年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

巣立ち雛 (1) : ホオジロ (1)

2012年07月12日 | 写真~野鳥

鳥類の雛(ひな)には2つのタイプがあります。 

一方は、孵化(ふか)後直ぐに歩き出せる「早成性」の雛です。 その代表が鴨類で、親鳥は雛を連れて早々と巣を離れ、雛と行動を共にしながら世話をしていきます。 特に、カルガモの親子が知られています。 

他方は、自分ではほとんど何もできない「晩成性」の雛です。 その代表がツバメやシジュウカラで、親鳥は巣内にいる雛に食物を運び、巣内で雛がした糞を巣から離れた所まで捨てに行きます。 このタイプの雛鳥は、巣立ち後も しばらくは親鳥の世話を受けるのが普通です。 


一般的に言って、野鳥(小鳥)の繁殖:時期は4~7月で、5月末頃から雛(ヒナ)が巣立ち始めます。 
巣立ったばかりの雛は、親鳥とは姿(例えば、羽の色)が少し違っていますので、雛を単独で見ると、どういう(名前の)鳥なのか直ぐには判らなかったり、混乱したりする場合があります。 しかし、親鳥と一緒に家族で行動するので見つけ易いし、人を余り恐れないので比較的近くで見ることができます。 6月は、そういう巣立ち雛を観察する季節でもあります。 その成果の一部を見てください。

それでは、先ず質問です。 
皆さんは (↓)を見て、どういう(名前の)鳥なのか判りますか? 


(↑)は ホオジロの巣立ち雛 です。 

(↓)の右側がホオジロの親鳥で、左側が巣立ち雛です。 顔付きが違う巣立ち雛だけを見たら ホオジロとは とても思えません。


隣の枝にも親鳥と幼鳥がいました。(↓)  親鳥と一緒にいるから巣立ち雛がホオジロだと判断するのですが、(↑)のように巣立ち雛だけを見て、直ぐに判る人は少ないでしょうね。


(↓)の左側の幼鳥は、だいぶ親鳥の顔や体の羽模様に近づいて来ていますね。


過去に見て頂いた ホオジロの成鳥と幼鳥の姿は こちら からどうぞ。 


(画像をクリックすれば大きくなりますので、お試し下さい) 


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シジュウカラ (4)

2012年07月11日 | 写真~野鳥

蛇が苦手の人は 見ないでください! 













先日、シジュウカラ の親鳥が 巣に餌を運んでくる様子(→ こちら)と、雛がした糞を巣外に運び出す様子(→ こちら)を見て頂きました。 

その1週間後に様子を見に行ってみると、何と蛇(青大将)が巣穴から首を出しておりました。(↓)


つまり、雛は蛇に食べられてしまったのです。 シジュウカラは、8~10個の卵を産むと言われています。 蛇にとっては大きなご馳走だったでしょうね。 

悲しい出来事ですが、自然界の法則ですから、如何ともしがたいです。 蛇だけでなく、カラスやトンビなど、小鳥の雛を狙う外敵は多くいます。 逆に、鳥達は昆虫や青虫を食べるので、彼等からすれば鳥達は、鳥から見た蛇にあたります。 ご存知の食物連鎖の一環ですね。 


巣から出てきた蛇(青大将)を見てください。 頭の太さと、胴体の太さの違いを! (↓) 
太くなった胴体が長々と続いており、そこが飲み込まれた雛達でしょう。 飲み込んだ雛達を幾分か消化して、穴から体が抜け出せるようになるまで、蛇は巣の中でじっとしていたんでしょうね。 


雛を食べた蛇が巣穴から出てくる時に丁度出くわすのは、「日本野鳥の会」のベテラン会員さんによれば、恐らく15年に1度位のことだそうです。 過酷な現実を垣間見る貴重な体験をしましたので、あえて皆様にも見て頂きたく、写真を載せた次第です。 


(画像をクリックすれば大きくなりますので、お試し下さい) 

追記) シジュウカラ(5)は(→ こちら)です。


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65歳以上の介護保険料 (2012年7月)

2012年07月09日 | 定年・再雇用・年金

過日、国保の新保険料の記事中で、65歳以上の人(第1号保険者)の 介護保険料 は後日通知するとあるが、詳細が不明なので市役所に問合わせるつもりだと書きました。(→ こちら

市役所に電話で問合わせると、市役所のホームページで国保の保険料は、「市民生活」→「暮らしの情報」→「国民健康保険」(→以下は長くなるので省略)の中にページがありましたが、介護保険料は全く別の場所の、「市民生活」→「健康・福祉・子育て」→「高齢者・介護」(→以下同じく省略)の中にページがあるとのことでした。

(↓)が、そのページの画像です。 が、(↓)に書いてなくて、電話での問合わせ時に分かったことは、以下。
(a) 満65歳になる月の初めに介護保険証を送り、その翌月に保険料の納付書を送る。 
(b) 保険料は、誕生日の月から 年金からの天引きになるまでの約8ヶ月後までを
  月割り計算した額を2か月分づつ払ってもらうようになる。 
   (年度をまたがる場合は、先ず年度末の3月分までを月割り計算した額を通知する。
    翌年度分は、介護保険料が違ってくる場合があるので、後日通知する。)
(c) 年金から天引きになる時期は、後日通知する。
(d) 本人である私め(とおっ家内)は、何らの手続きも不要で、全て市役所が行う。 



上表(↑)で言及されている 私めの「合計所得金額」は、確定申告書(→ こちら)の左側、中央部「所得金額」中の「まる9」欄の合計所得金額 3,662,374円ですから、私めは第10段階に該当するので、年額 106,317円です。  他方、おっ家内は、専業主婦で収入はゼロですから、第5段階になり、年額 59,804円です。 よって、通年ベースの合計保険料は、166,121円になります。 

私めの誕生月は1月ですから3ヶ月分を、おっ家内の誕生月は10月ですから6ヶ月分を、それぞれ今年度分の介護保険料として支払わねばなりません。 即ち、私めは 26,579円、おっ家内は 29,902円、合計 56,481円になります。 

これに 今年度分の国保保険料 621,959円 (→ こちら)を加えると、私めが今年度に払う健康保険料の総額は 何と 678,440円(!) にもなります。 前にも書きましたが、年金生活想定シミュレーションと比較して 最大の誤算は、この国保保険料の超高額負担 です。 全くやり切れませんわ!


