喜びのタネ？蒔いたのは腐った人間

結婚してから三十年お世話になっていた某清掃グッズメーカーＤと縁を切った。
我が家は転勤族、地方でもその土地のＤにお世話になって来たが、レンタルの為に玄関先で交わされる言葉にも温かさがあり、自分が使用して絶対だと思えるブツしか勧めなかった。
未だに愛用しているモノすらあるのも現状だが、ここへ越して来て二十年、人間関係と会社側の方針から気分を害する事が頻発し止めることにした。

昨年のこと、家族構成の変化から汚染が気にならなくなった換気扇のフィルターの交換が、個人的にお願いしていた方法はまかり通らぬと言って来た。
確かに我が家の我儘を通して来たから、その事については応じた。
しかし、問題はそこではなく、約束した期日に交換されないし、金銭をメーターボックスへ入れて置くように指示された事にある。
この御時世に危険な事は避けたいし、こちらの不備に問われたくないのが本音だ。
レンタル契約しているにも拘らず、交換に来ない。電話しても期日を守らない。そして、挙句の果てに、こちらの用事がある日に早朝電話して来て、その日以外はダメだという傲慢さに、最初から穏やかに応対して来た私もキレた。

約束の二ヶ月後、何も連絡がなく、滞納していた前回分の支払いが気になるので女である私ではなく旦那に支店へ行って貰った。
これで縁が切れた訳だが、つくづく女の仕事の甘さに嫌気が差した。