年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

うだつ(卯建) (その1)

2008年08月23日 | 写真~その他
四国は徳島県美馬市の脇町は、江戸時代から藍の集積地として栄え、藍商人達の家々が軒を並べて大いに繁栄した町です。 豪商達は2階建ての立派な家を建て、2階と1階の間、隣家との境に「うだつ(卯建)」という白壁の防火壁を作り、立派な装飾を付けた瓦を張り互いに権勢を競い合いました。 「うだつ」があるということは、2階建ての瓦葺きの立派な家を意味し、資産家の象徴だった訳です。 逆に現代では、出世もできず財産もない人を「うだつが上がらない」と言うようになりました。 
 
脇町の「うだつ」は一軒を除いて単層うだつです。 先ずは見て頂きましょう。 
 
  
 
  
 
「うだつ」の横にある格子窓を「むしこ(虫籠)窓」と言いまして、明り取りと風通しを良くする為の窓ですが、時代と共に装飾が違ってきます。 「うだつ」と共に「むしこ(虫籠)窓」の違いにも注目して下さい。(↑ と ↓) 
 
  
 
脇町にある唯一の「二層うだつ」です。 現代風に2階部分が1階部分と同じ位の高さがある まさに豪邸で、両側にある「うだつ」も背が高い豪勢なものです。 
 
  
 
脇町の「うだつ」の街並みです。 
 
  
 
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