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フィルムカメラで撮影し、プリントをするのも良いものだ、というお話し

2022-02-23 09:34:40 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、おはようございます。

例によって、休務日は早めの投稿となります。

 

冷蔵庫の上の方のトレーの中に、撮影済みのフィルムパトローネを見つけました。

年代的に?は恐らく、10年以上前に撮影したものです。

 

デジタルカメラを持ちつつも、一時的にフィルムカメラに回帰していた時期があり、その頃に取ったものでしょう。

カメラはコニカのヘキサーのはずです。RFではない、レンズ交換できない方の奴です。

 

色乗りが大変良く、腺が細く優しい描写で、比較的明るいレンズでしたので近接撮影をすれば、そこそこ背景をぼかすことが出来ます。

焦点のあった部分は、大変シャープです。

 

新宿のラッキーカメラで買った記憶があります。

程度は良かったです。

 

ケース(元箱)付きとありましたが、どこに仕舞ったのかケースがすぐに出て来ません。

店員さんが店内を一生けん命探してくれたのですが、結局探し当てることが出来ませんでした。

金額の減額はありませんでしたが、何故か別に気にもしませんでした。こうして記憶には残っていますが。

 

話が脱線しましたが、兎に角、出てきたフィルムを同時現像に出しました。

思ったとおり、子供が小さい頃の写真ばかりが仕上がってきました。

存外、良く撮れています。懐かしいですね。

 

こうしてみると、プリントする、というのは良いものです。

直接目視できるもの、手に出来る形にするというのは良いものです。

PCのモニターなどで画像イメージを見る(確認)するのとは違った良さがあります。

 

フィルム撮影をすると費用は掛かりますし、失敗のリスクもあるのですが、直ぐに写りが分からない逆の良さがあります。

プリントが仕上がってくるまでの、待つ間のワクワクと言いますか、楽しみを待つ喜びと言いますか。

ピントぼけですとか、露出不良などの失敗もありますが、仕方ありませんね。それを受け入れてこその写真です。

 

何か理由があってのことですが、一度再開したフィルム撮影ですが、間もなく止めてしまいました。

手に入れたカメラもEOS-1Vを残して全て手放してしまいました。

このとき、マミヤ7を手放したのは大失敗でした。

 

それで、

今、手元にあるフィルムカメラは、EOS-1Vと6×6の二眼レフが3台の、合計4台です。

二眼レフは、フィルム回帰とは別に、以前から欲しいものを時間を掛けて探して手に入れたものです。

ミノルタ・オートコード、カロフレックスK2、トプコン・プリモフレックスの3台です。

 

お察しの通り、本当はローライ・フレックス、それも2.8Fのクセノタールが付いているものが欲しかったのですが、予算が届かず諦めました。

金額面でいえば、今なら買う事も出来るのですが、正直言いますと、二眼レフカメラに対する情熱は既に失いました。

 

今からフィルム撮影をするとなると、上記の4台を使うことになると思われますが、ブローニーフィルムの惨状を考えると、35ミリ判のEOS-1Vが現実的なものになります。

 

プリントが欲しければ、デジタルカメラでも良いではないか、といわれるかもしれませんが、デジタルデータから起こすプリントと、ネガ・ポジフィルムから起こすプリントは、表現・描写に少し違いがあります。

 

その場の空気感の取り込みの違いがあるような気がします。

写真撮影をしたその瞬間の切り取り・写し込みがより一層プリントに反映されるような気がします。

先鋭度・解像感(精細感)は、デジタルカメラで撮影されたものの方が良いでしょう。

 

フィルムで撮影され、焼きあがったプリントは、まさにその刹那、その瞬間が閉じ込められている気がします。

それが記憶を強く呼び起こしてなつかしさが感じられ、とても良い感じです。

 

ただ、やはりフィルム撮影は気合いを入れないとね。一撮入魂で。

再開するとなれば覚悟を決めてやらねば。

情弱となった今ではなさそうです。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。


UNが小物でLeicaのイメージを借りていたというお話し

2022-02-22 21:37:23 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

 

