備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

The Voices of the West End (1/9 M10から)

2019-01-14 10:24:10 | コンサート感想
諸事情で第一部の途中から。
ロビーに入った段階で『チェスの曲〜!』状態。

”Losing my mind”『フォリーズ』
ケリー@サリー

ソフィーさんが舞台から
居なくなり、ケリーさんのソロ。

この時点では、聞いたことがある曲程度。
でも、なんだっけ、ただ、
ソンドハイムなのは間違いない(笑)

で、熊ソロコンで、JQ氏が歌ったヤツか。
(アコースティックverは不参加だけど)
って、これは音楽監督の趣味なのか。

落ち着いて聞いた一曲目がコレで、
いきなりの懐古ソングを歌う、初生ケリーさん。


”君のそばで”『パイレーツクイーン』
ハドリー@ティアナン

続いて、細い男性登場。
『ベン、ハド、どっち?』
(この選択肢に熊は無い)
オペラグラスで観ても、判別不可。

と、イントロを聞いて、勝った、と。
もう、これを生で聞きたかったら、
本日の元は取れたよね、と。

歌い初めは大人しかったけど、
段々、手とか振りが入り始め、
間奏後はかなり、熱唱。

もしや、これがBwの
オリキャスの振り付けなのか?

いや、日本版のオリキャス様は、この曲を
いつものアコーディオン唱法で声高らかに
歌い上げ、小走りに去っていく演出だったので。

そんな過去の東宝作品を
思い出していたら、
オペラグラスを使わずに判別出来る、
唯一のキャスト(JQ氏じゃない方)登場。

”マリア”『ウェストサイドストーリー』
JOJ@トニー(笑)

イントロと共に、定番曲を歌い出す熊。
先週末、年相応のトニーを観てるだけに、
余計に違うトニー像が展開したこの曲。

まず、マリア連呼の際、
顔の向きを変える振り。

一体、何人のマリアという女性を思っているんだよ、
と、中年不倫ソングという感想を思い出したり
(多分、それを言った人の意図は違うけど)

でも、最終的に思い人のバルコニーに
たどり着く、中年ロミオもとい、トニーでした。

と、キレイに纏めたところで、次曲に。


”トゥナイト”(クインテット)
『ウェストサイドストーリー』

で、一人シャークス団か一人ジェッツ団になる熊。
更に、本物(笑)のトニーが登場し、五重唱に。
で、『トゥナイト』としか歌ってないのに、
熊の声は判別出来るらしい、自分。

四曲しか感想書いてないのに、
もう、この文字数(笑)

第二部
冒頭はミュージカルメドレーを、
JQ氏の指揮、編曲の元、インストで。

『ウィキッド』のオーバチュアからの『JCS』
のオーバチュアで、いきなり、”1日の終わり”。
レミゼからの選曲、それ?と思ってたら、
『POTO』のタイトルソングに。

確かにレミゼのオーバチュアを
途中で入れると、流れが崩れるけど、
この”一日の終わり”だと、自然。
(一瞬、分からなかったけど)

そして、ALW楽曲のどの曲、
どこから初めても、崩れない汎用性。

もう、この時点で、日本人の好みのミュージカルを
リサーチしたのか、単なる出演者の代表作を纏めたのか、
微妙にJQ氏の意図が気になるアントラクト。


”レリゴ”『アナ雪』
ソフィー@エルサ

一応、Bwで上演されたので映画音楽でなく、
ミュージカル楽曲になったこの曲を、
緑の衣装を着て登場するソフィーさん。

途中、微妙にアレンジを加えたり。

で、ソフィーさんがレリゴ熱唱中、
袖をウロウロする、熊(比喩)のような熊(直喩)。

やたらと、首元を気にしたり、
(挙げ句、ネクタイしてないし)
で、出るときにポケチを確認し、
スーツの埃を払い登場。


”ひそかな夢”『美女と野獣』
JOJ@ビースト
やはり、二部冒頭は
映画音楽コーナーだったっぽい。

ピアノ、バンド編成でも良いけど、
サビに掛けてのオケが映えるこの曲。
そして、そのオケに負けない声量。
特に、最後のロングトーンはソロコン以上の伸び。

でも、前は閉めて、歌っていた。


”Come what may”『ムーラン・ルージュ』
ベン@クリスチャン、ケリー@サティーン

ガラコンのデュエット曲の定番。
リハ動画でも歌ってた二人が歌うコチラ。

ただ、サビを聞かないと、この曲と分からない。

”I dont remember you~sometimes a day goes by”
『and the world goes round』
JOJ&ハドリー

熊CD『Uumasked』8曲目に収録され、
ブリン氏と歌っているコチラを
前半を熊、後半を今回はハドリー氏と一緒に。

CDではブリン氏の声が硬質のバリトンで、
熊の軟らかい歌声との対比が面白い、この曲。
意外とハドリーの声も硬質系なのかも。

今回、ソロは歌い込んでいる曲だけど、
デュオは相手に合わせる曲を選曲。
というか、ハド氏を常に観てる。

ただ、オーガナイザー、自分の趣味
(ハド氏と歌ってみたい曲)で選曲してないか?


