またまただるま市に行きました

2022-03-05 21:18:39 | 日記

Uさん、こんばんは。

 

だるま市です。

一応、名の通った規模の大きなだるま市です。

最近良く行く、周囲に蕎麦屋が集積しているお寺の境内が会場です。

 

前回行った別の場所のだるま市の様子から、今時分、盛況だとはいってもたかが知れるとは思っていました。

確かに、別の会場とは違って、境内全体に出店がありました。

が、ダルマを買う人はそれほど多くはなく、売り子(店側)は手持ち無沙汰の様子でした。

人出はありますが、平日ということもあって、ごった返すという感じは全くありません。

殆どの人は選ぼうとも、交渉するともなく、ただ見るだけ、雰囲気を味わうだけの物見遊山気分でぶらつくのみです。

当たり前だと思います。どの店もダルマに値札がありません。

 

普通の感覚では、相場が分からなければ、何となく手を出してみようかという気にはなりません。

ただ、買おうとして値段を聞いて引っ込むのもなんだか恰好が悪いでしょう。だから値聴きもしませんね。

みんなダルマが高い!と思っているでしょうね。

基本、ただ見に来ている人を引き込んで何かを一つでも手にしてもらうには、やはりそれなりの手順というものが必要です。

 

全てのお店が、カルテルと同じで、不当に廉売を避けようとしています。

ダルマは値段がなく交渉して買うもの(熊手と同じか)なのかもしれません。

 

が、結局、売れないのは店側が悪い。

景気の良かったころのように、ダルマはただ置いておけば売れるものでもありません。

 

ダルマそのものは、単なる置物で、普通はひたすら邪魔だけです。

そんなものを売るためには、買ってもらうためには、今迄の意識を変えなくてはいけないのではないかと感じます。

 

さて。

境内を出まして、参道にあるお店を見てみますと、普段売りのダルマには値札が出ています。

ここから、境内で臨時出店しているダルマの値段を踏みました。大体これぐらいが相場だなと。

 

境内に戻ります。

※今のダルマは、色とりどり。形も表情も様々。ダルマとは思えない外見をしたものも多くなっています。

 

やたら形の良いだるまを扱っているお店がありましたので、そこで一つ手のひらサイズのものを求めました。

極オーソドックスなタイプです。赤ダルマです。表情と縦横比が良い。高崎ダルマとの事です。

これがそれ。大きく見えますが、直径はリンゴほどのもの。

 

本当は、ダルマそのものではなく、だるまグッズが欲しいのですが、まぁ偶には良いでしょう。

 

値段は千円でした。特に不満はない価格です。外のお店とほぼ同額です。

だったら値札を下げればよいのに、と思います。

人の良さそうな売り子さんだったので、その辺り質問をぶつけてみても良かった。

 

そう。

このお寺では、買ったダルマに目入れをしてくれるサービスがあります。

阿・吽を左右の目にサンスクリット語で書き込むとの事。

 

成願の末に、ダルマの目入れをするものだと思っていますからこれはパスです。

 

さらにもう一つ。

お寺の境内を出て少し外れたところに、ダルマグッズを扱うお店もありました。

そこにも入ってみました。

 

特に目新しいものはありませんでした。

が、何故か何となく何かを買わなければならないような、そんな気分になり、汚らしいが個性的なダルマらしき置物を手に取りました。

 

兎に角、とぼけたような抜けたような困ったような顔をしています。

 

汚れていて傷もあり、欠けもある、リサイクルショップでも扱わないような代物です。

落ちているゴミ。

または、その辺に落ちている石ころに塗り絵をしたような見た目で、小さな子供が作ったオブジェかと思いました。

 

値段を聞いたら千円との事。

これが安いんだか高いんだか分かりません。

感覚が狂ってそのまま下さいと言いました。平たいだるまの根付けとともに。

聞けば、福島の方の著名なダルマ作家の作品の由。

古くみえるのは、当然で、ビンテージ品だかららしいです。

売れ残っただけではとも一瞬思いましたが、それは言いませんでした。

 

家ではPRE30の上に置いています。

天井の方を向いていつも少し困ったような表情をしています。

眉尻が下がっていて黒目勝ち(白目がほとんどない)なので、怖いといった風情は全くありません。

このダルマが家にいたら何か良いことが起こるかな、と、やましい考えを持っていますが、そのような恩賜の前触れは全くないのです。

 

ああそうだ、だるま市の帰りがてら、蕎麦も食べました。

メモリーカードの容量不足で蕎麦の画像がありません。

※蕎麦に付いてくるクズ餅が運ばれてきたところで、メモリーカードの容量が無くなりました。
 

 

ご馳走でした。