UNと言えば、ブロアーを始めとした写真用品で有名な、老舗の映像関係の商社です。

そのUNが、扱っている(販売している)レンズクリーナーペーパーを買いました。

 

これです。

 

 

レンズメンテナンス用高性能レンズペーパー UNX-1808。

「Meister」というブランド(ファミリーネーム)が付いています。

 

ライカの赤バッジに似ています。

パッケージの雰囲気が全体にライカ製品の高品質・高級ブランドのイメージを連想させます。

 

いかにも!ですが、これでも良いのかな。

 

あっ、高性能なのであって、高級という訳ではありません。

税込み408円の商品なのです。

ここはUN、というところです。

「Meister」はシリーズになっているそうですから、この商品以外にも、似たようなパッケージ仕上がりのものがあるでしょうね。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう

さようなら。


NEX-7の良いところ

2022-02-21 19:05:30 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

 

NEX-7が早速普段使いのカメラになったことについては、先に投稿したとおりです。

自分にとって良いカメラですからそうなったのは自然なことですが、他にもお気に入りのカメラはあります。

 

ただ、それらは普段使いのカメラにはなっていません。

理由は、ついているレンズが単焦点で中望遠で使いまわしが限定されていたり、重量があったりと色々です。

 

NEX-7が何故、普段使いのカメラに速攻で成りあがったか考えてみました。

 

一番の理由は、やはり気に入った画像が得られるということなのですが、それに匹敵するぐらい重要なのがレスポンスの良さです。

カメラはキビキビとした動作をすることが大事なのだ、と改めて気づかされました。

 

起動が極めて速いとまでは行きませんが、全体に操作感が軽快で、リズミカルに撮影が出来ます。

レビューが特別な操作が必要なのは慣れるように努力しています。

 

薄型のボディと、丁度良い具合のグリップでホールディグが良く、シャッターショックが小さめで切れが良いです。

一緒に使っているバリオ・テッサーも軽量で、ズームリングに引っかかり感がなく、動きが比較的スムーズで回転幅も適当です。

 

ハンドリングのバランスが大変良いカメラです。

パッと手にして、サっと撮影に入れます。

 

適度に使われている個体で小傷も多くあります。

多少手荒に扱っても気になりません。その辺にごろっと転がしてあります。

 

ISOAUTOが1600までしか上がらず、低照度の撮影はノイズが乗ってくるので得意ではないのかもしれません。

後継機であるNEX-6やα6000は、高感度特性を改善しているというので時々気になります。

正直、欲しいと思うときがあり、中古品販売のWEBサイトやオークションサイトを除くこともあります。

 

まぁ、でもこれぐらいは妥協することにします。

探せばウチのカメラで高感度特性が良いものがあるでしょう。なるべく小さいものが良いのですけれど。

 

使用している個体です。

ストラップがオリジナルのものではありません。

かなり前のサイバーショットのものです。

以前のユーザーが、手持ちの古いストラップと交換したらしい。

 

自分が持っていたCyber Shot DSC-S70のストラップと同型です。

DSC-S70の形見として、同じストラップを持っています。

 

本当は、格好の良い、NEX-7のオリジナルストラップが良いのですが、まあ我慢しましょう。

そのうち手に入るかもしれません。

 

Cyber Shotのストラップも、柔らかくて肩への当たりが優しいので、これはこれで良いです。

 

このカメラは、少し使いこまれたものですから、そのうち壊れてしまうのではないかと、将来が少しだけ心配です。

年代的にメーカー修理は出来ないはずです。

NEX-7の予備機を持っていても良いかもしれない、と考えます。

 

しかしやはりどうせ買うなら、少し性能の良いものを、ということでNEX-6やα6000も気になります。

バリオ・テッサーの広角レンズも気になります。

 

そうすると、次に選ぶのは35ミリ判のαになります。

そちらへ行くとなると、少し路線が違ってくるような気もします。

構えてしまって気楽に撮影が出来なくなるかもしれない。

 

いずれにしろ、リズミカルに取れる軽快な動作のカメラが希望です。

今は、サっと撮影出来てチャッとしまえるこのカメラで満足しています。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。


αシリーズについて思い出したこと

2022-02-13 20:03:28 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

 

