
この日は朝から強風で上部リフトが動かず、ゲレンデでの練習でおわりかなと思っていたら

徐々に風が弱まってきて、リーゼンの上まで行けるようになりました。

そうなるとちょっと欲が出てきて、リーゼンから上にハイクアップしてみることにしました。
まあ、これまでにも何度かやったことはありますが、スキー場内のハイクアップはやはりモチベーションが上がらないですね。

それでもえっちらおっちら登って、2時間かかってまずは八方池山荘に到着。

そこからさらに1時間かけて八方池手前のトイレにまでたどり着きました。

時間があればシュカブラなどじっくり見ていたかったのですが、なんせ登り始めが遅かったもんで
早々に準備をすませ、押出沢へ

わかってはいたのですが、、、ここのところの強風で稜線から1600m付近まではカチカチのアイスバーンに近い状態。

ターンしてもエッジがとりあえずひっかかる程度で、気持ちよくともなんともない状況でした。

まあでも、こんな天気なので、さすがに誰もおらず(トイレ付近でテント張ってる人はいましたが)
この景色を独り占め。

風が強くて冷たいのは辛いところですが、天気がよいのでこれはこれでいいものです。

そうとは言ってもさすがに、この寒さは体にこたえるので早々に高度を下げて押出沢の中間部へ

風の影響がなくなりほっとしたのもつかの間。雪面状況は上部よりさらに悪く、
沢の両サイドはでこぼこアイスバーン、沢筋はウインドクラスで強烈なハードパックモナカ状態。
※表面の硬い雪の層の厚さは15cm程度、その下は少し緩めの雪の層

幸い、雪崩れるような雪の弱さはなかったけれど、どこの斜面選んでもただ辛いだけ、、、
とにかく安全なポイントを確認しつつ少しづつ高度を落としていきました。

いつもはたくさんのスキーヤーやボーダーが滑っているところですが、本当自分一人だけなので風の音以外は
なーんもなくて、滑るのは辛い状況だったので、目の前の景色を楽しみながら、ゆっくりとおりていきました。

先週入った時は、気持ちのいい斜面だったのですが、今回はとんでもない極悪コンディション

ガラガラ沢には先週滑った際にはなかったデブリがあちこちにあり、おっかないなあと思いました。

今回は、まだ、気温も低く風の影響等で安定していた感じはありましたが

この先、今回できたこウインドスラブの層が大きな雪崩の原因にならないよう、安定の方向に動いてくれればと思いました。

安全優先でゆっくりおりてきたもんですから、二股についたのが午後5時、、、遅すぎですね。
ここからはあらかじめデポしておいた自転車に乗って、雪の道を慎重に車まで戻りました。
自転車のタイヤってアイスバーンでなければ、以外とグリップしたのは意外な発見でした。
※というか近所の中学生は雪の日でも自転車で通ってるしねえ

今回のGPSログ。