ザックリなアラスジ。
フラミニオが生まれる処から、物語は始まる。
フラミニオは次々に座員を集め、即興劇の一座を結成する。特にフランチェスコは息子の様に可愛がる。
その一座の評判はフランスまで広がり、ある貴族の耳に入り、宮廷で上演するものの、その大衆的な内容に不況を買ってしまう。
そんな状況を打破しようとイザベラをスカウトするフランチェスコ。
ヒロインの座を奪われ面白くないコロンビーナだったが、本番当日、イザベラとフランチェスコがくっつき、フラミニオはソデにされるという結末に変えられ、不承不承、幕を閉めるフラミニオ。
それも、その方が客席にもウケが良かった。
酒を呑み、飲んだくれていると、イザベラが台本を用意し、即興劇でなく、台詞のある舞台をやってみたいと言い出す。
この流れに不安になるフラミニオだが、普段とは違う役回りが出来ると座員は、脚本付きを支持し、一回だけと承諾するフラミニオ。
本番当日、即興劇に慣れたフラミニオは、台詞が有ることに慣れない。しまいには、アドリブを繰り出すが、同じく窮屈だと感じていた座員もそれに、同調する。
そして、お決まりの剣を自身に刺すシーンで、本当の剣を用意し、自殺してしまうフラミニオ。
数年後、アルマンダが遺品を持って、フラミニオの功績を伝導していた。
そして、座員が自身で消息を述べるなか、フラミニオの功績は、後世に、メディアを変えて残されていた、"喜劇"として。
今井@フラミニオ
チケットに主演:今井清隆(ピン表記・笑)
それも初演、出ずっぱりの、歌いまくり。
狂言廻しなワンマンなエロ親爺な座長から始まり、息子ほどの年齢に主役を奪われ、呑んだくれ、視点消失な芝居、緩急のあるラストナンバー熱唱とかなり美味しい。
あまりに長い舞台占有率なので、レポのしようがないくらい。(普段の舞台がどんだけ短い出演時間なんだか)
ともかく、近年、稀にみるオイシい舞台。
泉見@フランチェスコ
この座組だと特異な声質。
アイドル声というか、可愛い系の台詞が悪目立ち。"道化"とした時には有りなのか?勿論、ソロ・デュエット共にハズさないので、歌うと違和感は感じ無いのだが。
紫城@イザベラ
更に、特異な声質。
一人、宝塚発声なため、作った可愛い系の声。コチラはそういう役回りなので、有りかも。
杉村@コロンビーナ
こういうタイプの役をこなせる女優さんがまだ居たとは。
阿知波さんとか、テナ妻系かな、と思ったら、普通に元・テナ妻女優。
石鍋@パンタローネ
相変わらずの良い声。
『ラマンチャ』『ルルド』『SENPO』と、どれも真面目な聖職者や村人役な印象しか無かったが、こういうコメディな役で見られとは。若干、何時もの歌い方と変えているかな、とは思うが、あの響くオペラ発声でも、作品的に違和感がない。
福沢@ドットーレ
普通に歌ウマ枠。
というか、こういうコメディに馴染む声というか。キャラ的なもの?
四季とも東宝とも違う、劇団系なミュージカル俳優。
宮内@アルマンダ
小姓枠。
それでいてフラミニオに恋心を持っていて、それも利用される。いじらしい役というか。
コチラも、老舗ミュージカル劇団的な女優さん。
大枠のストーリーはあるのだが、なんか淡々と進むので、フラミニオのソロですら、睡魔が…。ま、睡眠を誘う良い声ではあるが。
また、主人公の世代交代という物語が、役者本人に重なり、洒落にならん、というか、まー、何と言うか。
前半のエロ親爺っ振りとの落差が、より憐れみを誘い、ラストも、即興劇に座員が賛同するものの、本人が座員に受け入れられる前にフェードアウトするため、直接の回復の場が与えられず、そこで終わりかい、と。
"喜劇"として功績は残った、と締めるが、ちょっと消化不良なラスト。
そして、観ていて、こまつ座を観ている錯覚を。何故でしょう?