SONYのAPS-C判ミラーレスレンズ交換カメラである、α NEX-7についての付帯的な心象を記録します。

 

”NEX-”という名前が嫌です。

千葉県にある国際空港行きの、JR東日本の専用特急みたいな名前が嫌です。

 

あっ、成田エクスプレスの方は、Nのあとに、アポストロフィが付いています(N’EX)。

 

芋虫みたいな形の成田エクスプレス(N’EX)が嫌いです。特急なのに遅いですし。

だから、カメラの方の”NEX”という名前も、N’EXに引きずられて良くないイメージがあります。

 

SONYは、ネーミングセンスは際立って良い会社だと思っていますが、これはNEXは安直な感じがします。

いかにも!という感じが嫌です。

 

だからなのか、NEXは、NEX-6でやめてしまったようです。

数字の4桁で一統し、以後、NEXというサブネームは使っていません。

 

そういえば。

うっかりしていましたが、この”NEX-”前に、”α”が付いています。

 

実は”α”もあまり好きではありません。

 

ミノルタの新生カメラである、α-7000に賭ける意気込み・想いは分かります。

但し、カメラ名をタイプ打ちするとき、一々変換しなければならないのが面倒です。

アルファベットならば、ただタイプ打ちすればよいのです。

 

このように”α”を貶していますが、自分自身、ミノルタのカメラは比較的多く所有して来ています。

 

フィルム時代は、α-5xi、α-707si、α-807si,α-Sweetと使い、最後はα-9xiときて、

デジタル一眼レフは、α-7 Digital、α-Sweet Digitalと使いました。

 

ということで、ミノルタは好きなカメラメーカーです。

ミノルタは好き、でも”α”の文字は嫌い。とはいっても、AF以前のXDやMDは持っていないのだから、やはりαというカメラは好きなのでしょう。

 

ところでαシリーズは何種類か使いましたが、例のカードシステムは全く活用しませんでした。

当時、中古カメラ屋さんに行くと、色々なカードが沢山、しかも叩き売られていたのを思い出します。

 

ただのプリプログラムカードですからね。

自分でコントロールすれば良いのだから、要らなくて当たり前です。

 

そういえば、EOSのバーコードシステムもうまく行っていなかったはずです。

鳴り物入りの新機軸は、得てしてうまく行かないものです。

 

ソニー時代のαも、350は瞬間的に持っていました。

事情があって、未開封のまま右から左です。あっ、左から右かもしれない。

 

所有していたカメラの思い出を少し記録しておきましょうか。

 

ミノルタのα-707si、α-807siはシャッタフィーリングは実に安っぽくて嫌いでした。

AF前のミノルタカメラのシャッターフィーリングは実に素晴らしく、α-7xiまではまずまずでしたが、この両機は本当に酷い。

ポコポコと極めて安っぽい。

 

このことについて、当時から今迄に言及しているものは殆ど目にしていませんが、自分としては非常に気にしている部分です。

確か、この両機のシャッターの機能・機構的なものが理由としてあって、この安っぽいシャッターフィーリングとなっていたと理解していたのですが、それは忘れてしまいました。

 

α-807siは、レンズ内臓フラッシュのガイドナンバーを大きくするために、膨らんだペンタ部が無様なでこっぱちデザインです。

 

これらが嫌で、両機は買ってはみたものの、直ぐに手放してしまいました。

だから、α-707siとα-807siの記憶は殆どありません。

24㎜から始まるズームレンズをミノルタが出していて、これが欲しくてこのズームレンズに対応できるカメラであるα-807siを買ったんだ、と思い出すぐらいです。

 

α-9xiは自分のフィルム常用時代の最後のカメラになりました。

Canon EOS-1Vは本当に素晴らしいカメラで、所有したフィルムカメラのNO.1ですが、それと並んでα-9xiも素晴らしいカメラでした。

カメラの性格や操作方法違いはあるものの、根本的ところでプロフェッショナルカメラであることを基調とした両機は、本当に甲乙つけがたいと思います。

 

