しんちゃんの大工日記・2

三重県で伝統工法による無垢材と土壁の
家作りをしています。
奮闘中の棟梁の姿を嫁が綴っています。

プレゼントは 『ネギトロで・・・』

2008-01-28 06:36:53 | 田舎での子育て
先週末は、ジュニア1の十歳の誕生日だった。
毎年そうだけれど、誕生日にはその子の好きな物を作ってあげることにしている。

『何が食べたい?!』 と聞くと ジュニア1は
『ネギトロを 死んでくぐらいおなかいっぱい食べたい』と言った。

(ネギトロって・・・、中年のおじさんみたいなリクエストやな)
と思ったが、口には出さないでおいた(笑)



この日、5合の寿司飯の殆どを ネギトロ巻きにした。

ネギトロは、マグロのブロックの安~いやつを買って来て、
その日たまたま学級閉鎖で自宅待機だったジュニア2と
叩いて叩いてネギをいれてネギトロにした。

その他にリクエスト通りに、ピザとロールケーキも完成した。





買ったものと比べると、なにもかもが不恰好だけれど、それはそれでいいのだ

と・・・・開き直って(笑)、パーティーが始まる。






その日 たまたま早い目の帰宅だった棟梁がジュニア1に
『おめでとう。十歳やな』  と言った。

ジュニア1は少し恥かしそうに
『ありがとう』  と 答えた。



パーティーが始まると、ジュニア2が冷蔵庫から大事そうにタッパーを
抱えてきてやってきた。

そしてお姉ちゃんに

『はい。これプレゼント』 と言って渡した。

その中には、ジュニア2が一生懸命叩いて作ったお姉ちゃんが死んでくぐらい
食べたがっていたネギトロがいっぱい一杯入っていた。

タッパーを開けた時のジュニア1の笑顔が忘れられない。





願い通り『死んでくくらい』お腹いっぱいネギトロ巻きとネギトロを食べた
ジュニア1。

その後 みんなでお風呂から上がったら、二次会(笑)のスタートだ。






部屋を真っ暗にして、ロールケーキに無理やり10本のろうそくを立てて
『フーーーー』って消した瞬間。


今回 初めてロールケーキに挑戦したが、表面が玉子焼きみたいになっている
(卵白のあわ立て不足によるものと推測される)
との苦情も出たが、『そんな細かい事は気にせんでもええ』と言っておいた。







ろうそくを消した後は、恒例のチョコプレートの争奪戦が始まる。

今日は私の誕生日だから私のモノだと主張するジュニア1と
それについて、不満不平 大爆発の2と3。

口元がその不満を物語っている(笑)


この後、このチョコプレート争奪戦は白熱し、大バトルへと発展し
見かねた母から、カミナリが落ちるのだが、ここではそれは省いておこう(笑)






今年も
我が家らしい誕生日となった。














こういう一こまが、子供達の心の中で

いつもでもいつまでも 明るく暖かく ともっているといいな・・・



そんなふうに思う父と母であった。







西井建築工務店ホームページ
http://www.isesima.jp/nishii/

コメント (10)
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