備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『嘆きの王冠 ホロウ・クラウン ヘンリー4世 Part2』

2017-06-30 01:31:31 | 映画感想
ハル王子とホットスパーの決闘後から。

ハル王子の変わらぬ放蕩振りと、
ヘンリー四世の家臣との相性の悪さ(内部抗争)、
それに、ノーサンバランドからの攻撃(外部抗争)。

その一方で、酒場でフォルスタッフ
をからかう、といったお気に入りの家臣アピール。

ヘンリー四世側が勝利するが、病で倒れる。
そこに駆けつけるハル王子だが、
父親が死んだと思いこみ、
王冠を受け取り、玉座に座る。

目覚めたヘンリー四世は、
王冠を奪った事に怒り、乗り込むが、
ハル王子の弁明により、和解。

ハル王子がヘンリー五世として、
即位後、フォルスタッフと仲間もろとも拘束。

最後は、捕らえられる
フォルスタッフの静止画。


ハル王子@トム・ヒドルストン
タイトルはヘンリー四世だけど、ほぼ、主役。

一騎打ちで、実力を示したものの、
父王の召集には応じず、
放蕩息子振りが分かりやすく。

その一方で、父王臨終(思いこみ)での葛藤。
そして、父親の『過去を切り捨てろ』という忠告。

これは『父王の家臣を切り捨てる』
という事かと思っていたけど、
自分の家臣(フォルスタッフ)を切り捨てる意味。


かなり特徴のある顔なので、全く持って埋もれない。
ただ、王としてのオーラが有るのかは謎。
ヘンリー5世を観てないので、余計に。。


フォルスタッフ@サイモン・ラッセル・ビール
勘違いや思いこみ、癇癪持ち、
そして思い上がりまで、
完璧にフォルスタッフの印象通りで、
吉田氏の印象を微塵もカンジさせない。

実際は何処まで体型を増量
しているのか、という気になる点も。


ヘンリー4世@ジェレミー・アイアンズ
一応、タイトルロール。

後半の登場時から、死にそう。
でも、生き延び、倒れて、そのまま
フィードアウトかと思いきや、一度、復活する。

暴君振りは落ち着いて、
息子のために、色々と画策。
でも、王としての威厳というか、
強面のオーラは健在。


ノーサンバランドが後編では、
さして登場せず、アームストロング
の演技があまり観れず、残念。


クイックリー夫人がジュリーウォルターズ。
ハリポタやマンマの印象が強いけど、
今回の女将役という、ガラッとイメージと違う役を。
若干、小汚い扮装とフォルスタッフに負けないキャラの濃さ。


ホットスパー夫人にミシェルドッカリー。
前編で旦那が死んでいるため、
義父を攻める役くらいしか出番がない。
ダウントンのメアリーなので、注目していたのに。


メイン3人の演技が見たかったので、
ヘンリー四世を選んだものの、
前半は日程が合わず、観れない結果に。

フォルスタッフとハル王子の話、
それに苦悩するヘンリー四世を見たい気
もするが、失脚するフォルスタッフもなかなか。

ただ、もっと、邪険に扱うかと思ったが、
そこはアッサリだし、フォルスタッフの
フェードアウトもアッサリだったのが意外。


ホリプロ版の記憶ウッスラで鑑賞。
観ていて、ヘンリー四世が木場氏だったことを思い出す。
(昼間に観ていたから、思い出した)

そして、フォルスタッフがウルサくない。
(吉田氏、比較)
でも、むさ苦しいのは変わらず。
やはり、この作品では、ヘンリー親子よりも、
フォルスタッフが誰か?というのがポイントか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『君が人生の時』 | トップ | 『嘆きの王冠 ホロウ・クラ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画感想」カテゴリの最新記事