オオヨシキリ (大葦切) は、スズメよりやや大きいウグイスの仲間で、夏に日本に来て繁殖する 夏鳥 です。 (撮影は5月中旬です)
河川や海岸などの水辺に広がるヨシ(葦、葭)原に住み、昆虫やムカデなどを食べますが、ヨシ(の茎)を切り裂いて 中にいる昆虫などを捕食するのが 和名の由来です。
オオヨシキリは大きく口を開けて(ギャーギャーと騒がしく鳴きますが)口の中が赤いのも特徴です。(→ 口の中が黄色いのはコヨシキリ)
(↓)止まったオオヨシキリの重みと 騒がしく鳴く時の振動と 更に 風でヨシが揺れてピントが上手く合ってない鳴く時の写真がありますが、ご容赦を!
オオヨシキリは 一夫多妻でも有名です。 その理由は、成鳥でも雛でも、カラスやアオサギ、更には猛禽類の餌として襲われることが少なくないこと、またカッコウに託卵されることも多いこと等で、子供を沢山産んで子孫を残す確率を高める為の知恵のようです。