尚、65歳以上の読者の皆さん、上述したこと以外の特記事項がありましたら、コメントでご教示頂ければ幸甚です。 よろしくお願いします。 

(画像をクリックすれば大きくなりますので、お試し下さい)


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コサメビタキ (1)

2012年07月07日 | 写真~野鳥

コサメビタキ (小鮫鶲) は、日本には4月頃に渡来して来る夏鳥で、私めの住む中国地方では やや珍しい部類の小鳥です。 
 
体はスズメより一回り小さく、体の下面全体が白く斑が無いのと、下嘴の根元側半分が燈色なのがコサメビタキの大きな特徴です。 (↓)  


体の上面は灰褐色です。 背中は灰(褐)色一色で 腹は白一色という体全体の配色を 海の鮫に例えられたのが名前の由来で、サメビタキより一回り小さいので 頭に「コ」(小)が付きました。 

目の周囲の白色(アイリング)が目立ちますね。(↓) 


ヒタキ族は、空中を飛ぶチョウ、ガ、ウンカ、アブなどの昆虫をフライングキャッチで捕獲します。 その為、フライングキャッチをするツバメ(→ こちら)と同様に、扁平で基部の広い三角形の嘴(と、その周りの髭)が特徴です。


ヒタキ族は、ヒッヒッとかカチカチという地鳴きをするので、火打石をたたく音に似ているところから「火焼(ひた)き」または「火焚(ひた)き」と呼ばれたのが名前の由来です。


(画像をクリックすれば大きくなりますので、お試し下さい) 

追記> コサメビタキ(2)は(→ こちら)です。


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フェルメール関連写真(#21) : フェルメールの墓

2012年07月05日 | フェルメール

フェルメールの墓は、デルフト市中心部マルクト広場から少し離れた 旧教会内 にあります。(↓)


墓といっても、旧教会の一番後方の床のタイルに 「Johannes Vermeer 1632 - 1675」と刻まれたタイルがあるだけです。 このタイルの下にフェルメールが眠っているということです。 

(↓)がデルフト市中心部マルクト広場付近のグーグル写真地図です。 
デルフトの街は何度も通った懐かしい街です。 


(↓)がマルクト広場と市庁舎です。(1996年11月16日撮影)


(↓)が 反対側にある新教会です。(1996年11月16日撮影) 



これで「フェルメール」シリーズは 一旦 終りとします。  
長い間お付き合い頂き ありがとうございました。 


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シジュウカラ (3)

2012年07月03日 | 写真~野鳥

先日 シジュウカラ の親鳥が餌を巣に運んでくる様子を見て頂きました。(→ こちら


一般的に言って、親鳥は雛(ヒナ)に餌をやるのは当然ですが、巣を綺麗に保つために、雛がした糞を巣外に運び出します。 今日は、その糞を運び出す様子を見て頂きましょう。 

(↓)で、穴から出てこようとしている親鳥が銜えている白い物体が雛の糞です。 鳥は雛でも成鳥でも、糞は薄いゴム風船の中に入ったような形で体外に排出されます。 親鳥が銜えても糞のゴム風船は裂けないので、巣外に銜えて運び出せます。 


鳥の糞は何故白いのか?  興味があれば、ググってみてください。 












(↑)は連写(した中から選んだ)写真ですが、最近のコンデジの連写性能は1秒間に10枚以上で、高級一眼レフカメラより良い性能を持っております。 最近のコンデジを馬鹿にしてはいけませんです。 
どうですか、上の連写写真は? 

(画像をクリックすれば大きくなりますので、お試し下さい) 


追記) シジュウカラ(4)は(→ こちら)です。


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野生の鹿

2012年07月01日 | 写真~動物

一昨日、金曜日の夕刻近く、里山で 野生の鹿 に出会いました! 


野鳥を撮るべく茂みに隠れていたところ、野生の鹿(→ 角が無かったのでニホンジカのメス)がいきなり目の前に出て来ました。 お互いが驚いて相手を見つめ合い、双方ともしばらく固まって竦(すく)んでいましたが、私めがカメラを構える動作に鹿も反応して、キィッ! と鳴いて駆け出して鹿の姿は茂みに消えました。 その間、ほんの10秒足らずの、 ほんとに あっ という間の出来事でした。  

たった一枚だけ撮った写真が(↓)です。 (← 連写モードにしていなかったので… 涙) 


昔、同じ里山で野生の猪に出会ったことがあります(→ こちら)。 

読者の皆さんは、野生の猪やら鹿に出会うとは、どういう山奥なのか! と思われるかも知れませんが、決してそんなに山奥ではありませんです。 

里山では普段から猪が掘り返した跡や鹿の糞を見ていますので、野生の猪や鹿が生息しているんだとは漠然と思っていましたが、現実に野生と出会って我が目で確認すると、改めて、こんなに人間の近くで野生が生きていることに本当に驚かされます。 尤も 野鳥も野生と言えば野生ですが…。 


(画像をクリックすれば大きくなりますので、お試し下さい) 


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