”Who can I turn to”
『The roar of the greasepaint』
ハドリー・ソロ

ジャズの定番ナンバーから。
途中で、JQ氏を紹介したり。

ハドリーの選曲がマイナー過ぎる。
プログラムの曲紹介がこれだけ大変そう。
でも、JQ氏が上手く編曲してるかな、と。
(ただし、JQ氏のファン視線)

声が籠もってしまったのが残念。
(音響の問題)


”あなたを忘れない”『ウィキッド』
ケリー@エルファバ、ソフィー@グリンダ

新旧キャストによるデュエット。でも、
ハモリ部分で、ソフィーさんが押さえてるかな、と。
ともかく、サビはエルファバの歌詞が聞こえる。


で、熊の1stソロコンの、
熊@グリンダを思い出したけど、
あの時のソフィー@エルファバは
キャラ違いだったのか、など。


”自由を求めて”『ウィキッド』
ケリー@エルファバ

ロックアレンジで。
もう、途中の台詞とか、かなりアレンジが
入ってるけど、あれはエルファバでは無い、
と言い切れるコンサート用アレンジ。

ずっと、CDで聞いてたアレンジだけに、
コレを生で聞ける日が来ようとは思わなかった。


袖でウロウロする熊、捕獲。
ソフィーさん、再登場。

”ザ・プレイヤー”
『魔法の剣 キャメロット』
JOJ&ソフィー

ソフィーさんがしっとりと
歌う中、袖でスタンバイする熊。
ギリギリまで、首元を気にしたり、
口をモゴモゴ動かしつつ、
そして、スーツの埃を払い、
でも、登場する時は、(体型が)大物然。

イタリア語と英語のコチラ。
二人が追っかけて歌う部分は
スゴい良いんだけど、
一緒に歌うと、異質。

なんだろう、イタリア語が強い。
というか、こういう歌い上げが、
ソフィーさんのタイプでは無いのかも。

でも、最後のハモリだけはキレイに纏める。

歌唱後の手にキスはデフォらしい。
以前のソロコンでも、この曲を
新妻さんと歌った後にしていた。前科者。


”ゲッセマネの園”『JCS』
ベン@ジーザス

言わずとしれた代表作。
コンサート映画で聞いたことは有ったけど、
生で聞くのは初。(来日はしてたけど、初めて観る人)

サビに掛けての歌詞が台詞。そして、裏声多様。
あ、コンサートでも、憑依系なのね、と。

原曲に忠実に歌う歌い方も好きだけど、
ザックリ分けると、中川アッキータイプらしい。

ま、実際、コンサートで聞くには、
長いしね、この曲。単調に歌われるよりは、
変化が有った方が、飽きないし。
(と、書きつつ、途中、意識、飛んだ)


ここから、5曲、怒濤の『レミゼ』ターン。

”星よ”
ハドリー@ジャベ

途中、歌詞が飛んだりしたけど、
基本、アレンジとか加えず、
台詞っぽく、歌うこともなく、
原曲に忠実に歌い上げるジャベ。

イメージしてた声よりも、
低音を生かす歌い方で、
音域的にバルよりはジャベなのかも。


”夢やぶれて”
ケリー@ファンテ

本役らしいけど、
全編、地声で歌い上げる。
本編仕様というよりは、コンサート仕様。
(アレンジを特に入れない、という意味で)


”BHH”
JOJ@バル

スタンドマイクを自ら、用意。チラっと、
歌い出しだけ、JQ氏を見て、アイコンタクト。
今回、役を降ろす、作業が無かった。

本編は安定の歌声で外す事も、
間違える事もなく、最後は安定の、
マイクを拝み持ち(マイクを両手で挟む)、
で、”ホーーーーーーム”とロングトーン。


ただ、今回、いつもと違うのが、
JQ氏が演奏ではなく、指揮に専念。

ステージに、背中越しで熊とJQ氏が
居る構図というのを観たことがなかったが、
熊は指揮のモニターを一度も見ることなく、
JQ氏を大変に信頼しているパートナー感。
それに、熊の一番の見せ場を心得ているJQ氏。

