僕がゼミについて拙い説明をしてる姿を見たい人はぜひいらしてください。

はあ…なんだかあらゆる方面で仕事を抱えすぎた。

このままだとオープン・ゼミでディベート担当にもなりかねないので、うまいかわし方を考えておかないと。

あと、合宿を年2回にしましょうということをゼミのみんなに提案したかったのに、忘れた。



今日は初めてゼミの教授の授業を受けた。

実はこの話には伏線がある。

この授業、セメスターなので週に2回授業がある。

でもうちの教授はテキトー人間なので、無断で授業を休んだ。

彼曰く、「うっかりしていた」。

彼に対してはもう免疫がついていて、そういう発言に驚かない自分に驚く。

でも憎めないのがうちの教授。





そういうわけで今日が初の授業だった。

どうせテキトーな授業だろうと高をくくっていたけれど、なんとなんと面白かったんだ、これが。

ちょっと悔しい。

まあしゃべりは相変わらず間抜けで笑ったけど。




授業名は「比較政治制度論」っていうガチガチの机上の空論を思わせる名前。

まず教授は政治制度を比較する意義を、彼なりの解釈で説明してくれた。


彼が説明しないと面白く聞こえないない可能性もあるけど、復習も兼ねて説明してみます。



「人間は堕落した存在」というキリスト教的価値観を打ち破ったのがルネサンス。

ルネサンスは、神に対して人間らしさ、つまり「人間の尊厳」を証明しようとした。

その流れで「進歩・発展」という考え方がもっとも正しいこと、かつ至上命題とされた。

しかし、知ってのとおり、人間は「人間らしく」と言い過ぎた。

「人間らしく」を追求してきた結果、過度に人間中心の世界が出来上がってしまった。

この「過度に人間中心の世界」が属したのが「近代」であると教授は理解している。(一般的に近代は、1910年代の社会主義革命以前とされている)


人間中心を突き詰めた結果環境破壊や資源の枯渇といった問題が出てきた。

環境保全と先進諸国が言っても、途上国からすればあまりに勝手な話。

自分たちで散々環境や資源使いまくって、勝ち逃げかよ!ってね。

そんな「現代」にはどのような政治制度が必要なのかというのを論じるのがこの授業。



ちなみに、ルネサンスを通して「人間の尊厳」を追求してきた人間は、現代は徐々に先祖がえりをしてきているというのが教授の持論。

「人間の尊厳」は「個人の尊重」につながり、その結果、自由だとか平等だとかいう概念が時代の大テーマとなっていた。

僕らも義務教育で、みんな仲良く等しい関係だという風に頭に叩き込まれてきた。

でも、最近は「個」が強調されて、ルネサンス以前に「先祖がえり」しているという。

アイデンティティや自己確認が言われるようになり、人と違うということを前提とした社会になりつつある。

つまりは多様性の登場。

だからこれからの政治制度を語る前提になるのは「多様性の協調」。


さらにちなみに。

「多様性」の時代よりもっと「先祖がえり」をすると、それはスピリチュアリティになるらしい。

だから細木とか江原とかが注目浴びたのも時代の要請があったからだという。

これは分かる気がする。

「個」の根拠付けって難しいから、スピリチュアルなものが求められるってことではないだろうか。

そういう意味ではオウムは時代の最先端をいくものだったということか(この表現、危険だがあえて使う)。





こういう「多様性」(これ、敢えて括弧付き!)だとか「先祖がえり」だとかいうバックグラウンドで語られる比較政治制度論。

一年ぶりくらいに授業を楽しいと感じた。







今年は早くハロウィンが来てほしい。

’07後期授業

2007-09-24 02:10:16 | 大学生活



後期の授業の一時登録の結果が出てた。


農村問題
労働法
国際機構論
比較政治制度論
書物・テクスト論
言語表象論(通年)
ゼミ(通年)


選外なし!

わーい、わーい。




授業はあえて週5にしました。

それは前期の教訓があったから。


前期は火曜が休みの週4にして、火曜一日をバイトの日にしてた。

でもね。

バイトだけの日って結構暗い気分。

それに、一日に授業が集中してるから、休むと授業の理解度への被害が大きかった。


だから今期はあえて週5。

週3とかにしてる友達には、週5って言っただけで愚か者みたいに扱われるけど、ちゃんと考えあっての週5です。



後期はいろんな友達と授業がかぶってるから、安心感が大きい。

前期はほとんど一人で受けてたから、授業出なかった時点でアウトだったんだよね。



今気付いたけど、今回授業選ぶときにマイルとかinfo一度も見てないや。

2年半も政経生やってるせいで、だいたい評判の良い先生悪い先生を判断できるようになったから。

1年の頃に比べると授業登録にかかる時間は10分の1くらいになった印象。

経験って強い。

単に慎重さを失っただけかもしれないけど。



授業の内容は「書物・テクスト論」と「言語表象論」以外はあまり期待してないけど、後期の毎日は楽しみです。







今日の一曲は cupsule の『カクレンボ』。

ゼミ合宿

2007-09-22 22:00:31 | 大学生活



シンジ「こんなの飲めるわけないよ!」
ミサト「シンジ君、何のためにここに来たの。ダメよ逃げちゃ。」
シンジ「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ・・・飲みます。僕が飲みます!」


