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地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

7.13水害と八丁沖

2005年03月11日 21時53分44秒 | 新潟地理歴史
2004年7月13日。水害発生の日。

 信濃川の支流に猿橋川がある。下流からさかのぼると、国道8号線沿いの七軒町を過ぎたところで、扇状に支流が枝分かれしていく。付近一帯は豊かな水田地帯であるが、土地は低湿である。平野地形でいうところの、典型的な後背湿地にあたる。

 長岡市東部の東山丘陵から流れ下る幾筋かの支流は、丘陵の麓ですでに溢れかえり、猿橋川に合流する付近に大きな湖をつくった。水害発生からまもなく、懸命な排水作業が行われたが、水はなかなか抜けなかった。この写真を撮影したのが7月18日であったと思う。水深はさほどのものではないだろうが、濁っているせいで不気味に感じる。

 昨年は、この後福井で水害により大きな被害を出した後、幾たびかの台風もあり、西日本で大きな水害が相次いだ。そんな騒ぎの収まらぬなか、10.23の新潟県中越地震が起こった。そのため、世間の目は一挙に地震に集まってしまった。

 忘れてはならない。水害による被害も甚大である。ここから近い長岡市浦瀬地区は、水と地震の両方で被害を被った。被害の程度でいうと、三条市、見附市、中之島町の被害は甚大である。三条市には水害によって、仮設住宅住まいを余儀なくされている方々がいる。


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