そういう二人による、今回の
”Bring him home”は、
バルジャンでは無いけど、
(本編の振りを全くしない)
ナカの人(熊)とJQ氏の関係性が
垣間見えた、”Bring him home”に。


”エピローグ”
JOJ@バル、ケリー@ファンテ、
ソフィー@コゼ、ハドリー@マリ、

ベン@民衆

コンサートでは、まず聞けない一曲。
でも、熊が美味しい処を持っていく。
”死なないバルジャン”というフレーズ、誕生。

そして、ベン、レミ出演経験なし、
というキャリアが発覚。
マサカのラストの民衆パート担当。


基本、歌い手をガン見する熊。
それゆえ、一カ所出だしを間違えた。
飽きるほど歌っているからといって油断したな、熊。


アンコール
”ワンデイモア”
JOJ@バル・アンジョ、
ベン@マリ、ソフィー@コゼ、
ケリー@エポ・テナ妻、
ハド@ジャベ、JQ@テナ

はい、熊のアンジョコーナー。
絶対にバルより楽しんでる感。
そして、JQ氏、マサカの
美味しい処を持って行くラスト。

Kerry Ellis
ミュージカル女優、
というよりは、ポップス系、
あるいは、ロック歌手というか。
たまたま、聞いた曲によるものか。

実際、聞いたミュージカル曲は、
ファンテだけなので、
あまり、ミュージカル発声じゃなかったし。

それなら、ポップス歌手が
作曲した『チェス』楽曲を
ちゃんと聞きたかったかも。


Hadley Fraser
歌うハド氏は初。
(ストプレは『ハレクイネイド』で、
生で観ていた、らしい)

ラウルとティアナンのイメージで、
高音域の人かと思ってたら、
意外と低音域でEarl氏とかの系統。

ただ、選曲がマイナー。
むしろ、ガラコンでこれって、
本人の意向とオーガナイザーの
意見が合致しているのだろうか?

途中から追加になったメンバーだけに、
その辺の大人の事情が気になる。


Ben Forster
何回か来日してるものの、初。
どうやら、見せ場は一部の怪人二曲だった模様。
ジーザスは、まぁ、飛び道具というか、
彼の一面の一つ、という印象が強く、
やはり、舞台で演じ続けた役の曲を聞きたかった。

そして、プログラムに記載されていた、
ゴーストのモリー曲(女性曲)はお蔵入り
(ソロコンでは披露された模様。)


Sophie Evans
来日は二回目と、とりあえず、
熊の日本初ソロコンのゲストという
キャリアは抹消されていないっぽい。

見せ場曲は一部のドロシーだったっぽい。
それも、熊ソロコンで歌ったけど、
そこからの成長を楽しむという、謎視点。


John owen-jones
歌手、兼オーガナイザーとして参加。
なのに、自分の歌う曲は、
全部、自分の見せ場と言えなくもない。
(たまたま、間に合ったのがソコだったのか)

特に初めて聞く曲もなく、
一部のグレショコーナーが、
気になったけど、”From now on”
が、一番、生で聞きたかったので、
そこは、ま、諦めがつく。

”This is me”の
コーラスに徹する熊、は観たかったかも。



オール海外スターによる、ガラコン企画。
そのため、選曲は日本人好みというよりは、
海外のガラコンで良く披露される楽曲、
というか、本人の得意とする曲が多いような。

そもそも、今回、オペラ座楽曲が聞けなかったし。
(一部を遅刻したので)そういう意味では斬新。

二部は二人で歌う曲など、
それこそ、ここでしか聞けない組み合わせ。
(他のガラコンでキャスティングされれば、
聞けるけど、というツッコミはさておき)

そのうち、熊のデュエット曲二曲は
完全に、熊の趣味というか、意向というか、
ハド氏と歌った曲とか、熊CDを持って無ければ、
普通、知らねーよ、と言った選曲だし。

でも、ハド氏とは合っていたので、
歌の上手い人が歌えば、知らない曲でも
聞けてしまう、という理論、実証。

最後のレミゼターンに至っては、
熊の見せ場と言わんばかりに、怒濤の熊ターン。
(オペラ座よりもレミゼ好きなので、
そこの選曲に関してはツッコまない)

なので、遅刻したけど、
一部のシェーンブルク楽曲(PQ含む)
が聞けたので、まぁ、一回で満足。


で、この企画。
キャストを怪人役者限定にして、
Three Phantomとして、
Earl氏を連れて来て下さい、と。

今回、もう少し、客席が埋まれば、
オーブ辺りで、開催出来そうな気がするんだけど。
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