備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

ミュージカル・ミーツ・シンフォニー2015

2015-05-04 17:30:11 | コンサート感想
前回の2014二幕のレポはコチラ

途中にチョコチョコ入るJOJ氏のソロコンネタ元はコチラ


5/3の公演をマチソワ。

”Nobodys Side"『チェス』
安蘭@フローレンスに平方@フレディ。
そこに、コーラスで新妻さん。
というか、この曲、フローレンスと
フレディの曲だよね?何故に、コーラス(笑)

で、コーラス担当なのに、新妻さんと平方氏の声が聞こえない。
ただ、平方氏ならともかく、新妻さんですら聞き取りにくいので、
実は、座った位置が悪いだけかも。

安蘭さんはお得意の中低音より少し上。
『チェス』なら"I know him so well"の方が有名なんだろうけど、
安蘭さんの場合、こっちが聞けて良かった。


”君の瞳に恋してる”『ジャージーボーイズ』中川
フレディ役者が居るのに
なぜ、歌わないのかと思ったら、コッチで。
そして、やはり、フレディ同様、アメリカ人設定(笑)

NHKBSの洋楽を歌う番組に、
出演しそうな衣装と雰囲気で、
こういうアメリカンポップスが妙にハマる男っぷり。

なお、ポイントは裾インしたブーツで、
結構、ヒールが高い。そして、リズムを刻む。
というか、久々にコンサートで、
ステップを踏んでいる人を見たかも。
(ステップのようなもの、でなく)

”ゴールド”『ゴールド』
本日の貴重なワイルドホーン枠。
そして、新妻@カミーユと本役。

歌う前に、一旦、見上げてから歌う。
(役に入る?)のがポイント。

大変に歌いこんでる感。
ただ、オケに負けているというか、
一番の盛り上がりで、
もっとくるかな、と思ったらそれほど。
そのために、コンサートでも、感情重視な印象に。

ラスト、一旦、静かになる処で、
拍手が起こる事があるが、あまり溜めないので、
そこで拍手は無し。ワイルドホーン本人の弾き語りだと、
たいてい、ここで、これでもかってくらい溜めるので。


”本当の俺じゃない”『ロミオ&ジュリエット』
平方@ロミオ。
なぜか、MMSで定番になりつつある一曲。
本役のティボよりは有りだけど、
安定のダブルキャスト感漂うロミオ。

→ティボルトの曲でした、これ。

前回歌った”僕は怖い”と勘違い。
ということで、平方@ティボルト。普通に本役。

本編では歌が突出していた上原氏とか、
存在感が有りすぎる城田氏で観ていたので、
これを聞いてもティボルトの曲と感じなかったらしい。
というか、ティボルトは自分の名前を連呼する
アレが印象強すぎて、こんなソロあったっけ、と。

決して、平方氏がロミオにしか見えないとか、
そういう訳でなく、単にロミオの曲と感じたらしい。

”アンセム”『チェス』JOJ(昼)
前回、ロビーで映像越しで見たっきりなので、
ようやくフルオケで。なおかつ、ラストを上げるパターン。

ポイントは、”how?”後で、
マイクをパッと、持ち替え、握り返す瞬間。
あのフルストッルに入ります感がスゴい。

”MOTN”『オペラ座』JOJ(夜)
劇中の怪人の振り付けをするわけでもなく、普通に歌う。
ただ、graspで握ったりと、唐突に劇中の振り付けを挿入。

ラスト前のクリスにマントを掛けるシーンの間奏の手持ち無沙汰感。

そして、安定の"-t"の発音。

”蜘蛛女のキス”『蜘蛛女のキス』
安蘭@蜘蛛女。女性で聞くのは、金志賢さん以来。
この中低音でセメる安蘭さんは、結構、好み。

なお、末期症状のレポはコチラ
→思ったほど書いてなかった…。
要はイロモノコンサートで岡氏が歌ったんですよ。
ただ、蜘蛛の巣柄スパンコールという特殊な衣装を着て。

”墓場にて”『オペラ座』JOJ
まだ、CDは未聴。

怪人、墓場の底から登場な一曲。
ウッカリ、十字架から見えちゃった的な。
(体型的に隠れられなかった的な)

『teach me to live』のフリがツボ。

こういうのを聞くと、低音よりは高音なのか、と再確認。
(PONRよりはMOTN)

”虹の彼方に”『オズの魔法使い』コラブロ
有名処からツカミの一曲。
それぞれに均等のソロがあるものの、
ハーモニーの方が、より映えるよね、と。


”サムフェア”『WSS』コラブロ
ここにきて、右端の彼の低音がいきる楽曲。
ただ、比較対象がイル・ディーヴォなので、
5人も居るのに、厚みが足りない。
カ、カルロスを。(低音枠が…)

”愛していれば分かりあえる”『M!』(昼)
中川@ヴォルフに新妻@コンス。
中川無双その1。
独特な節回しで、最初からオケに合わせる気のない
中川氏に対し、普通に返す新妻さん。
ただ、悪妻コンスはなく、らぶらぶな夫婦。

