備忘録

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『一人の男と二人の主人』NTライブ2017

2017-11-12 00:24:22 | ライブビューイング(舞台関係)
アランとポーリーンの婚約パーティー。

アランの職業は俳優で、
その父親ハリーの職業は弁護士。

一方、ポーリーンの父親チャーリーは、
ギャングであり、ハリーは何度か助けていた。

他の参加者はチャーリーの友人のロイド。
彼はパブを経営し、シェフも兼ねていた。
ただ、ロイドは婚約相手が違うことに気づく。

元々、ポーリーンの相手はロスコーという
ギャングで、政略結婚のハズだったが、
ロスコーが亡くなり、急遽、アランとの結婚に。

そこに死んだはずのロスコーが
ボディガードのフランシスを連れてやってくる。
困ったチャーリーは、アランとの結婚をやめ、
ロスコーと結婚させようと考える。

ロイドは直ぐに、ロスコーが、
双子の妹レイチェルだと気づく。

レイチェルは直ぐに金が欲しいため、
チャーリーを脅す。その一方で、
郵便局からの手紙を取ってくるように、
フランシスに命令する。

その手紙はスタンリーという男宛で、
実はロスコーを殺し、逃げていた。
そのため、金が必要。

フランシスが郵便局に行こうとすると、
身なりの良い男がフランシスを呼び止める。
金を払うから、郵便局から手紙を取りに行ってくるように、
フランシスを雇った、その男こそスタンリーであった。

フランシスは、レイチェルとスタンリー、
二人の主人に仕える事で金を得ようとしていた。

まずはランチの給仕を担当し、
自分の空腹を満たしつつも、
なんとか、こなし、対応する。

2幕。
フランシスはチャーリーの
会計士ドリーをデートに誘う。

スタンリーはレイチェルの写真、
レイチェルはスタンリーの写真をもっていた。
が、フランシスがそれを預かっていたが、
それぞれの主人に見つかり、写真の主は
既に死んでいると嘘をつく。

そんなフランシスの話を受け、
絶望する二人の主人は、それぞれ
川に身投げしようとして、お互いに気づく。

一方、フランシスも、ドリーを誘うため、
双方の主人から、休暇と金をせびる。

そして、改めてポーリーンとアランの婚約パーティー。
更に、スタンリーとレイチェルの結婚パーティーも兼ね、
フランシスもドリーを誘い、三組のカップルが成立し、幕。


James Corden@フランシス
この人有りきの作品。

なぜ、その選択?が、多すぎて、
主人公でなければ、成立しないキャラ。

そんな性格のキャラなので、
一歩間違えると、シツコい役になるけど、
体型と絶妙な間で主人公と成りうる。



基本はストプレだけど、
冒頭からバンドが歌い出す。

それも本編と繋がりがあるのかと
思ったら、全く関係ない、バンド演奏。
一応、歌詞は本編に、ちなんだ内容。
それでも、冒頭から三曲は長すぎ。

そんなバンドに参加する出演者。
メインの役は交互に参加し、
楽器を弾いていく。


シツコいくらいに同じ話題に拘ったり、
(一卵性双生児ネタとか)
シツコいくらい同じボケが繰り返されたり。
コメディといったらそれまでだけど、
自分と笑いのツボがちょっとズレている。

見ていて、またか、というシツコさ。
お約束として割り切るしかない。


観客参加型ストプレ。
荷物を運ぶの客席から人を連れてきたり、
荷物を隠す手助けに、客席から人を連れてきたり。
ただ、この人は最期、パイまみれに。
直後にスタッフが現れ、賠償責任とか
そういうフォローが入る。

サンドイッチを客席から募集するけど、
フモスしかなく、諦めるという小芝居も。

こういった突然起きたアドリブに見えて、
実は細かい処まで、台本通りの演出という事実。
それをコーデンが演じると、アドリブっぽく見える。

ランチの時のギャルソンと給仕は、
他の人が兼ねてるのかも、と思ったけど、
カテコで、全員が出てくるので、
一人一役のみというキャスティング。
これも、実はタイトルと繋がりが有るのかも。
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