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安曇野の遊び人の日記

安曇野在住の遊び人の日記です。

2017.2.3 八方尾根ショートツアー(修行編)

2017-02-05 21:26:27 | テレマーク

この日は朝から強風で上部リフトが動かず、ゲレンデでの練習でおわりかなと思っていたら

徐々に風が弱まってきて、リーゼンの上まで行けるようになりました。

そうなるとちょっと欲が出てきて、リーゼンから上にハイクアップしてみることにしました。
まあ、これまでにも何度かやったことはありますが、スキー場内のハイクアップはやはりモチベーションが上がらないですね。

それでもえっちらおっちら登って、2時間かかってまずは八方池山荘に到着。

そこからさらに1時間かけて八方池手前のトイレにまでたどり着きました。

時間があればシュカブラなどじっくり見ていたかったのですが、なんせ登り始めが遅かったもんで
早々に準備をすませ、押出沢へ

わかってはいたのですが、、、ここのところの強風で稜線から1600m付近まではカチカチのアイスバーンに近い状態。

ターンしてもエッジがとりあえずひっかかる程度で、気持ちよくともなんともない状況でした。

まあでも、こんな天気なので、さすがに誰もおらず(トイレ付近でテント張ってる人はいましたが)
この景色を独り占め。

風が強くて冷たいのは辛いところですが、天気がよいのでこれはこれでいいものです。

そうとは言ってもさすがに、この寒さは体にこたえるので早々に高度を下げて押出沢の中間部へ

風の影響がなくなりほっとしたのもつかの間。雪面状況は上部よりさらに悪く、
沢の両サイドはでこぼこアイスバーン、沢筋はウインドクラスで強烈なハードパックモナカ状態。
 ※表面の硬い雪の層の厚さは15cm程度、その下は少し緩めの雪の層

幸い、雪崩れるような雪の弱さはなかったけれど、どこの斜面選んでもただ辛いだけ、、、
とにかく安全なポイントを確認しつつ少しづつ高度を落としていきました。

いつもはたくさんのスキーヤーやボーダーが滑っているところですが、本当自分一人だけなので風の音以外は
なーんもなくて、滑るのは辛い状況だったので、目の前の景色を楽しみながら、ゆっくりとおりていきました。

先週入った時は、気持ちのいい斜面だったのですが、今回はとんでもない極悪コンディション

ガラガラ沢には先週滑った際にはなかったデブリがあちこちにあり、おっかないなあと思いました。

今回は、まだ、気温も低く風の影響等で安定していた感じはありましたが

この先、今回できたこウインドスラブの層が大きな雪崩の原因にならないよう、安定の方向に動いてくれればと思いました。

安全優先でゆっくりおりてきたもんですから、二股についたのが午後5時、、、遅すぎですね。
ここからはあらかじめデポしておいた自転車に乗って、雪の道を慎重に車まで戻りました。
自転車のタイヤってアイスバーンでなければ、以外とグリップしたのは意外な発見でした。
 ※というか近所の中学生は雪の日でも自転車で通ってるしねえ

今回のGPSログ。








2017.2.4 烈風八方

2017-02-04 23:55:12 | テレマーク

先日撮影した、烈風にさらされる八方尾根の映像です。
この日は兎平より上のリフトが運行停止になり、兎平からリフト2本分+八方池までひたすらハイクアップしました。
強い風でしたが、太陽も出ており、これはこれでなかなか見られない素晴らしい景色でした。

先日のツアーで見た雪崩のあと

2017-02-02 21:21:26 | テレマーク

1.28のツアーで、行動した範囲で表面上に弱層があるのは把握していましたが、ある程度急な斜面でも、崩れることがなく比較的安定していました。
ただ、この写真のように無名沢の下部の方でスキーヤー起因と思われる雪崩のあとを確認しています。
面発生で一気に崩れたとおもいますが、救助の動きなどなかったので、その場にいたスキーヤーは回避できたのだとおもいますが、これに巻き込まれると、、、
怖いですね。
今年は、雪降って、雨降って、荒れてと、ころころかわる天気が続いているので、よくよく注意しながら山に入りたいとおもいます。

2017.1.28 八方ショートツアー 下り(滑り)編

2017-01-30 22:06:46 | テレマーク

不帰ノ剣の景色を堪能したあとは、寒くなってきたのでさっさと準備をして、待ちに待った滑りへ

出だしはパックされた雪で滑りにくかったのですが、一段滑り降りると

そこからはここ数年味わったことのない、キモいの良いパウダーが待っていました。

滑りたいように滑らせてくれるそんなパウダーでした。





滑っている間ひたすら叫んでいたような気がします。



無名沢をそこそこ滑ったあとは、ガラガラ沢に転戦するために、少しトラバース。

ちょっとしたテント場に最適な適地があり、そこからの不帰ノ剣の眺めはなんともいい感じ。





機会があればこの辺りをベースに数日間滑りたいなと思わせるいい場所でした。

その場所から少しハイクアップして、ガラガラ沢のドロップポイントへ。
ここは、状況よっては雪庇の張り出し等厳しくなる場所だとは思うのですが、先行者が何人も滑っていたおかげで
若干出だしでほんの少し雪崩れましたが意外とすんなりと滑り込むことができました。

午後に入ってからだったので、いいように食い散らかされていましたが、下に降りきるまでいい雪を楽しめました。
こんな雪に、次はいつ巡りあえるんだろうか、、、


今回のルート


2017.1.28 八方ショートツアー 登り編

2017-01-29 22:27:36 | テレマーク

今シーズンは雪の状況もよくなく、なかなかツアーに行けていませんでしたが

ようやくツアーに出かけることができました。



天気は前日に小雨が降るといった状況でしたが、それまでの天気と高気圧の張り出しにより、
そこそこ良さそうなは予想できていたので、無難に八方に行きました。

ゴンドラに乗るときはガスでしたが、あがりきるとこの天気。
風は強かったのですが予想通りです。

まずは手始めに雪の状況の確認のため、いつものこの斜面を一本いただき。

15cmほど下に弱層はありましたが、結束力が強く、またこの斜面パックされていることが
多く、少々難儀しながらの一本となりました。

あとはひたすら雪の状況を確認しつつ丸山ケルン手前のピークを目指して登りました。

不帰ノ剣も五竜も鹿島槍もいい眺めです。

下ノ樺あたりまでくると風の強さにちょっと参りましたが、景色はこの通り気持ちのいいものです。

八方は両サイドの綺麗な山々を眺めながら登れるので何度行ってもあきないもんです。

目指す丸山ケルン手前のピーク。

登り切ると目の前に不帰ノ剣の大パノラマ。
ここから見た不帰ノ剣は、迫力があって良いもんです。



遠くに火打や妙高の山々が、、、あちらの山はここ数年ぜんぜん行ってないなあ、、、

次は下り(滑り)編です。

ラスト立山

2015-12-01 22:00:59 | テレマーク

雪を求めて、最終営業週の立山に行ってきました。

11.28の土曜はあいにくの吹雪で室堂付近で滑りましたが、

日曜は昼前から晴れ!

雄山まで登り、いつもの社務所下の斜面を滑りました。
雪が少なく何度か岩を踏みましたが、それでも良質のパウダーをいただきました。

そして立山最終日、微妙な天気で天気が下り坂であることは承知の上で浄土山へ



晴れて雄山が見えている時もありましたが、



結局浄土の山頂に立つ頃には真っ白なガスの中、難儀しながら滑り降りてテント場に戻ったら

この天気

山ではよくあることです。

3日間過ごした室堂臨時テント場を名残惜しみながら撤収し



来春もまた来ると心に決めて帰路につきました。