いわくつきのCDを持っています

2022-03-29 21:06:59 | CD・音楽音源

Uさん、こんばんは。

 

交響曲第1番「HIROSHIMA」。

佐村河内守です。

 

2・3年前に、ブックオフで見つけました。

500円でした。

 

完全に聴覚を失った作曲家が作ったと話題になった作品です。

 

そして、

当の作曲家が、実は聴覚が失われているというのは嘘っぱちで、裏でゴーストコンポーザーが作曲していたということが露見し、世間を蒼然とさせました。

虚偽が発覚する少し前、NHKがこの人物に関するドキュメンタリー番組を作っており、ずさんな取材をしたとして同時に批判を浴びました。

 

 

当時、自分が驚いたのは、事件そのものの事ではなく、「佐村河内」という苗字の方でした。

 

東京・奥多摩にあるダムみたいな名前の人もいるものなのだと、変に驚き、同時に、そのただでさえ珍しい名前の人物が、誠に恥ずかしい事件を引き起こして、さらに世間で目立つことをしでかしたため、妙に面白おかしく感じたのを覚えています。

珍しい苗字に劣らず、彼の風体自体も、なんだかいかがわしい感じを受けたため、あってもおかしくない事件だなと納得した記憶もあります。

 

さて、この「HIROSHIMA」。

聴いてみますと、なんだか間延びした感じで飽きが来ます。

 

この曲のどんなところが”広島”なんでしょうか。良く分かりませんでした。

多分の破壊と再生という大きな2つのテーマで構成されているのでしょうけれど、飛び飛びにしか聴いていませんからその辺りも当て推量です。

 

そうです。

一度も通しで聴いていません。

 

本当は良い曲なのかもしれませんが、癖があって全曲付き合うのは正直ちょっと無理でした。

そもそも通して聴いていないのだから、音質云々どころの話ではありません。

 

実は現代の交響曲というものにもほとんど関心がないのです。

だからこのCDも買わなければ良かったのですが、このディスクの存在自体が実に胡散臭いのでそれだけの理由で散財してみました。

もはや誰もその存在を肯定しないと思われるこのCDに、500円の価値を付けているブックオフの神経の図太さが面白かったということはあります。

 

繰り返しますが、内容は関心がありません。

持っていても仕方が無いのですが、何かの話題づくりにもう暫く手元に置いておきます。

 

ジャケット写真では、上空の太陽に見えますが、CDレーベルは原爆のように見えますね。

 

DENONブランド。つまり日本コロムビアです。当時かなりのお金を掛けて録音をしたそうですよ。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。