進化白足袋 プロ紳士。
(大正文学 新感覚派)(白樺派・耽美派・プロレタリア文学新思潮派)
[point]
1.大正期の文学運動には、耽美派・白樺派・新思潮派・新感覚派とプロレタリア文学がある。
[解説]
1.大正前期の文学には耽美派と白樺派がある。第一次世界大戦後に新思潮派、大正末期から昭和初期にかけて新感覚派とプロレタリア文学がある。
〈2016関西学院大・全学部
日露戦争以降、新聞・雑誌などが発達し、一般勤労者を基盤とする大衆文化が誕生した。そして、大正デモクラシーのもとでは多様な学問が花開いた。文学では白樺派の[ i ]らや、近代的な知性を重んじる新理知派・新思潮派の[ j ]が活躍した。また演劇や美術でも新たな発展がみられた。大正末期から昭和初期には、l.プロレタリア文学運動もおこった。
問8 空欄i・jに該当する人物の組み合わせとして、正しいものを下記より選びなさい。
ア.i:菊池寛 j:芥川龍之介
イ.i:志賀直哉 j:有島武郎
ウ i:志賀直哉 j:芥川龍之介
エ.i:菊池寛 j:有島武郎
問10 下線部lに該当しないものを下記より選びなさい。
ア.『戦旗』 イ.『赤光』
ウ.『種蒔く人』 エ.『蟹工船』」
(答:問8ウ、問10イ※アララギ派の歌人斎藤茂吉の作)
〈2013関西学院大学・済総合国際
文学では、d自然主義が退潮したが、新しい作家が多くあらわれ、白樺派や耽美派、新思潮派、新感覚派などが活躍した。また、新聞や大衆雑誌に掲載された大衆文学が人気を獲得していった。
問4.下線部dに関して、それぞれの作家の名前とグループの組み合わせとして、正しいものを下記より選びなさい。
ア.志賀直哉-新思潮派
イ.永井荷風-耽美派
ウ.芥川龍之介-新感覚派
エ.横光利一-白樺派」
(答:イ ※ア×白樺派、ウ×新思潮派、エ×新感覚派)〉
〈2008明大・経営
問5.下線部(エ)人口が都市へと集中していったに関して、大正時代には都市化の進行に伴って大衆文化が発達した。当時の作家と作品の組み合わせとして誤っているものはどれか。A~Eからひとつ選びなさい。
A 川端康成『伊豆の踊子』
B 徳永直『太陽のない街』
C 武者小路実篤『或る女』
D 永井荷風『腕くらべ』
E 菊池寛『恩讐の彼方に』」
(答:C『或る女』は有島武郎作で明らかな間違い ※なおBは組み合わせは合っているが、昭和4(1929)年連載開始で大正時代ではない。)
1929(昭和4)年6月 徳永直『太陽のない街』
特に苦しい 鯛の無い。
1929年 徳永直『太陽のない街』
〈2012大学入試センター・日本史A:「
明治末から昭和初期にかけて新劇の演出家として活躍した小山内薫は、大学を卒業すると1907年に雑誌『新思潮』を発刊し、イプセンなどの戯曲の紹介を行った。その後、『新思潮』は断続的に刊行され、a大正中期以降に文壇の主流を占めた新現実派の一派である新思潮派を生んだ。
問2 下線部aに関連して、大正期の文学に関して述べた次の文X・Yについて、その正誤を判定せよ。
X 永井荷風、谷崎潤一郎ら耽美派が活躍した。
Y 有島武郎ら新感覚派が、人道主義的な作品を発表した。
①A〇 B〇 ②A〇 B×
③A× B〇 ④A× B×」
(答:②)〉