で、α-9xiです。

1万2000分の1のシャッタースピードを持っているプロフェッショナル用カメラの位置づけです。

プロ用カメラは耐久性を考慮しているため、堅牢で造りの良いものが多いのですが、α-9xiも例にもれず造り込みの良さがありました。

 

シャッターは、ダンパーを内蔵していないためか、そのショックがダイレクトに響いてきます。

が、フィーリングの質が悪いものではありません。金属っぽい音を発し、その残響が少し残ります。

 

プロフェッショナル機ではありますが、視野率が100セントではありません。

でも当時の自分は、ポジではなくプリントが中心です。

どうせプリント時に蹴られるのだからと気にはなりませんでした。

 

ボディ形状は、大変ホールドし易い、良い形状をしています。

筐体は金属製で、厚みがあるというよりも、スリムで横幅があるという特徴的な出で立ちです。

 

グリップも薄くて浅いのですが、幅があってしっかり手に馴染みます。

このように素晴らしいホールディング性能を有したα-9xiを所有した経験があるためか、今では厚みがあるボディのカメラがあまり好きでありません。

 

α-9xiは、独立した機能ダイヤルや制御ダイヤルを持ちません。

ファンクションボタンと、メインとサブのコマンドダイヤルで露出から全てをコントロールします。

 

軍幹部は実にシンプルで、すっきりしています。

自分にはこの操作方法が実に合っていました。

富士フィルムのX-T1やX-T2は、そのアナログ式操作に自分が馴染めずに短期間で手放してしまっています。

 

造形としては、内臓フラッシュを持たないため、ペンタ部が低く、全体に滑らかで有機的な形状をしています。

低くてなだらかの丘のようなペンタ部に、斜め上向きにミノルタのロゴがプリントされています。

 

兎に角、スマートなデザインで大変良いです。

少し違いますが、EOSのエルゴノミクスデザインに通じるところがあります。

 

後継機のα-9は、もっと四角っぽい形をしており、ペンタ部も通常の形状に戻されました。ですから、ミノルタのロゴは正面を向いています。

α-9は買いはしませんでしたが、手にしたことはあります。

 

ファインダーの見えやすさが話題になっていましたが、それよりもシャッターフィーリングの改善、その良さが印象に残っています。

α-9xiと異なり、ごく普通のカメラの形をしているので筐体の厚みが増しました。グリップも深くて厚みがあるものになりました。

確かに持ちやすかったと記憶しています。

 

モノとしての質が良いです。

機能も向上しています。

 

これは開発や製造にお金が掛かっているなと感じました。

販売価格は高めで、当時は買えませんでした。もっともα-9xiを気に入っているので買い替えようとは思いませんでした。

 

ですが、質が良くて高機能でも、CanonのEOS-1やNikonのF一桁のように売れないだろうとも思いました。

これは趣味のカメラで、業務用カメラではないというというような印象を持ちました。

 

生産が中止になるまでの期間は短かったような気がします。

処分価格になるような売られ方はされなかったように記憶しています。

 

発売中止後も、高値を維持していました。

尤も現在はかなり安くなっているようで、TC-1のように高額のまま取引される状況ではないようです。

 

出現が少し早ければ、もっと売れていたかもしれない少し不幸なカメラです。

 

最後に、デジタル一眼レフです。

α-7 Digitalはコロコロと変わる落ち着かないホワイトバランス、α-Sweetはα-7 Digitalよりも機能的には改善されているものの、入門機クラスの造りの安さとファインダーの見え具合から、二つとも短期間で手放してしまっています。

 

しかし、今これらのカメラで撮影した画像を見直すと、装着していたAF35㎜F1.4の性能の高さもあるのですが、少しばかりノイズが混じった感じが実にフィルムライクであり、大変好ましい写りをしています。

 

ですから、この両機は本当は実力のあるカメラで、特にα-7 Digitalは、手放して後悔したカメラの一つになっています。

 

フィルムカメラと違って少し記述が短いですね。

記憶が少ないので仕方がありません。

 

なんといってもこの頃は、デジタル一眼レフカメラの伸長期であり、出るカメラ出るカメラがどんどん性能を良くしている時代です。

 

今と比べても、短期間にカメラをとっかえひっかえしていました。

だから、所有したカメラを振り向く余裕は殆どありませんでした。

 

