安曇野の遊び人の日記

安曇野在住の遊び人の日記です。

2013.7.20-21 西穂-奥穂-前穂 三穂縦走11

2013-07-31 20:47:11 | 

夕焼けを堪能したあとはさっさとご飯を食べてねてましたが、夜中に風が強く吹くようになり、
ツェルト内で結露した水がぽたぽた落ちてくるようになったので目が覚めてしまいました。
外をのぞいてみると満点の星空。これもまた気持ちのいい景色でした。

 *ジャンダルムをコブ尾根の頭側より撮影。

2013.7.20-21 西穂-奥穂-前穂 三穂縦走10

2013-07-30 21:56:29 | 

こちらはSony TabletPで撮影した画像。

SonyTablet Pの写真も使っているレンズのわりにはそこそこ撮れます。

今回ことあるごとにツイートしながら登っていたのですが、電池が結構もってくれ、また予備の電池の交換も
すぐにできるので、今のところ携帯性の点からも山では最強のタブレットかもしれません。

これで、防滴で800万画素クラスのカメラがついていたらいうことなしです。

おそらく今後こんなへんちくりんなタブレットは出てこないでしょうねえ。

それなりに使いこんでいるのであちこち傷だらけのはずなんですが、自己修復塗装のカバーの
おかげでほとんど傷が目立たないのがすごいです。

ただ、この調子で使い込むとあと1~2年でおしゃかかなあ。



2013.7.20-21 西穂-奥穂-前穂 三穂縦走9

2013-07-30 21:41:02 | 

コブ尾根の頭に到着した時点ではガスに覆われ夕焼けをあきらめていたのですが、突然このようにガスがはれ
何もかもがオレンジ色に染まる夕焼けになりました。

山では何度も夕焼けを見てきましたが、ここまでオレンジ色に染まった夕焼けを見たのは初めてかもしれません。

山に入る最大の目的は、山を歩くこともそうですが、こんな夕焼けや朝焼けを見るためでもあります。

日帰り登山ではこんな景色を見ることができないので、できれば泊りで山には入りたいのですが

今はしょうがないですね。たぶんこれで今年のテント泊の山は終わりかもしれません。

天狗のコルだとここまでまわりを見渡せなかったので、ここまで登ってこれて正解でした。

天気がもってくれたのも幸いです。

こんないい日の登山は今後しばらくないかもしれないです。

 R-D1+Biogon 25mmで撮影


2013.7.20-21 西穂-奥穂-前穂 三穂縦走8

2013-07-29 20:17:51 | 

少し上がって西穂を見るともうかなり下のほうに見えます。

少々面倒な岩場。ホールドが多いので晴れてればすいすい登れます。雨だと、、、。

振り返ってみるとちょっとおっかないかな?

ちょっと一息。

畳岩尾根の頭の近くにあった前穂の眺めが素晴らしいビバークサイト。晴れてれば快適!
雨や風が強いとこわいだろうなあ。

まだまだのぼりは続く。このあたりからかなり足にきてました。

そしてPM:18:25ようやくコブ尾根の頭に到着。今日はここで行動終了。天狗のコルから
2時間10分ほどかかりました。ここには大きめのビバークサイトが数か所あり、比較的
フラットなところを探してさっさとツェルトを張り夜に備えました。


2013.7.28 万水川のカヌー

2013-07-28 21:43:19 | カヌー

今日は山の天気が不安定そうだったので、万水川にカヌーに行ってきました。

暑かったですが、水が冷たくとてもいい気持です。

今回も大王わさび農園のところまで下って、観光客のにぎわいを横目にしばらくだらだら流されていました。

今回の様子の動画はこちら↓

2013.7.27 御嶽山

2013-07-28 21:12:53 | 

土曜は天気が微妙だったので簡単に登れる御嶽山に行ってきました。出だしはこのように
晴れていましたが、歩き始めて少しするとごろごろ雷が、、、

時機に雷はやみましたがしばらくガスが続き、時々太陽が見えるようになってきました。

そして王滝山頂に着くころにはこのように晴れ間が。

雲がすぐに上がってきますが、すぐに晴れ間が出て気持ちがよかったです。

雲に包まれる剣ヶ峰

山頂からの雲海。

お鉢側が雲におおわれなかなか見れませんでした。

積乱雲がどんどん発達してきます。

長くは続かないですが、安定した天気になる感じがあったのでしばらく積乱雲を眺めていました。

この雲の中に入るはおっかないですが、見てる分にはとても迫力があります。

しばらくすると厚い雲の中に入ることが多くなってきたので、そさくさと下山しました。
一歩間違えれば雷に追われることになりますが、こういった日の登山もなかなかのものです。

2013.7.20-21 西穂-奥穂-前穂 三穂縦走7

2013-07-27 21:36:43 | 

目の前にはコブ尾根の頭とジャンダルム。かなり威圧感を感じます。

天狗のコルへの下り。

天狗のコル下り間際にあるほぼ垂直の鎖場。この縦走路でおそらくここが一番厄介なの
ではないでしょうか。鎖なしでも降りれないことはないですが、かなり緊張します。

降りきって見上げた鎖場。ここであとから来た若い2人の登山者に抜かされました、彼ら
はかなり馬力があるようで、自分が登った半分くらいの時間でジャンダルムまで登ってしまい、
その後奥穂まで抜けきったようです。鍛えている人はやっぱりすごいですねえ。

見上げれば気がめいりそうなジャンダルムへの登り。この時点でPM16:11。西穂から3時間半ほど
かかりました。当初の予定ではここの小屋跡にツェルトを張ってこの日の行動を終了するつもり
でしたが、天気がまだまだ安定しており、体力的にも一応(この後後悔しましたが)余力があった
ので、明日の行程のことも考えて、進むことにしました。

