Kanedaiのブログ

ぼくの きょうみのあること おもったこと

柳宗悦の美

2013年06月04日 | Weblog
昔 鶴見俊輔の書いた
柳宗悦についての本を読みました
以来 柳宗悦がどんな人かは少し知っていました
今 松本で柳宗悦展がやっていて 見てきました

最近の自分の審美眼について
だめだなあーと思い知らされました
僕は 無印良品とか 
シンプルイズベストという雰囲気で
物を選んでいました
そして
効率化が求められる社会の中
効率性のいい 性能のいい
そんな基準で物を選んでいました
しかし
宗悦の意志を知ると 彼の物の見方は全く違う
そして
宗悦の意志を知ると 今の時代の流れが明らかに逆行していることに気付く
例えば
宗悦は、日本の民芸品だけでなく
朝鮮の文化 沖縄の文化 アイヌの文化
そこで使用される日用品に興味を持ち
そこに美を感じていた
そして それぞれの地域で生まれた文化 民芸を大切にすることを訴え
一つの文化に画一化するようなことを批判していた
ユニクロはどうだろうか Appleはどうだろうか
アイヌ人をインディアンを追い出し 
一つの文化を押しつける行為はどうだろうか
グローバルがローカルの文化を崩壊させている気がしてならない

また よく売れる物に美の価値を置くことについても否定的であった
客が選ぶものこそ大切 とか
永続的な経営のために売れることが大前提 とか
今は 芸術より金を優先し過ぎる
簡単に言うと 腹黒いアートが横行し過ぎていると感じている

こんな時代だからこそ
柳宗悦の美への思いをちょっと共感し
身の回りにある物に ちょっと美を感じることができたらな
と思う 今宵である

追伸

宗悦の息子 柳宗理のボールとかざるを出して
洗って 拭いて 
日用品の美を感じてみました

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内田樹のブログ

2013年06月04日 | Weblog
内田樹のブログ

もちろん 赤旗? と不信を抱く人が多くいることを知っている

けれど 維新の会に比べれば

一億倍マシなことを言っている と僕は思っている

大切な文章だったのでリンクさせて頂きます


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