春も近づいてきたので、ぼちぼちザラメが楽しめるかなと思って白馬に向かったら、雪、、、
八方の無名・ガラガラ辺りを考えていたけれど、強風で上部リフトが運転しておらず、
こんな場合、八方はゴンドラの片道券など販売しない方針となっており(今年からの模様)、
しょうがないので、いつもの五竜 小遠見に転戦しました。
五竜のゴンドラは八方に比べると風の影響を受けにくく、問題なく運行しており、すぐに上部に到着。
この時点でかなり時間をロスしてしまっていたので、さっさと登り始めましたが
この時期にしては、予想外のパウダー!
30cm以上は積もっていました。
ただそれはスキーの場合話で、ツボ足だと腰ぐらいまで埋まるくらいの深さがありました。
これは、30cmほど下に弱層が存在し、スキーだとここまで沈みますが、
さらにその下にもう一層10-20cm程度の柔らかい雪の層と弱層の二重構造で、
ツボ足だと一枚目の弱層を突き破りそこまで到達するためでした。
こんな状況なので、先行でスノーシューで入っていた人は、かなり苦しんでいたようで
ほとんど登れていませんでしたが、自分はスキーだったので、そこまであっさり到達。
そこから先はノートラックの斜面をひたすらスキーでラッセルとなりました。
この時期にこんなパウダー斜面をラッセルするとは思いもよりませんでした。
そんな状況だったもので、稜線に到達するまでに、疲れ果ててしまい、
ここで後から来た3人組にあっさり抜かれてしまいました。
できればノートラックの斜面を上がりたかったのですが、
日頃から鍛えてないのでしょうがないですね。
あとは彼らのトラックをありがたく使わせていただき、一ノ背髪へ。
さすがにこのあたりまで来ると風雪が強く、真冬並みの寒さでまいりましたが
なんとか小遠見山頂に到着。先行した3人組は、小遠見と天狗の間から滑るようで、
何箇所か斜面を偵察しており、できれば彼らの滑りを見たかったのですが、
あんまりにも寒くて早々に下山を開始しました。
下りはそれなりに遊べるかなと思っていましたが、いきなりパックされた雪のゾーンに
ひっかかかり連続で転倒、、、
一ノ背髪あたりまで降りてくるまでそんな状況だったもので、ほとんど戦意喪失、、、
多少は楽しめましたが、パックされた激重パウダーで、スキー場に着くまでに太ももが
パンパンになってしまいました。
スキー場に着いてからも、ひっかかりやすい雪で怪我しそうだったので
慎重にゆっくりおりました。
鍋倉でいい思いをしすぎたようです。
次回のツアーではいいザラメに巡りあえますように!