フラミニオが生まれる処から、物語は始まる。
フラミニオは次々に座員を集め、即興劇の一座を結成する。特にフランチェスコは息子の様に可愛がる。
その一座の評判はフランスまで広がり、ある貴族の耳に入り、宮廷で上演するものの、その大衆的な内容に不況を買ってしまう。
そんな状況を打破しようとイザベラをスカウトするフランチェスコ。
ヒロインの座を奪われ面白くないコロンビーナだったが、本番当日、イザベラとフランチェスコがくっつき、フラミニオはソデにされるという結末に変えられ、不承不承、幕を閉めるフラミニオ。
それも、その方が客席にもウケが良かった。
酒を呑み、飲んだくれていると、イザベラが台本を用意し、即興劇でなく、台詞のある舞台をやってみたいと言い出す。
この流れに不安になるフラミニオだが、普段とは違う役回りが出来ると座員は、脚本付きを支持し、一回だけと承諾するフラミニオ。
本番当日、即興劇に慣れたフラミニオは、台詞が有ることに慣れない。しまいには、アドリブを繰り出すが、同じく窮屈だと感じていた座員もそれに、同調する。
そして、お決まりの剣を自身に刺すシーンで、本当の剣を用意し、自殺してしまうフラミニオ。
数年後、アルマンダが遺品を持って、フラミニオの功績を伝導していた。
そして、座員が自身で消息を述べるなか、フラミニオの功績は、後世に、メディアを変えて残されていた、"喜劇"として。
今井@フラミニオ
チケットに主演:今井清隆(ピン表記・笑)
それも初演、出ずっぱりの、歌いまくり。
狂言廻しなワンマンなエロ親爺な座長から始まり、息子ほどの年齢に主役を奪われ、呑んだくれ、視点消失な芝居、緩急のあるラストナンバー熱唱とかなり美味しい。
あまりに長い舞台占有率なので、レポのしようがないくらい。(普段の舞台がどんだけ短い出演時間なんだか)
ともかく、近年、稀にみるオイシい舞台。
泉見@フランチェスコ
この座組だと特異な声質。
アイドル声というか、可愛い系の台詞が悪目立ち。"道化"とした時には有りなのか?勿論、ソロ・デュエット共にハズさないので、歌うと違和感は感じ無いのだが。
紫城@イザベラ
更に、特異な声質。
一人、宝塚発声なため、作った可愛い系の声。コチラはそういう役回りなので、有りかも。
杉村@コロンビーナ
こういうタイプの役をこなせる女優さんがまだ居たとは。
阿知波さんとか、テナ妻系かな、と思ったら、普通に元・テナ妻女優。
石鍋@パンタローネ
相変わらずの良い声。
『ラマンチャ』『ルルド』『SENPO』と、どれも真面目な聖職者や村人役な印象しか無かったが、こういうコメディな役で見られとは。若干、何時もの歌い方と変えているかな、とは思うが、あの響くオペラ発声でも、作品的に違和感がない。
福沢@ドットーレ
普通に歌ウマ枠。
というか、こういうコメディに馴染む声というか。キャラ的なもの?
四季とも東宝とも違う、劇団系なミュージカル俳優。
宮内@アルマンダ
小姓枠。
それでいてフラミニオに恋心を持っていて、それも利用される。いじらしい役というか。
コチラも、老舗ミュージカル劇団的な女優さん。
大枠のストーリーはあるのだが、なんか淡々と進むので、フラミニオのソロですら、睡魔が…。ま、睡眠を誘う良い声ではあるが。
また、主人公の世代交代という物語が、役者本人に重なり、洒落にならん、というか、まー、何と言うか。
前半のエロ親爺っ振りとの落差が、より憐れみを誘い、ラストも、即興劇に座員が賛同するものの、本人が座員に受け入れられる前にフェードアウトするため、直接の回復の場が与えられず、そこで終わりかい、と。
"喜劇"として功績は残った、と締めるが、ちょっと消化不良なラスト。
そして、観ていて、こまつ座を観ている錯覚を。何故でしょう?
ひねりがない、とも。
あざとくする必要はないけど、インパクトがないのかなぁ。
ラストの映像も下手サイドだとよく見えなかったし。
話の展開が、”昔ながらのミュージカル”というか。
でも、主演様の歌が堪能出来るので、
再演、或いはライフワークな作品になれば良いのですが。