中村正直の「頑張れプロ野球」

ベテラン野球記者の本音ブログです。

大丈夫かいなあ、落合竜

2008-06-16 20:17:12 | Weblog
 腰がずっと痛い。2度目のギックリ腰になってから、4、5年(記憶が定かです

ない)経つから、もうボチボチと思っていたが、やっぱりやって来た。ギックリ腰

という大袈裟なものじゃなく、シクシク梅雨のように病むのである。腰をかがめた

とき、座っていて立ち上がろうとするときが特に辛い。でもって、先日ゴルフにい

ってきたので余計負担がかかった。野球選手ならとっくの昔に登録抹消だろう。

「疲労性腰痛」ってヤツだ。そうそう、誰かさんもこれになっていたな。

 登録抹消と言えば、中日の井端が抹消されたそうな。中日という球団は、落合監

督の方針もあって故障の名称を発表しない。我々マスコミに隠すのは別に構わない

が、我々の後ろには大勢のファンがいるのである。井端ファンも何で抹消されたか

知りたいだろうが、これは担当記者の取材に任せるしかない。残り4試合の交流戦

は目をつむって、セリーグ球団との試合が再開されるときに登録しようという算段

なのだろう。ただ、連続試合出場を続けてきたチームリーダーが一時的であれ抜け

るというのは、やはり相当な状態だと推測できる。

 この井端の前に、正捕手・谷繁も抹消されていた。阪神からみると、中日で厄介

なのは、ウッズとか中村紀とか和田ではなくて、荒木を含めたこの3人である。井

端は守備の要であると同時に、打線の突破口を開く大事な切り込み隊長だ。これに

不安があるという状態は、落合監督もさぞ頭が痛いだろう。仮に交流戦が終わった

後すぐに復帰できても、万全ではない。7月初めに阪神との直接対決があるが、こ

こで差を開かれるようなら、中日は断崖絶壁に追い込まれる。

 阪神には好都合な出来事でも、リーグ全体から見れば残念なこと。すべてのパー

ツが揃った中日と最後までデッドヒートを繰り広げた末にペナントを決する、とい

う展開になってこそ盛り上がる。北京で金メダルを目指す全日本・星野監督も気を

揉んでいるに違いない。