備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

2018 LIVE FOR LIFE 「音楽彩」

2018-11-04 07:56:53 | コンサート感想
以下、敬称略

第一部
理事長挨拶(服部克久)

服部氏の仕事の関係で映像による挨拶。
いったい、どういう繋がりが有るのだろう。


”好きと言いなさい”(本田美奈子)
早見優、松本伊代、森口博子

”キューティーモリモリ”という、
謎のユニット名の元、この三人が歌う。
本田さんの曲だけど、この頃は
まだ、アイドル路線だった模様。
ただ、この三人が歌ってるから、なおかつ、
アレンジ(掛け声を入れやすいタイミング)も有るかも。


そこから、唐突に始まるミュージカルコーナー。

”もしもあなたを愛したら”
涼風真世@ジュリー

全体的に白い格好で登場。
幕開きの一曲だけど、
このコーナーの幕開きと掛けてる?

全編、ソプラノで歌い上げたけど、
コレって、こんな高音な曲だったのか。
もう少し、地声で歌う部分も有った気がしたけど。


”Music of the Night”『オペラ座の怪人』(四季訳)
今井清隆@怪人

最初にサビのイントロが
ピアノで入るアレンジ。
そこにバイオリンが加わる。

そんなシンプルな編成なため、
歌声が、かなり良く聞こえる。
こんな音の聞こえが悪いホールなのに。

本日は語尾が滑らない歌い方。
なので、余計に歌詞が聞き取りやすい。

ただ、歌ってる最中、
やたらと、右に左にと動く。
これは他の出演者もそうだったので、
そういう、指示が出ているのかも。

この曲なら、もう少し落ち着いて
ドッシリと歌って貰った方が良いのに。


でも、近年、稀に見る、
会場と音響、それに声の調子が揃った
”ミュージック オブ ザ ナイト”だった。


”命をあげよう”『ミス サイゴン』
田村芽実@キム

最初、誰?と。
てっきり、知念さん枠かと思ったら。
本田さんの追憶舞台で本人役で出演してた方らしい。

ちょっと金切り声で歌うので、
かなり本田さん本人に寄せた歌い方。
もともとが、ポップス発声なのかも。


”Tonight”『West side story』(英語)
柴田智子@マリア

ソプラノ発声で、これでもかっと
いうくらいバーンスタイン節を歌い上げる。

もう、トニーの必要性とは?、となる。


"シャル ウィ ダンス?"『王様と私』
”ハロー ヤング ラバーズ”『王様と私』
一路真輝@アンナ

一応、本役なのかな。
一曲目は定番曲だけど、
二曲目は男性で聞く事が多いので、
女性の、それも本役で聞ける機会は珍しい。

ミュージカル枠出演者は一人二曲で、
何故か、一路さんだけ二曲連続。


ここでMCコーナー。改めて全員を紹介。
早見さんの司会の元、それぞれ一言ずつ。

本田さんとの共演エピソードや、
関わり合いなどを、それぞれを語る。

で、今井氏の番。
早見さんの
『何回、MOTNを歌ってるか?』
という質問に『分からない』と答える。
で、そのまま『一年二ヶ月ぶっ通しで
歌い、満足して四季を辞めました。
でも、久しぶりに歌えて良かった。』

と、まったく本田さんと関係が無く。
キムで共演してたり、ファンテで
共演する予定だったりと、エピソードは
それなりに有るハズなのに、
最初の質問に時間を取られ、終了。


”愛の賛歌”(越路吹雪)
中村あゆみ

ロックver。
ハスキーな声は越路さんっぽいけど、
さらに、ロックなアレンジで歌い込んでる感。

一転、持ち歌コーナーに。

”時の雨”
meg

タイトル通り、しっとりとした楽曲。
ただ、何故、この曲なんだろう?感。


"島唄"(The BOOM)
宮沢和史

名曲、それを本人で、
生で聞けるとは思わなかった一曲。
サンシン一本で、歌詞も方言ver。


"鳥籠の少年"
森口博子

新曲らしいけど、
ガンダム系の楽曲、と聞いて納得。


”ビリーヴ”
松本伊代

コレに関しては親衛隊がスゴくて。
根強いファンが居るんだな、と。


”夏色のナンシー”
早見優

更に、懐メロ、
それも本人で聞けるとは。

第二部
”アメイジング・グレイス”(本田美奈子)
”impressions”(ハミングのみ)
"愛の賛歌"(ピアノのみ)
平原誠之(ピアノ)

病院で録音した音源が残っていたために、
それを元にしたアルバムを出している平原氏。

今回は音源だけを生かし、
ピアノの部分のみ生演奏というコラボ。

以前、聞いたソロコンでも思ったが、
タメる部分が独特なので、知ってる曲だと、
なおさら、そこを強調するのか、となる。

また、転調部分、音階が上がる
タイミングでのちょっとテンポが
早くなるアレンジに特徴がある。


”エメ”『ロミオ&ジュリエット』(仏語)
with 今井清隆

本田さんの音源はCDから。
それに生声でロミオを仏語で。

バックに本田さんの写真が有るので、
常にソッチを向かって歌う今井氏。
たぶん、正面を向かって歌うと、
音響を調整しても、ジュリエットの
パートが負けるので、丁度良いのかも。

