陽だまりのように

ぼちぼちですが、気ままに日々の事を・・・

その後

2012年12月30日 17時20分29秒 | 文鳥
定位置でのかのんは、床に置かれている偽卵に興味なし。
半日ずっと暴れまくり、鳴きまくる。



ここじゃないのよ~だして!



なんでわかってくれないの?あたしのたまごはここじゃないんだってば!



つぼ巣から取り出した今回かのんが産卵した卵5個・・・愛らしい

根負けして例の場所へ移したところ、なんと落ち着きを取り戻し、床に設置した偽卵を抱卵する素振りもみせてくれた。
このまま落ち着いて欲しい・・・

反省すべき事が多過ぎた。本来交代で抱卵するのにかのんだけに強いてしまった。無精卵なのに一生懸命抱卵させ過ぎた。もっと気楽に遊び感覚で抱卵させても良かったのに・・・かのんの強い母性に負けてしまった結果だけど、私がコントロールすべきだったよね。無駄に発情させた事も反省。現在は元気に水浴びして来たかのんが羽繕いに余念がないが、果たして明日の朝、また産卵なんて事がない事を祈るしかない。

小さな文鳥されど文鳥の母性本能は、人のそれより大きいかもしれない。

恐れていた事が!

2012年12月30日 13時11分39秒 | 文鳥
雌文鳥にとっての産卵は命の危険と隣り合わせだ。
昨年のかのんの初産卵から危機感を抱いていた事だった。
ここ数日、熱心に抱卵しているかのんは、排せつ行為も忘れているほど抱卵に没頭し過ぎていた。
例の場所では絶対に排せつしない。
定位置に戻した時のみ、いったい何回分の糞を貯めていたのだろう。卵大の糞をまとめてする。決して良い状態ではない。

今朝、定時の御世話で定位置に戻した時、今日も特大の糞をした。その後、かのんの排せつ口から何かぶら下がる物を発見した。
一瞬、「まさか?」と、疑ったが、「いや単に羽が糞で汚染されただけだろう。」と、思い込んでしまった。汚れた羽を洗ってあげようと水浴びに誘ってみたがしようとせず、たまたまそのぶら下がった物に指が触れた途端、その物は消えていた。これで確信した。あれはやはり産卵管(卵管)が脱出していたという事を。

とても危険事態に、休日であることも忘れて手当たり次第動物病院に電話してみたが、診察してくれる所が見つからない。
「危険な状態ですが、今日は診察医がいません。明日は予約で一杯で診れません。」
あまりにも非情な言葉に返す言葉も見つからない。
ふと、犬好きの花友を思い出し「SOS」電話をした。藁をも掴む思いだった。
そして、友が罹りつけ獣医に電話してくれて診察して貰える事になった。

その動物病院は、思っていたより近く直ぐに見つかった。連絡してあったからか、直ぐに診察というか、キャリーから出した途端飛び回って獣医さんに噛みついたかのん。(汗)
卵管が自らの力で戻った経緯で、取りあえず様子を見る事となった。
持参したケージを見て、獣医さんから改善するように指示がいくつか…。

・つぼ巣はいけません。
・シンプルなケージ内に遊び心を。(鏡や自然の枝が良い。)
・連日5個産卵は産ませ過ぎ。体力を戻す為に餌とカルシウム、ビタミンの補給に努めましょう。
・偽卵を使う事は良い事だが、本物の卵とすり替えて使用すべき。
・現在の卵の数は保ったまま、つぼ巣以外の場所に置く事。
・雄とは隔離した方がベスト。

診療後に請求されたのは、初診料のみで拍子抜け。
抱卵期に入ってからは大好きな小松菜を食べようとしていないのが気になり、ビタミン剤を処方して貰って帰宅した。

「夜間でも何かあったら電話下さいね。」
なんと頼もしい安心出来る言葉だろう。ずっとたらい回しにあった感じだったので、とても感激して帰路に就いた。

さて、その後のかのんはつぼ巣が無くなり、放心状態でとにかく落ち着かない。私がティッシュペーパーで作った仮の巣の卵には見向きもしない。
隣室へ隔離したまめっち、いや元の産卵場所へ戻ろうとしている。
時折、私の元へやって来て羽繕いしてくれるようになったが、気を抜けない。卵を探しているのかやたら大きな声で鳴いている。
主人が全ての卵を偽卵とすり替えた。もうこれで、割れて汚す心配もないが、新たに産卵しない事だけを祈っている。

今日診察してくれた獣医師及び紹介してくれた友に感謝で一杯だ。