7月におひとり様デビューさせていただいた演目を友と観て来た。
前回はニューフェイス(向かって右側)の組み合わせだったので、今回は違う方を選んでくれた。
以前からのベテラン組、安心して観ていられた。
以前TVの朝ドラで拝見したことのあった彼、歌も上手かったのね!
主役の彼女は、少々お疲れの様子だったが、二人の息の合った演技と歌にすっかり心を奪われてしまった。
今回の配役は、狂言回し役も前回とは異なり、彼の歌の上手さが伝わってきた。
友が、「今回は二階席から観て欲しい」と、A席最前列のど真ん中を用意してくれていた。
音響の具合はバッチリ聴きやすく、舞台全体が見渡せる。
一階席では平面的に見えていた舞台が立体的に見える。
確かに前回の観賞後に、友からウィーン版のDVDを借りてオリジナルの舞台も観ていた。
あまりにも違う舞台に、かなり驚いていたが、今回上から観賞してやっと理解出来た感じだ。
オリジナルは、かなりシリアスな感じで、舞台も衣装も地味、狂言回し役が物語を歌いながら語る演出。
それに比べると、日本版は、舞台が立体的で、衣装も豪華、狂言回し役はおとなしめな感じ、オリジナルにない歴史的背景をわかりやすく説明する場面が挿入されていた。
友が教えてくれたが
「自国の歴史については、皆が承知の上で描かれているから、説明する必要がないけれど、知られていない日本では説明が必要なんだ」
成程と思った。
淡々と進行するオリジナル版と比較すると、ちょっとした間(ま)に日本人らしさを感じた。
立体的な舞台でのダンスシーンにもメッセージが込められた演出。
平面的に観ていた前回「少女マンガ」と感じたが、今回ははっきり撤回したい。
演出の違いは、初演から観賞してきた友から少しうんちくを聞けたが、奥が深過ぎだ。
「今日のキャストだったらもう一度観たかった」と、友に伝えたが、今年はチケットの入手が困難だったと。
観客が以前と違うような感じだとも。
なぜだろう?
毎度のことだが、この後梯子する友とは、歩きながら感想を言い合って別れたが、その後は、直通列車に乗る為に、東京駅内をもうダッシュ!(大汗)
おかげで早めに帰宅することが出来たが・・・
かのんがどう感じているかは、声のトーンでわかってしまう(汗)