「生協だれでも9条ネットワーク」

日本国憲法と平和主義、民主主義を守る活動を進める生協関係者のネットワークのブログです

【参加報告】「安保関連法の廃止を求める学生・学者・市民の共同行動1206銀座大行進」(寄稿2)

2015-12-10 22:34:00 | 参加報告


「安保関連法の廃止を求める学生・学者・市民の共同行動1206」日比谷野音→銀座大行進」参加報告(寄稿2)】

<斎藤嘉璋さんより>

 「参加報告」ではなく、参加しての感想です。安保諸法が委員会で強行「採決」された9月18日、国会前で主催者も参加者も「これからが闘いだ」と盛り上がり、「だれでも9条ネットワーク」の私たちも帰途一杯飲みながらさらに頑張ることを確認し、その後、世話人会など体制を整え取り組んできました。
 今回の集会・デモに参加しシールズの代表はじめ各発言者や参加者の様子を見て、安保諸法の廃止まで頑張ろうという動きが本物になっていると感じ、私たちの取り組みに自信が持てました。60年安保闘争に参加し、新安保条約が成立したあと急速に運動が後退していったことを知る者として、今回は違うと強く感じています。(何が違うか?集会やデモの間にも考えましたが、そのことは次の機会に述べたいと思います。)

 第2に感じたことは、このような運動の粘り強さと広がりに対し、安倍政権を支持する勢力からの攻撃が卑劣な形で強まっていることです。9月の国会前集会で挨拶した俳優の石田純一さんは「そんなことをする石田はバカだ」と「反知性的非難を受けている」が「平和な日本のために」声を上げつづけると話していました。
 評論家の佐高信さんはTBSテレビの岸井成格氏の発言に対し「放送法違反だ」と読売、産経に意見広告がでたことの危険性を話しました。
 その後、インターネットをのぞくと「石田純一、反安保デモ参加と打算――」と経済問題や妻との不仲など誹謗記事が出ており、岸井氏については民放協会会長の「個人的には放送法違反ではないかと思うが」という発言や、TBSは岸井氏をNEWS23から降ろすことになったとようだという記事が載っています。テレ朝の古館伊知郎への攻撃も強まっているようです。
 私たちはこのブログを含めインターネットを活用して憲法を守り、戦争法廃案を目指す活動をつづけますが、今回、石田、岸井両氏のことでインターネットをあれこれ覗き“ネトウヨ”という勢力をふくめ、マスコミ等情報戦線での攻撃の強さを考えさせられました。



<S.Hさんより>

 参加者は主催者発表で4500人と、中高年が目立ったものの予想以上でした。途中、何者かが大音量の拡声器で何やらわめいていたので、前半のスピーチの一部が聞き取れなかったのは、大変残念でした。言論の自由はありますが、明らかに他の言論を妨害するための言論までは、許されていないと思います。
 これで、私の“言論への弾圧を許さない”という意思がより高まったことは、彼らにとって計算外だったと思います。「お正月に餅を食べて」も、参加を継続したいと思います。

※冒頭の写真は大久保厚さん撮影分で、日比谷公会堂からデモ行進に出発するところにあった紅葉の赤に映えるネットワークの青い幟旗。行進中の写真は斎藤嘉璋さん撮影分。

<管理人より> 右翼の妨害と本気で取り締まらない警察

 集会時にも登壇者のスピーチが聞きとれなくなるほどの右翼の街宣車の大音量妨害を警察が放置してなかなか取り締まらなかったことと言い、内閣打倒の声をつぶしにかかっている力の大きさを痛感させられていましたが、さらに当日の夜の段階で「第一挺団のサウンドカーが、東京駅手前の交差点に差し掛かったところ、彼らが対向車線から右折してきて立ち塞がりました」という情報を得ました。 
 SEALDsのFacebookに第1フロート(SEALDs)、第2フロート(T-ns)、第3フロート(ドラム隊)とあったので、挺団をフロートと読み替えてよいなら、SEALDsのサウンドカーを右翼がねらってきたということで、それならゆゆしいことだと思っていましたが、やはりそういうことだったんですね。
ネット検索をして、以下のユーチューブの動画やブログ等の情報を見て、右翼に負けずにコールで頑張った若者たちに励まされました(^_^)
ユーチューブの動画より:
アベ親衛隊の右翼がSEALDs若者デモを街宣車で妨害!2015.12.06 SEALDs東京・銀座デモ
「真実をさがすブログ」より:
【騒然】SEALDsデモを右翼街宣車が妨害!街宣車でデモ隊の進路上に侵入!日比谷集会でも右翼街宣車と睨み合いに!


コメントを投稿