そんな二人なので、サビのハーモニーの破壊力。

”世界が終わる夜のように”『サイゴン』(夜)
中川@クリスに新妻@コンス。
若干の中川節があるものの、
シェーンブルク作品は、
それほどの独自路線が無い。

ラストは歌合戦状態だけど、
それがフルオケに負けず、ハーモニーとして成立。
ハモっている、それぞれのメロディが
聞き取れるレベルのバズーカな二人。

ま、キャラ的に中川氏のクリスは無いのだが
”神よ、何故”とかは聞いてみたい。


”メモリー”『キャッツ』
安蘭@グリザで四季訳。
オケが映える曲だな、と。
それと、グリザって、結構、音域広いのか、と。

でも、四季女優にない、元娼婦猫感。
(ドレスに負けないヅカ女優)


”BHH”『レミゼ』
ハンドマイク両手持ちで何処のアイドル(笑)
ま、初代のおじいちゃんも両手持ちだけど。

それが、夜になると、両手を合わせて、
マイクを挟んで持つという、更に斬新な持ち方に。

昼も夜も聞いているけど、
今回はバリケードとか、横たわるマリウスは見えなかった。
(中の人が全面に出てきてしまう。体型はバルなのに)


”着飾って、輝いて”『キャンディード』(昼)
何がスゴいって、フルオケで新妻@クネコンデ。
多分、本編よりも厚いオケで熱唱、演技付き。
帝劇でも観てるけど、それ以上の歌いこんだ迫力。

”レリゴ”『アナ雪』(夜)
新妻@エルサは初めて。
昨年の笹本@エルサは地の底から聞こえたが、
新妻@エルサは天から降ってくる系。

うん、書いていて、良くわからないけど、
地声か(正確には違うけど)裏声かの違い。

ただ、ミュージカルとシンフォニーが
ミーツするなら、この枠で別の曲が聞きたかった。
ラマンチャとか、ラマンチャとか、ラマンチャとか。

”闇が広がる”『エリザ』
中川無双その2
歌い初めから中川節の中川@トート。
全く、闇を広げる気のないトート。
絶対、自らが王座を狙ってるトート。

それに対し、とりあえず、
マジメな皇太子ルドルフ@平方。
一応、本役で、当時の三人では歌派だったけど、
今回はトートが面白過ぎて、観てなかった。

一応、クリコレで、中川@ルドルフの闇広は見ている。
で、それはそれでアリな歌い方だったので、
”Shapes of the night”という英語版もあるので、
JOJ@トートに、中川@ルドルフで、聞いてみたかった。

絶対、聞き応え有ると思うのですけど。


”サンセット大通り”『サンセット大通り』
平方@ジョー。
ヒモでなく、地道に映画会社で働いている感。
サングラスとか、庭にプールは見えない。
でも、この難曲を歌いこなしている。
ただ、如何せん、オケに対して声量が。
安定のダブルキャスト感。

”With one look”『サンセット大通り』
安蘭@ノーマ再び。中低音より少し上。
あの展開部分では、オケに負ける。

この二曲は大人の事情なんだろうけど、
これで満足したため、本編は別の組み合わせで
観たくなってしまった。何、逆販促。


”星よ”『レミゼ』コラブロ
ここで、デビュー曲披露。
ともかく、ドラ(シンバル?)の破壊力と
そこで踏み出す、五人○○男。

この曲は生の方が迫力あるけど、
フルオケ相手には、ちょっとムリ過ぎる。


”ブイドイ”『サイゴン』
コラブロのコーラスに、
何処のマファアのドンですか?
と言わんばかりに現れるJOJ@ジョン。

やたら、周りを見回し訴える演説歌。
でも、先日のEC@ジョンよりは、
落ち着いたテンポで、過去に反省の色を感じるジョン。
(過去に遊んでいたな、と思わせる意味で)

サビでは、拳を握るのがツボ。

昼では、ハケる時、袖に向かって、親指を立てる。
ただ、誰にやってたかは分からず。


”僕こそ音楽”『M!』
この曲の後でも、
中川無双その3。

昼では、歌い初めを間違えるも、二度歌うのが当然と、
いった雰囲気をカンジさせるヴォルフ。
夜では歌う前に笑ってるし。
この前のブイドイの影響?

自分のなかでは、鉄板ヴォルフ。
何故、映像に残っていないのか。

”POTO”『オペラ座』
JOJ@怪人に新妻@クリス。
マチネでは、怪人が歌う最中、大地が震えるハプニング。
それでも、クリスを見続け、離さない怪人。

”墓場にて”とコレは、無駄にテンションがあがった。

”TIHYS”『LND』JOJ
MMSの掟、ラブネバーダイ(ズ)呼びのTIHYS。
たとえRaminが出演しても日本人縛りが、今回外れた。
えっと、これはホリプロの版権的なものが切れたから?
(禅コンのセトリにコレ、入ってるんだけど、
まさかの英語詩の可能性ないよね。)

