備忘録

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『スクルージ』2015版

2015-12-08 00:27:15 | 国内ミュージカル
あらすじ等は前回のコチラ

市村@スクルージ
もう、こういうお爺ちゃんキャラだと、
何処ぞのアプロンシウスにしか見えない。
(多分、前回も書いた)

で、再演のため、細かい処で笑いに走ったり。
それにキッチリ反応するアタタカい客席。

オケが鳴り、明らかに歌い始める処でも、
何故か台詞調。これは随所に見られる。
やはり、体調不良?と思ったら、
ソロの歌い上げる曲では、これでもかっと。


武田@クラチット
実は、セカンド・クレジット。
なのに、ソロ曲は一曲だけ。
(前回はこれもなかったような)

なぜか、気弱キャラのイメージがあり、
その印象と映像の印象と変わらない。

それゆえに、幸せになって良かったな、と。


笹本@イザベル、ヘレン
まずは若いスクルージの相手役。
これでもかっと、クラシカルな曲を歌い上げる。

そして、ハリーの奥さん。
こちらの印象はあまり残らず。
ゲームの先導をしていたかな、程度。

作品として、スクルージと甥の話なので、
若い頃の相手役とはいえ、地味。
なのに、結構、歌っている印象が残る。


田代@ハリー、若い頃のスクルージ
ハリーはムダに陽気な甥。
また、市村氏の若い頃設定(笑)

この位置だけど、歌ポジション。
この楽曲って、ふつうにクラシカルなのか?

笹本さんとのデュエットから、
何故かこの二人はクラシカルに。

その一方で、スクルージとのデュオだと、
上のパートなので、高音が目立つ。


香寿@過去のクリスマスの精、クラチットの妻
こんなに歌い上げる役だったのか、と。
そして、市村氏の妹で、違和感がない。
(精霊なので年齢は関係ないのだが)

そして、クラチットの奥さん。
コチラは、子沢山な母親の安定さ。
最後のスクルージへの感謝の仕草が、ポイント。

新規キャスト。
前回は、ザザの義理の娘で若かったけど、
今回は妹というのが納得。
両方ともヅカ出身だと思うが、
今回、こういう曲だったのか、と。


畠中@ジェンキンス
スープ屋にして、この作品、
唯一の有名曲のリードボーカル。

前任者が、高音域の人だっただけに、
目立っていたが、今回はアンサンブル曲に。

ただ、役に合った、
というか、地に足の着いた役に。


安崎@マーレイ
出落ち。
完全に出落ち。

声も加工しているため、
本当に本人なのだろうか、と。

でも、『デスノート』以来で、
完全復帰されて、よかったです。

なにげに、ソロ曲が多い美味しい役。


今@フェジウィッグ夫人
前回も、なのだけど、
多分、若い頃のスクルージの勤め先の
親方の奥さん、だと思われる。

ともかく、コメディ路線。


今井@現在のクリスマスの精霊

幕が開いた瞬間に、オペラグラスを
前列に落とし、一幕は定点観測が出来ず。
(日曜マチネなのに前列に人が入ってないというのも)

そのため、幕開きは何処にいたのやら。
(前回のレポを読んで下さい)

買い物する市民1も分からず。
街中での、ワインを買う市民(カーステアズ)は、
ソロがあったので、かろうじて判別可に。
おっと、そこに居たのか、カーステアズ。

しかし、初演同様、父娘と思われる
演技をしていたかは、判別付加。


で、現在のクリスマスの精霊。

相変わらずの出オチ。
『はっ』という笑い方がクセ。
また、ムダに『ありのまま』
という台詞が多かったような。

兄弟の話がでていたが、
西暦の分だけ居る、となると、
末っ子設定なのだろうか、一応。

二幕からは安定の定点観測。

クラチットの子供がヒモジいというシーンでは、
それに合わせて腹ポンしたり、スクルージが
関わろうとすると、イブカシんだり。

スクルージと一緒に時を移動するのに、
服を掴ませるのだが、一度、精霊の手を
叩くスクルージに、『痛い』とオンマイク。

これはアドリブなのか、どうなのか。

ハリー宅では、主役は私、
と言わんばかりに、勝手にがぶ飲み。

スクルージが目覚めてからは、
窓の外に立つ精霊二人。

前回はダントンとジャンヌ
だったが、今回はジャクリーヌと。

で、終了。

カテコでは、マントを翻して登場。

有名曲に合わせて、手拍子をいれるのだが、
その手拍子がステップを踏みながらの流すような手拍子。
明らかに、一人、『ラカージュ』なカテコ拍手。


一部、キャストを変えての再演。
初演の時点で、脇に安定の歌ウマが
揃っていたが、今回も安定の歌ウマを揃えての再演。

むしろ、主役が歌よりも、演技に集中するために、
脇を固めたというか。それでいて、
スクルージの聞かせ処は、キッチリ聞かせてくるし。
(ただ、その歌唱に好みは有りそうだが、
鹿賀氏ほど好き嫌いが別れることは無い)

『ラブネバーダイ』を
上演出来そうなキャスト陣。
ただ、クリスティーヌは不在。
と、なると、現在のクリスマスの精霊がそのポジションか(笑)

良く考えたら、『ラカージュ』が上演出来るキャスト陣なのかも。
と、なると、現在のクリスマスの精霊がジョルジュか。(笑)

安定のホリプロ・ミュージカル部門が
クリスマス(年末)に送る鉄板キャスト公演。
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