っていう風に、超ネアカの石田ゼミにエヴァネタが蔓延してたのが感慨深かった。

10年前はエヴァといえばオタクの見るちょっとアブないアニメだったのに、今ではフツーのアニメらしい。

歴史的に見ると、サブ・カルチャーはほとんど例外なくメインへと変換されていく流れにのるわけだけど、その流れにエヴァも乗ったわけですね。




それはともかく、結論から言うとゼミ合宿はめちゃくちゃ楽しかった。

ドライブ、BBQ、ディベート、球技(バレー、フットサル、ドッヂ)、肝試し、飲み・・・と内容満載で、球技のバレーボール以外は楽しかった(笑)。

飲み会は酒が5万円分くらいという半端じゃない量を買ったんだけど、それがすっかり無くなってしまった。

要は半端じゃなく飲むゼミだということです。

焼酎4リットルがすぐ空いたし。




自分のキャラも作り上げることなく、居心地よく3日間を過ごせた。

今までも何人かとはすごく仲が良かったけど、今回で3年のほぼ全員と仲良くなれた。

それが何よりの収穫。

肝試しの時は憧れの某I先輩と一緒になって色々話せたし、某T先輩の弾き語りをバックに星空眺めてたときはめちゃ青春だと思った。

こういう環境で新しい人間関係を作るのが楽しくて仕方がない。



ちなみに、「ゼミ合宿」でしたが勉強はほとんどしてません。

ディベートやったって書いたけど、ちょろいもんです。

たぶん政経、いや早稲田、いやいや日本でもっとも自由なゼミの一つだと思います。


輪読もした事ないし参考図書もない。

ゼミのテーマは「政治制度の国際比較」だけど、政治制度について話した事なんか一度もない。

教授は合宿一日目で帰っちゃうし、そもそも普段のゼミに教授はほとんど来ない。



でもゼミ生はみんな素敵です。

こういうこと書くと何様かと思われるかもしれないけど、みんな頭いい。

それに、テーマに「国際」ってあるだけあって、旅行好きが多くて話が合う。


そして何よりみんな個性が強い。

4年生は普通にすごい人が集まってるんだけど、3年生には変な奴が多くて愉快。




まあ自由ってことで楽は楽かもしれないけど、ゼミ論には個人のセンスが問われるし。

普段のゼミの時間だって内容は全て僕らが作っていかなければならない。

僕はゼミ論のセンスに関しては自信があるし、だからこそ好きなテーマ設定ができることにはすごく感謝している。

普段のゼミも知恵絞る余地があるのはちょっとワクワクする。同時にちょっとハラハラだけど。



こんな素敵なゼミだから、来年も人気ゼミであり続けられるようにゼミオリとかも頑張ろうと思います。

学生主体ってのは結構プレッシャー。





今日の一曲はバンプ・オブ・チキンの『天体観測』。
僕はちゃんと聴いたことはないけれど。

悪魔とドライブ

2007-09-18 22:35:54 | 大学生活



やらなければいけない事もたくさんあるし、気がかりな事もたくさんある。

そんな最近。

心が折れそうです。


実はおとといまでマス研のソーシャル合宿に行ってきた。

そして二日間を置いて、明日からゼミ合宿に行ってきます。

ゼミ合宿は僕の心を治してくれるでしょうか。

嗚呼。

どうかしてる。




今日の一曲はゴイステの『愛しておくれ』。

GOING STEADY / 愛しておくれ


海海海海

2007-08-24 10:59:25 | 大学生活


この数日間は書きたい出来事いくつかあるんですが、まずは昨日の事から。

昨日書くつもりだったんだけど、途中で力尽きてました。





昨日は海に行ってきました。






目的地は特に無し。

とりあえず電車に飛び乗って、いい感じに海が見えてきたら下車という方向で。

あら、素敵。







天気予報は降水確率80%。

運の無さを笑うしかない。

雨男と雨女を探る不毛すぎる会話が車内に響く。






でもなんだかんだ下車駅の組み合わせは惚れ惚れするほど大当たりだったし、雨にも一度も遭わないという奇跡。











まずは路線図の一番端っこ行っとくか。

という事で、熱海。












次は人気のない海が見えた風情のある根府川。

根府川駅は無人駅で、その駅から急な坂道を下り続けると、丸石だらけの海岸に出る。

海に注ぐ小川の水は切れるほど冷たくて澄んでた。

















サザンと言うくらいなのだから海があるのだろう。

という事で茅ヶ崎で下車。

茅ヶ崎海岸までは駅からは割りと歩く。

歩いている途中に日はすっかり暮れ、真っ暗に。

海岸からは江ノ島や小田原(?)あたりの町の明りが見えた。

茅ヶ崎で撮った写真はこれ一枚。












そして締めはやっぱり横浜。


コップの水