舞台として、『LND』の怪人は無いと思うけど、
それでも、曲として、コンサートで聞く分には十分ありな一曲。

”トゥモロー”『アニー』
安蘭さん、中川氏、新妻さん、安蘭さん、
平方氏という流れで、基本は安蘭さんメイン。

相変わらず、英語の発音がソレっぽい中川氏。

”民衆の歌”『レミゼ』(昼)
歌いだしがJOJ@アンジョ(笑)
やはり、それは、鉄板ネタなのか。

”ODM”『レミゼ』(夜)
JOJ@バルからスタート。
他のみんなが歌えているか、
(単に歌うタイミングをみている)
ソロパートが入る度、その役者を見つめる仕切屋。

そこに、中川@マリと新妻@コゼ。
このマリが大変に独特で、
もう、JOJ氏がスゴい勢いでガン見。

バルの隣に、安蘭@エポ。
本役を差し置いてだけど、順当なエポ。

そこに平方@アンジョと再び中川@マリの掛け合い。
これが、闇広以上に、合わせる気がないので、
(中川氏の英語が一杯一杯)
その独特すぎる節回しに、JOJ氏、苦笑(笑)

ジャベはコラブロの右端の人。
やはり、彼が低音担当だったか。

で、『One more?』と、
ダブルアンコールで、
”民衆の歌”を入れるJOJ氏。
ここで、JOJ無双(笑)


John Owen-Jones氏
(ジョン オーウェン=ジョーンズ氏)
途中、MCコーナー有り。


※日本の印象。
→オーディエンスが素晴らしい。

※奥さんが買い物好き的な事を言ってたような。

※カテコでの一言は、『disappoint』
と言ってから、会場を盛り上げ、歓声をせがむ。


※『ダイジョーブ?』という謎の日本語を連呼。
それに対し、『ちょっと、まけて』を教える安蘭さん。

※カテコでの一言は、
8月のコンサートのチケットを買って発言。
CDも売ってる、なんとサイン付き。
既に持っている人はもう一枚と謎の販促。


今回、常に斜め45°上を見上げることが多かった。
前回のソロコンでもそうだったが、クセなのだろうか。

3日間で日替わり曲があるのが、JOJ氏だけ。
発表も一番遅かったのに、何故か客寄せキャストに。
(会場でソロコン先行販売と更に動員キャストに)
パンフの紹介はコラブロよりも日本人キャストよりも先。
本人的にはCD販促の一貫で、来日扱いなのか、
今回は色々と盛り上げ方がスバらしい。
最終回は勝手に、ダブルアンコールしちゃうし(笑)

だいたい、3ファントムコンサートMCで、
お馴染みの、あのエピソードをパンフレットに。
あの辺が、皮肉屋のイメージたる由縁。

挙げ句、最終日はネット生中継とか。
客席的にはブイドイで歌う前に、
中継しながらだけど、しまったらマジメに。
それでも、コレを批判する人は居そう。

ま、本人も楽しそうなので、結構だけど。
どこまでがリップサービス?


フルオケで観るのは今回で二度目。
オペラ座曲率が結構高く、色々聞けたけど、
やはり、レミゼ楽曲の方が好みという結論。
フルオケコンサート仕様で、
それに付随したモノが見えるということはないが、
(その原因はオケと指揮者に、よるものがあるかもしれない)
やはり刷り込み的なモノがあり、JVJ役者イメージ。


安蘭けいさん
第一印象が『スカピン』のパーシーなので、
中低音より上の曲というのは、やはり…。
それなのに、何故、そういう楽曲を歌わす的な。
フルオケにも映える楽曲は色々とあるし、
それこそ”ひとかけらの勇気”とか。
(安定のワイルドホーン推しだけど『MITSUKO』は別)

中川晃教氏
『ファーストデート』を挟んでいるのに、
最近の印象がポプランなので、ポプランが
歌ってるという間違った認識。

そして、リーバイ楽曲での、
無双っぷりがスゴかった。
フルオケでも、一人、際だつ声。
(声量とかそういう問題でない)

新妻聖子さん
かなり鉄板曲を選曲。
それゆえ、フルオケでも、
問題ないバズーカっぷり。
それが、中川氏でもJOJ氏でも問題ない。

そして、前回のJOJソロコンの客席で見かけ、
そのまま舞台に上がって是非、と思った、
”POTO”をフルオケで聞けるとは。

平方元基氏
本役、初役に関わらず、
大変にダブルキャスト感漂う選曲。
曲によってはフルオケは大変だな、と。

Collabro(コラブロ)
ハーモニーを売りにするグループで、
フルオケは不利な楽曲があるなか、
ブイドイコーラスの厚みと、
この人たちが来日してくれたから、
”ブイドイ”が聞けたという感謝のみ。

とりあえず、右端の彼の低音が好みなのだが、
名前を覚えるまでにはいかなかった(顔の判別付加)



久々に全曲が分かるガラコン。
なので、リピートのしがいがあるマチソワに。
日替わり曲も、このマチソワでだいたい網羅。
”時がきた”だけ日替わりなので、聞けなかった。
ま、例えフルオケでも、これに関しては、
Brad Little氏を越える人に、まだ会ったことがないので。

昼は三階席で、夜は一階前方。
そのため、夜は結構、歌詞も聞き取れた。
前方でも、聞く分には特に問題なし。

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