河川争奪(かせんそうだつ)
河川の流域のある一部分を別の河川が奪う(自らの流域に組み入れる)地理的現象のこと。ウィキペディアの河川争奪の説明の冒頭にはこうある。この地形は、地理を愛好する者としても、詳しい人間に聞かぬとなかなか見つけられない地形である。
撮影した写真ではなかなかわかりづらい。やはり現地に立たぬと..。紹介している写真群の後半は争奪された側の風景。添えてあるうぉっ地図の地形図と比較してみていただきたい。写真はすべて右岸側から撮影している。
Photo-01
Photo-02
Photo-03
Photo-04
Photo-05
Photo-06
Photo-07
Photo-08
Photo-09
Photo-10
かつてはこの平坦面左から米山川が流れてきていたはずである。今から数万年前と紹介する書物があるが、川の流れが向こう側へと変わってしまった。下のうぉっ地図をクリックして欲しい。流路がここでガクッと折れ曲がっている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E5%B7%9D%E4%BA%89%E5%A5%AA
ウィキペディア/河川争奪
http://ww5.tiki.ne.jp/~kkawamr/map/fka.htm
地理教員の仕事部屋へようこそ/山地の地形(河川争奪) 1:25000宇佐郷
http://www1.gsi.go.jp/geowww/typical/fluvial.html
国土地理院/日本の典型地形 都道府県別一覧
http://www.wildlife.or.jp/hp/nature/tanken/daiti/bunsui/bunsui.htm
川のしくみと大地のつくり/河川争奪
http://www.chiba-muse.or.jp/digital_museum/special/takimuse/mainfall/konakasiru2.htm
千葉の県立博物館「デジタルミュージアム」/小中池の河川争奪 ページ
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写真撮影:2006.12.10 上越市柿崎区
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2006年 地理の部屋と佐渡島
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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>学問的なことは分からなくて
チンプンカンプン(笑う
いやいや、済みません。
一応、地理の部屋と銘打ってい
ますので、時にはこうなります。
よろしくお願いします..(笑)。
さて、数万年という単位は地形
的にはそう古くは無いものなんで
す。人類の年数と地形とでは
時間の観念がずいぶんちがいます
ね..。
地形が変わるのは数万年、気の遠くなる様な時間ですね。
>千葉県にはこういう事例は多く、
養老川を夷隅川が略奪している
のが大規模です..
機会がありましたらお願いします。
学生時代の地形の授業で千葉県が
例として出た気がいたします。
養老渓谷行きましたよ..(笑)。
出ましたね!!
一度出してみたいと思っていましたが、写真で説明するのは難しい・・・でした。
わかりやすい記事で、良いですね。先を越されてしゃくだけれど、座蒲団一枚といきましょう!(笑い)。
なお、千葉県にはこういう事例は多く、養老川を夷隅川が略奪しているのが大規模です。また、小中池は修復調査に関与したこともあり、懐かしいものでした。
コメントありがとうございました。
貴サイトもちょっと見させていた
だきました。
さっそくIEにブックマークします。
今後ともよろしくお願いします。
さて、
>旧・米山川は、栃窪から下中山の
方に流れていたんですね。よくわか
りました。
そのとおりです。現場に行きますと
よくわかるのですが、写真で撮影し
てもわかりづらいですね。
昔からの町村境界などが河川の場合、
時として困ったことが起こります。
流路の変更によるものです。ほんの
わずか、対岸にとある市町村の範囲
が存在するのです。近い所では、越
路町や加茂市はそんなところを持っ
ていました。今では合併が進んでい
ますから、だんだん意味を成さなく
なっていくものと思いますが..。
大した説明もなく済みませんでした。
やはり分野の人間ではないと、まず
聞く言葉ではないですからねぇ..。
誤解が生じても当然でした。
簡単に言うと、日本の川が山地を侵食。
その侵食速度の早いほうが、一方の川
の流路まで達し、そちらの川の流れを
途中から奪ってしまう現象なのです。
あちこちにあるはずですが、目立つも
のでもないので、一般の方にはこれを
地形的現象として認識できる機会はま
ず無いでしょう。
ですが、たまには地理佐渡では地理的
情報提供をいたしますので、お付き合
いいただけますと幸いです..(笑)。
日本中の面白い場所を地図で紹介するブログを運営している者です。
そんな場所がないかを探しているうちに、こちらにたどり着きました。
現場が気になって、画像があるのにも気づかず、自分で探してしまいました。こちらですね。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=55387300&slidex=1200&slidey=0
旧・米山川は、栃窪から下中山の方に流れていたんですね。よくわかりました。
川で隔てているところが多く
あります。
場所によっては橋を渡る度に、
町名が変わるところもありました。
ややこしいことです。
お疲れ様です。
「河川争奪」最初は水利権を争って地域住民が争うことかなと直感的に思いましたが。
大ハズレでした。(笑)
れっきとした地理用語なのですね。
勉強になりました。私自身イマイチ完全に理解していませんが。
(種々参考ページを紹介していただいているのですが、申し訳ありません)