備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『EndlessSHOCK』

2013-03-31 22:42:33 | 国内ミュージカル
ブロードウェイにある小劇場。そこでは、座長のコウイチを中心にショーを公演している。理想の高いコウイチに不満がありつつも、皆、ブロードウェイの大劇場に立つことを夢見ている。
そんななか、大劇場での公演というチャンスがやってくる。そして、ショーをするが、常により良い舞台を見せたいと毎日、演出を変えるコウイチに、共演者のヤラの不満が高まる。そして、嫌がらせ(ショーを止める)で、殺陣のシーンで本物の刀とすり替えるが、『SHOW MAST GO ON』を貫くコウイチは自ら刺され、最後まで演じきる。
一年後、コウイチは入院しており、ショーはヤラの主演で続けられていた。そこにコウイチの臨終の知らせが入るが、それと同時に稽古場にコウイチが現れる。そして、ヤラとのわだかまりを解決し、舞台に立つ事に。しかし、それはコウイチの亡霊であり、コウイチの最期のショーだった。で、最期まで演じきり、幕。


と、あらすじだけ書くと、結構、なんじゃこりゃなストーリーだけど、ショーとしてのクオリティは流石、ジャニーズ。

冒頭から、座長様の挨拶に始まり、何処の宝塚的大階段を階段降りしたかと思ったら、手品とかダンスとか、挙げ句の果てに客席頭上をフライング。で、ミュージカルなので、時々歌ったり(笑)。

でも、コンビでは聞いた事があっても、座長様本人のソロを聞いた事が無いので、こんな声質だったのかという事、多数。
そして、曲によって声質が変わる不思議。口パク?

それに対抗するライバル役は名前しか聞いた事がないし、ヒロイン役に至っては、何方?というキャスティングなのだが、オーナー役の前田さんが、負けじとばかりに歌う。ま、歌の人ではなく、雰囲気と存在感の人だとは思うけど。

途中、コウイチの台詞で、『シェイクスピアを使った舞台をやりたい』と言うのがあり、一幕で期待するも該当シーンは(多分)なし。
その代わり、二幕冒頭のコウイチなのかヤラなのかの悪夢シーンで、ヤラが『ハムレット』の"To be or not to be"(誰の訳だかは不明)を言ったり、先王の亡霊が現れて、復讐しろとか。
次に『リチャード三世』の冒頭台詞がそのまま登場したら、"馬をくれ、馬をくれ"ときて、有名な"絶望して死ね"を座長様に言わしたり。

分かったのは、そのくらいだけど、過去の公演ではロミジュリもあったらしい。


二幕冒頭の悪夢シーンでは、十字架をバックに死者が踊るシーンもあり。それが、まんまマイケル・ジャクソンの"スリラー"では?と思ったら、その振り付け師に依頼したとカテコで紹介。

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