備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『ジーザス・クライスト=スーパースター』四季エルサ 芝@ジーザス

2011-07-20 01:03:50 | 国内ミュージカル
※既に、エルサの通常レポは4月に書いているので、ツッコミ路線なレポ。

"序曲"
ジーザスは中央から登場。シルエットで目視可。相変わらず濃い化粧(特に目元)。も~、キラキラしたパッチリ目線。そして、下手にユダがいたこと発覚。途中のギターソロのリフレインでの悶えは抑え目。

"彼ら~"
結構、お疲れ声のユダ。高音も出ないのに、出そうとする千秋楽仕様。そして、最近、寺田@ユダを聞いているため、"ジーザス!"のシャウトから安定したメロディーライン(例え裏返っても)がかなり感動的に。

"今宵~"
次にジーザスの第一声が来るのが分かっているので、ひたすらオペラグラスで表情追い。ただ、分かっているからか、それほどの唐突感は無し。また、マリアの香油塗りも普通に気持ち良さそうな表情に。

"ジーザスは~"
どうしても高音のアンナスを期待してしまうため、普通に歌うアンナスが残念で仕方がない。カヤパはカヤパでつい、もっと低音を期待してしまう。この曲は完全にCDキャストに染められている気がする。

"ホサナ"
ジーザスは歌ってなかったような…。前回のエルサ観劇で、サビ部分も口が動いていたように見えたのは気のせいか。また、表情も硬いまま。

そして、ここから、うつらうつらと。あ、ピラト様が歌っているとか。村@ピラトを真剣に聞くと、エルサの場合、歌謡曲モードに見えてしまうので、この位が丁度良いらしい。
で、神殿でバザーやっていたら、イエス様、奇声を上げて乱入。ここで覚醒。
しかし、またマリアが悩み始めると、うつらうつらと。とりあえず、嫌いな声ではないし、ソプラノも出ているが、『エビータ』のミストレス並みな影の薄さ。

"賞金"
この辺までくると、『今日は高音を出す気はない』と、言わんとばかりに、声を裏返すユダだが、ここの金をつかむユダの表情が良い。

"最後の晩餐"
この辺からまた、無表情モードになるジーザス。そして、予言だけして、ゲッセマネに。

"ゲッセマネ"
渾身の一曲。ロングトーンも健在。あまりにオペラでガン見していたので、途中から、オデコのマイクが気になったり。
で、ここで客席から初拍手。ちょっと、『え~』な雰囲気。直ぐに、音楽の転調とユダの一言が欲しいのに。

"逮捕"
ユダの抱きつき、キスと色々ツッコミ処なシーンだが、マジマジと見ると、ツレないジーザス。

"ペテロの否認"
ペテロの裏切りに無表情ながら、残念な雰囲気で引っ立てられる、ジーザス。

"ピラトとキリスト"
"夢"はいつの間にか歌っていたので、本日、ピラト様、初登場(正確には再登場)。
相変わらずの低音で質問責めなのに、キリストなのに禅問答で返したり。だんだんと、怒りから絶叫になるピラト様が良い。そして、ここの怒り観る度に村氏のファントムかSOMの大佐が観たくなる。
そして、匙を投げ、暗転、あのイントロ。

"ヘロデ王の歌"
白い羽団扇をあけると、ヘロデ登場。"キング"の語尾発音が兎に角、巻き舌なヘロデ。また、そんなヘロデに対して、髪を掴まれようが何去れようが無表情なジーザス。ここでも歌い終わると拍手有り。ここの拍手は音楽の流れ的に有りかも。

"やりなおす~"
ペテロが相変わらず美声。CDの滝田@ペテロも良いが、この飯田@ペテロもマリアのデュエットなら好み。

"ユダの自殺"
相変わらず、転げ回り、引きずり込まれるユダ。その最後の手の演技までがアツい。

"ピラトの~"
再びピラト、再登場(正確には三度目)。民衆の変わりように戸惑いつつもカウントアップへ。相変わらずのモゴモゴと数を数えるが、39まで数えると、身ぐるみを剥がされるジーザス。

"スーパースター"
初めてソウルガールズの振り付け確認。そして、ここでも歌い終わると拍手。

"磔"
なんか舞台から去って行く人が本当に暑そう。ま、ここでいう"渇き"は違う意味だろうが。

カテコ。
村@ピラトの微妙なステップが見えない位置と今更気づく一階席。
最後はイエスが一人登場、中央から後ろ向きにステージから去るが、拳を振り上げ退場。


4月にエルサを、5月にジャポを観て、三度目の『JCS』。過去二回は二階席だったので、兎に角オペラで追っていたが、今回は一階席。全体が見渡せるため、結構、色々と気づくこと多数。
ユダの"賞金"での表情を正面から観れたのは良かった。
そして、途中三回ほど拍手有り。最初の拍手をする人が無理やり引っ張っていた感もあり。

昼に銀座で出ずっぱりの舞台をやっているので、出演は無理な下村氏だが、エルサの衣装でもヘロデを観たかった。

千秋楽のためかとにかく、カテコが多かった。ただ、一斉に拍手が止むあの瞬間は観ていてスーっとする。惜しむらくは、一階だと、三角ステップで微妙にズレる村氏のステップが見えないことか。

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