新しいカメラが正義。

そんな時代はあっという間に終わってしまいました。

 

今回のスレッドは少し長くなりました。

途中で分割しようとも思いましたが、一気にまとめて記録することしたのです。

 

過ぎたカメラのこと、思い出ですからね。いつまでもこれに浸ってばかりはいられません。

サクッと流して、手持ちのカメラたちで、新たな良い画像を残すことに注力します。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう。

さようなら。

 


SONY NEX-7についての簡単な雑感

2022-02-12 18:03:18 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

前回の投稿で予告しましたが、SONYのAPS-C判ミラーレスレンズ交換カメラである、α NEX-7についての簡単な所感を記録します。

 

以前にも書いた通り、2012年 1月27日 発売された古いカメラです。

当時としては、高規格のAPS-Cカメラのようでして、後発品よりもこの機種を支持する声が今でも一定程度見られます。

 

個人的に気に入っているDSC-TX55が、2011年 9月 9日に発売されます。

これに遅れること4ヵ月です。

 

ほぼ同時に開発されていたとみて良いでしょう。

だから似たような描写をしているのかもしれません。

 

れが功を奏しているのかもしれない。

後発品を選んでいたら、失敗していた可能性もあります。

 

それは望んでいた描写と違う画像が出て来ていたかもしれないということです。

望みの絵を出すカメラを求めて、また漂流することになっていたとしたら、とても恐ろしいです。

 

細かく見ていきます。

 

ファインダーが付いています。

良いものではありませんが、ついていないよりもはるかにましです。

ファインダー位置はボディがフラットであるタイプによくある左端ですが、問題はありません。

 

色味は良くありません。

なんだかオレンジ色というか暖色系に色づいているように感じます。

 

少し潰れ気味の見え方です。

偶ににじんだり、ゆがんだりします。

精細感がありませんが、最低限の合焦確認は出来ます。

 

シャッターについては、価格コムなどではそのフィーリングを良好なものとして評価する声があります。

これには期待していましたが、思ったような精緻感があるものではありませんでした。

 

もっと精巧な機械機構感があると思ったのですが、この小さいボディでは、シャッターショック抑制用のダンパーなども組み込めませんしね。

考えたら、反射鏡がありませんから、シャッター周りの機構は複雑である必要がありません。

 

SEL1670Zと組み合わせますと、小さなショックと共に、カシューとかシュパッといったような小さ目の音が出てきます。

これはなかなか良いです。確かに他のカメラとは違います。

 

シャッターショックが小さいのは良いです。

このカメラは無音に出来ない(電子シャッターのみに出来ない)ようですから。

ブレ抑制という意味でも、軽快な撮影リズムを作るという意味でも、このシャッターフィーリングはなかなか良いと感じます。

 

大きなコマンドダイヤルが二つあります。

一つはモードにより変わる露出項目の変更用、もう一つは、露出補正用のようです。

 

兎に角、ソニーのミラーレスは初めてなので、操作方法に慣れなくてはなりません。

良し悪しよりも、兎に角、慣れです。

 

軽いです。

持った感じも悪くはありません。

ボディが軽いので、重めのレンズを付けると前のめりになりバランスは悪くなります。

 

SEL1670Zでも、なんとなくレンズ寄りの重心です。ギリギリのところかな。

かなり以前に持っていた、CYberShotのF505シリーズのように、レンズにボディがくっ付いている、そんな雰囲気にも似ています。

 

ボディが小さいため、太目のレンズを付けるとグリップとの間が狭くなり、ホールディングしづらくなります。

SEL1670Zではなんとかなります。

 

グリップは浅めです。

が、薄いボディの方がどちらかというと好みですから、グリップが浅くても良いです。

 

小指が余りますが、ボディ下端をうまい具合に隅切してあり小指の置き所があります。

ボディ下部に小指を巻きつけられますから問題ありません。

 

この点、富士フィルムのX-T100は駄目です。

小指がボディ下端の角に当たって痛くて仕方ありません。

 

液晶モニターはチルトタイプです。

バリアングルよりもチルトが使いやすいのでこれで良いです。

 

