コサメビタキの雛は 産まれてからほぼ2週間で巣立つと言われています。
前回 巣の外で羽ばたき練習をする雛の姿を見て頂きました(→ こちら)が、今日は巣の外へ出て行く雛の姿を見て下さい。
(↓)は、餌を持たずに巣に帰って来た親鳥が、巣から少し離れた所から雛達に「巣を出てこちらに来なさい」と巣立ちを促している(と思われる)様子です。 親鳥はこうやって何十分も巣の周りで待ち続けます。 (↓)の親鳥は餌を持っていませんが、餌を銜えて巣から離れた所で待っている、餌で釣ろうとしている姿もありましたね。(笑)
(↓)は、自分から巣を出た雛です。 どうです、しっかりした意思を持っている顔付きだと思いませんか?
(↓)は (↑)より少し遠くに出た雛です。 巣内の雛と同じ方向を見ていますが、これは遠くの枝にいる親鳥の、雛を呼び寄せる=巣立ちを促す鳴き声の方向を向いているのです。
(↓)は、もっと遠くに出た雛を、巣内の雛達が「おい、大丈夫なんか?」と心配そうに見ています。(笑)
巣内の雛達は遠くに出てしまった雛を見つめており、後ろ側から餌を銜えて来た親鳥に気付いていません。 巣外の雛の凛々しい顔付きに注目です。(↓)
その雛の大写しです。(↓) これがコサメビタキの巣立ち雛です。 親鳥とは大分違いますね。
この日はこれで終りましたが、明日中には5羽全部が順次巣立つだろうと予想しました。 翌朝8時頃に期待して行ってみると、何と既に巣はもぬけの殻でした! 5羽全羽が巣立ってしまっていたのです。(涙)
ということで、今年の コサメビタキ繁殖物語は、これでお終い とします。
長い間 ご覧頂き ありがとうございました。
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