2007-08-02 02:09:03 | 大学生活



今日は高校の友達と、学院のドイツ語教員Yちゃんの30歳の誕生会を兼ねて飲んだ。

高校の友達っていっても、みんな大学は一緒だから一人一人とはよく会ってる。

でもこうやって何人かで一緒に飲むのは1年ぶりくらいだった。




僕らは学院を去って久しいので、Yちゃんの最近の学院ネタにはいろいろ考えさせられた。

僕らがいた頃は学院出身のいわゆる純血教員がまだ多かったんだけど、最近は減ってきているらしい。

学院って結構特殊な学校で、その特殊さって何かなって考えると、それは半端じゃない寛容さだと思う。

で、普通の高校行ってた教員はその寛容さに絶対ついて来れないと思う。



世界史の某先生みたいに半泣きになるわけです。

日本史の某先生みたいに「学院は甘すぎる」なんて言っちゃうわけです。



で、そういう教員たちは何かと生徒を縛ろうとする。

たぶん「高校とはかくあるべき」ってのにちょっと囚われてるのかもしれない。

それでも学院に来てる教員は寛容な人ばっかりなんだけど、学院が年々学院っぽさを失っているっていう気配は気が気でない。

このままじゃ普通の私立高校に近づいちゃう気がする。

学院出身の学院教師って普通の高校に行ったら、全員名物教師になれると思う。

そんな教員に囲まれて3年間過ごした僕だから、純血が少なくなっているのはすごく悲しく感じる。



学院通ってて学院が嫌いな人って僕の周りにはいないから。

あんな楽しい高校生活送った結果、学院出身者はいたずらに「あの頃は良かった…」的なノスタルジーに浸ることが多い。

それはまあいいことではないかもしれないけれど、そんな学院を誇りに思う。



学院に比べたら大学がいかにつまらないかってことを僕らが言ってたら、Yちゃんはこんなことを言った。


コップに不味そうな水が入ってるとするだろ?今は全然飲みたくないだろうけど、トラック一周全速力でダッシュしてから、もう一回コップ見てみろ。水が美味そうに見えるから。それと一緒で、目の前のことに不満があったとしたらまずは自分が変わんないとダメなんだよ。


たまに先生っぽいことを言うYちゃんが、すごくかっこよく見える。

でもギャグの方は、例外はあれども割と滑っていた。


笑ったのは「15の夜」の替え歌。

<盗んだPCでログインする IDも解らぬまま>

いや、書くとほんとつまらなくなるな。

兎にも角にも、時代は変わったってことです。



でもあれだな。

僕らってYちゃんを含めて、まだ精神的には学院を卒業できてないのかも。

悪くはない。

納涼船

2007-07-30 02:35:19 | 大学生活


新宿は豪雨だったんでしょうか。

昼はものすごい雨と雷。

それが一転、夕方には雨が止み、青空がのぞいた。

今日は東京湾の納涼船に乗るのだ。

納涼船日和だ。



って思ってたら、夜になったらちゃんと雨が降ってきました。


まあ雨といえども僕は納涼船に乗るのは初めてで、ワクワクしてた。

ヱビスビールのCMに出てきそうな、赤提灯に座敷のある風流な小船。

そんなイメージを携えて船着場に向かった僕の目の前に現れたのは、巨大船舶でした。

しかも中は何じゃこりゃー!!




クラブのまがい物みたいな感じ。

いや、むしろバブル期の熱海の雰囲気といった方が分かりやすいだろうか。


僕のイメージしていた風流な小船というのは屋形船というらしく、納涼船はそんなのじゃないらしい。

そんなこと料金が2500円と言われた時点で気付くべきだったと、船内販売の焼きそばに食らいつきながら反省しました。

美味しい天麩羅にかぶりついてからヱビスをグイッっと、っていう幻想は東京湾の強風とともに吹っ飛ぶ。

バイバイ。


でも船内のスピーカーから『california girls』が流れたときには興奮を隠し切れず、友達を巻き込み空前の大人数(2人)で合唱した。

I wish they all could be California girls~♪

うん、悪くない。

船内の俗悪さも心地よくなってくる。

心地よくなってるところに別の友達から秘め事を打ち明けられて混乱する。

心の乱れなのか酔いなんだか船の揺れなのか分からないまま、ステージ上の「浴衣ダンサーズ」のノリに身を任せる。

何だか猛烈に夏なんである。




忙殺と充実の間で

2007-07-18 17:08:38 | 大学生活


忙しい、って二つあると思ってて、

ひとつは時間に乗りこなされてる忙殺のニュアンス、

もうひとつは時間を乗りこなしてる充実のニュアンス。

乗りこなしてー。



これから取材です。

スタンドアップコメディっていう形式のお笑いをやってる方に話聞いてきます。