これ、途中のロミオの追っかけコーラスで、
正面を向いて歌うのだけど、それが如実に現れる。

本日、本当に調子が良い今井氏。

演出的にバックの映像に向かって
歌う様子は、バルコニーに向かって歌うロミオのよう。
(実際には一幕の最後の結婚式の曲だけど)

ただし、還暦ロミオ。

歌い終わった後、サッサと帰り、
司会の早見さんに戻ってくるようにツッコまれる。

『20年前の音源。サイゴンで共演して、
声が素晴らしく、CD作成に依頼して、実現。
その当時、ロミジュリは上演してなかった、今は流行ってるし、
先日、記者会見も有ったけど(出演しないけど知ってるのか)』

更に、『久々に共演していかがでした?』
という質問に
『ミナコちゃん(名前呼びする今井氏)は、
歳を取らないけど、私は真っ白け。
ジュリエットのお父さん、お爺ちゃん
くらいの歳になったけど、今日は歌えて幸せでした』

と、コッチのMCは、そつなくコナす。


ここでスペシャルゲスト、千氏登場。

歌う前に『今井清隆さん(ちゃんとフルネーム)、
みたいにミュージカルスターの後に出てきてすいません』
と、ネタにされる今井氏。

なお、この後、千氏歌唱中に
トイレに行くお客さんに対し、
『今井さんの時に行けば良いのに』
と更にネタにされる今井氏。

"北国の春"
”と・も・子…”(吉幾三)
”星影のワルツ”
”津軽平野”
千昌夫

と、演歌四曲を
独自のトーク力で盛り上げる。

それまで、ほとんど反応が無かった、
前に座っていた関係者がこの時だけ反応が(笑)


”居酒屋「津軽」”
大石まどか

更に続く演歌コーナー。
と言っても、”夜桜お七”系のアップテンポタイプ。

"How great thou art"(キャリー・アンダーウッド)
”Halleluyah”(小林香訳)
JKim

更にゴスペルコーナーと何でも有りな様相に。
てっきり、ミュージカルコーナーにご出演かと
思いきや、ここのカオスコーナーに出演。


”空だけはそこにある”
涼風真世

更に、オリジナル曲。
クリエイターの方に、
本田さんと関係が有るらしい。


”5・6Ballad”(gemini)
SHINZIRO

ここのカオスコーナーの〆。
更にロッケンロールと続く。
歌詞の内容は亡き人を思う系。


本田美奈子メドレー(カバーコーナー)
”Stand up〜Full Metal Armor”
SHINZIRO

聞いたことある曲だけど、
ロックにアレンジされ、
かなり格好良い仕上がりに。


"1986年のマリリン"
田村芽実

2018年のマリリンと言い直されて。
この曲も追憶舞台で歌っているらしく、
かなり本田さんに寄せた歌い方。
それ以上にフリツケが完コピ。

”孤独なハリケーン”
中村あゆみ

アイドルだったけど、
途中からロックも歌ってた本田さん。
なので、この曲がここまで、
中村さんと相性の良い楽曲になるとは。

”新世界”大石まどか
”ジュピター”柴田智子

途中から声楽系にも転向した本田さん。
クラシックの名曲に歌詞を付けて
歌っていたので、ここで声楽畑の人登場。


”僕の部屋で暮らそう”
宮沢和史

宮沢氏が楽曲提供したモノをセルフカバー。


”ありがとう”
知念里奈

出産後の復帰第一作なのか、コレが。
平原氏のピアノに歌うのだが、
ちょっと『みんなのうた』感が。


アンコール
”アメイジング・グレイス”
全員
途中から、日本語歌詞が映し出され、
みんなで歌いましょう、案件に。

こんだけ人数が居ると、歌声の判別は
困難、マイクも涼風さんと一緒での使用だし。

ただ、途中から楽譜を前に出し、
歌い始める宮沢氏の隣で、
ちょっと、手持ち無沙汰な表情の今井氏。



全体的にバンドの音が大きく、
曲によっては、歌声が聞こえない事も。
途中、歌詞が飛ぶ部分があったり。
単に歌詞忘れなのか、アレンジなのか。
その判断に迷うこと、多数。

アイドル系だと、このホールでは不利。
バンド系だと、負けない声量なら問題なし。
声楽、ミュージカル系が一番、有利。



今井氏出演コンサート。
このコンセプトなら、”エメ”は
絶対、聞けるだろうと、予想して参戦。

そしたら、思ったより、様々なジャンルの
出演者陣で、本当に色んなタイプの楽曲が聞けた。

ともかく、コンディションが絶好調で、
二曲しか歌わないのが、残念なくらい。
もっと、聞きたいと思ったけど、
一人二曲シバりがあるのか。

で、肝心の還暦ロミオは、
かなりフルスロットルで歌うので、
実際にジュリエットが居たら、
人を選ぶだろうな、という歌い上げ。

ジュリエットの父枠とか、
まだイケるとは思うのだが、
この作品だと大公か神父枠なんだろな、実際のところ。
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