戸外では良く見えなくなります。完全に構図確認のみになります。

TX-55と同じです。現場ではだめだったけれど、自宅に帰ってPCで確認したら良い画像だった、というパターンです。

 

撮像確認(再生)はツーステップです。

つまり再生ボタンを押して、拡大するときはさらに別のボタンを押し、コマンドダイヤルか、背面のホイールダイヤルを回して拡大します。

グルグル回るものなら、ダイヤルはどれでも良いようです。

 

個人的には、Canonと同じ、このツーステップ再生はとても嫌です。

面倒臭いだけです。

 

押してグリグリして拡大。

これがどうして駄目なのか・出来ないのか分かりません。

 

何か理由があるのかもしれませんが、ササっとデータ検証をしたいときにこれです。撮影リズムが大変狂います。

個人的には、左側の電源スイッチともに、回避したい操作方法の一つです。

 

電源投入後の起動は瞬時ではありませんが、標準的な速さだと思われます。

 

ボディは金属です。

マグネシウムだとのことですが表面加工のせいか、アルミダイカストのように感じます。

 

冬ですと、金属製のボディは持ったときにヒヤッとするのが嫌です。

以前は金属製ボディが好きだったのですが、今では強化プラスチック(エンジニアリングプラスチック)の方が、軽いし冷たくないし、良いと思うときもあります。

ボディ素材のこだわりは無くなりました。

 

NEX-7のボディには、35ミリ判の初代α7と同じように妙な艶が施してあります。

この表面処理のせいか、経験劣化でヤレた感じが明瞭になるようです。

塗膜が弱いのでしょうか。

 

この個体もくたびれた感がはっきり出ています。

まぁ10年以上前の個体ですから仕方がありません。

現在発売されている機種は艶を抑えた高級な感じがしますし、経年劣化でもやれた感じが出るの少ないのではないでしょうか。

 

レンズマウント周りに、35ミリ判にはあるオレンジ色の配色がありません。

これは良いです。

 

αカメラのイメージカラーなのでしょうけれど、マウント周りに配色するなんて、良いセンスとは思えません。

あのオレンジの色も金属の光沢が入って微妙な感じです。

 

マウントの回転方向は、右回しで一般的なものです。

レンズ着脱ボタンは正面向かって左側についています。

Canonのように、右側についているのが理想なのですが、これぐらいは妥協できます。

 

電源ボタンを含め、各ボタン、ダイヤルの操作感はこわばった感じも無く、優しく柔らかに操作できます。

クリックのしっかり感は残したままです。SONYのビルドクオリティを感じます。

 

まだ、動画撮影はしていませんので、この辺りは割愛します。

動画撮影中の静止画撮影は出来そうにありません。

 

動画撮影中の静止画撮影が好きで、良く行います。

パナソニック製品には大体がこの機能が付いているのため、同社のカメラを沢山持っています。

 

フラットボディのAPS-Cカメラですと、ボディが小さいので、”SONY”のロゴも小さくなって好都合です。

35ミリ判は、ペンタ部に大きな”SONY”のロゴがあります。

 

自分にとって、SONYはあくまでデジタルガシェットの製造会社であり、CYberShotシリーズのSONYです。

却って一眼レフカメラメーカー風に振舞うのは、古臭い感じがしてよくありません。

デカいSONYのロゴも、間が抜けたようでバランスが悪く、恰好が良くありません。

 

総じて、NEX-7は、

小気味良い軽快なシャッター、ホールディングの良いボディ、操作感の良い各種ボタン・ダイヤルと、官能性能の大変優れたカメラです。

ファインダーやモニターの性能は今一つですが、時代的なものあって仕方がありません。

 

NEX-6やα6000などの後発機種のことは、良く分からないのですが、高感度特性などに優れた面があるようです。

しかしモノとしての造りこみで言いますと、NEX-7は優れた良いカメラです。

 

使い心地が良いカメラは使用頻度も上がります。

これからはお気に入りの画像も増えることでしょう。

 

適当な観点から選んだ機種ですが、出て来る絵も含め、良いカメラに出会えたと素直に思います。

 

ではこれで失礼します。