天狗のコルから少し登ったところに笠や双六などが見渡せるビバークサイトがありました。
ここも眺めはとてもいいですが、悪天時はかなりきつそうです。ただ、上高地側が荒れるような
日は(飛騨側のほうが荒れやすいのであまりないと思いますが)天狗のコルのところよりはまし
そうな気がします。

そして登りが続きます。ジャンダルムまで約300mほどの高低差。思っていた以上に疲れた体に
はきつい登りです。

天狗の頭側を振り返る。

2013.7.20-21 西穂-奥穂-前穂 三穂縦走6

2013-07-26 22:02:45 | 

天狗ノ頭へ登りの最初の難関の逆層スラブ。写真ではわかりにくいですが、この段差は
手前側に出っ張る形で角度がついています。晴れていれば、そこらじゅうにホールドが
あるので快適で楽しい登りですが、雨の日だとかなり怖い場所です。

登り切ったところ。天狗ノ頭がなんかいかっこいいです。

そして次は逆層スラブ帯のトラバース。ここも晴れていれば、ホールドが多いので楽しい
トラバース部分ですが、雨の日だととてつもなく恐怖を感じる場所です。なお、ここの箇所にある鎖は片方が抜けたあとがありました。応急処置はされていますが、この部分の
鎖は極力使わないほうがいいです。

振り返ってきた道を見てみると、どこをどう降りてきたんだかわからない斜面です。

西穂と間ノ岳。

ジャンダルムへの登りはこうやって見るとやっぱりきつそうです。あれ登るのかと思うと
気がめいります。

天狗ノ頭付近にあった晴れていればかなり快適なビバークサイト。ここは前穂を見ながら
うだうだできるので気持ちよさそうです。ただ、悪天だとかなり風雨にさらされやすいの
で身の危険を感じるかもしれません。

2013.7.20-21 西穂-奥穂-前穂 三穂縦走5

2013-07-25 20:19:03 | 

コルまで下りきるとまた登り。このあたりの岩の不安定さは鎖場より緊張します。

足を置く岩のほとんどがぐらぐらしていて、落石させないように慎重に慎重に登ります。

横の岩も何かあったらすぐに崩れてきそうで、上部にも注意しながら登りました。目印は
たくさんありますが、極力自分でよく確認しながら自分でルートを決めて登った方がいいと
思います。

ちょっと一息。

そして間ノ岳に到着。振り返ると西穂がかなり離れて見えます。

ジャンダルムを見ると雲に覆われていました。次は天狗ノ頭です。

ここも当然のように不安定な岩場が続きます。

途中長い鎖場があり、ここは安定して足を置ける足場が少なく、雨の日はかなり怖いかもしれません。

先行者はすでに逆層スラブに取り付いていました。

間ノ岳と天狗ノ頭の間のコルに到着。見上げるとそこは逆層スラブだらけ。

ここには笠と反対側には前穂を見ながらのんびりできるビバークサイトがありました。
ただ、風の通り道のようで、悪天時はかなり厳しい状況になるのではと思いました。

西穂から天狗ノ頭手前までは、とにかく足場が悪く、常に踏み外しや落石を起こさない
よう注意が必要です。ある意味ここがこのルートの核心部かもしれません。この先
高度があっておっかないところは多いのですが、安定した岩場が多いので、ここよりは
気が楽です。
このような場所でのストックの使用は他人に勧められませんが、自分はこのような場所
のほうがダブルストックを多用します。
危なそうな不安定な岩はストックで事前確認ができ、急な上り下りはストックのリーチを
活かしてバランスをとりながら行動できます。
常に両足とダブルストックでバランスをとり、動かすのはいずれかの一つで、3点確保の
要領で行動し続けるようにしているので、はた目にはやばそうなんですが、本人的にはかなり
余裕をもった状態で行動ができるので楽です。
でも理想はこのルートを余計な装備にたよらず最小限の装備で駆け抜けれたらなあなんて思っています。



2013.7.20-21 西穂-奥穂-前穂 三穂縦走4

2013-07-24 20:55:42 | 

そしてここからが今回の本来の目的の西穂-奥穂ルート。最初のピークまでは普通のこれまでの稜線歩き。
振り返ると西穂の山頂には人がたくさん到着し始めていました。

そしてジャンダルム側を見るとこれまでの稜線よりぐっと細くなって、不安定そうな岩が数多く見えます。

目印についてはそこかしこについているので、視界が良ければ見失うことはないと思います。視界が悪いと
ルートに不明瞭な部分があるので見失いやすいかもしれません。

このルートを偵察にきたという人が一人先行。まだ、このあたりは歩きやすくて余裕がありましたが、、、
この後すぐに上高地側に長い垂直な鎖場。ここは高さもあるし不安定だし、ちょっと緊張します。
雨の日だとかなり厳しいかもしれません。また、当たり前ですが、西穂から先の鎖場はすべてさほどメンテナンス
されていないので、いつ抜けてもおかしくないので、鎖に荷重をかける際は通常の鎖場以上に注意が必要です。

 *実際に今回、天狗の頭に登る逆層スラブのあとのトラバース部分にあった鎖が、片方外れて応急処置した
  あとがありました。


振り返って降りてきた道を見ると、どこをどう降りてきたのかと考えさせられる斜面。

でもまだまだここまでは歩きやすいほうです。

次は間ノ岳。

このくだりから間ノ岳を超えるあたりまでが一番不安定な岩場で、実は一番緊張したかもしれません。
そこかしこでぐらぐらする岩があり慎重にすすみます。