ジロ・デ・イタリア第6ステージはポテンツァからペスキチまでの232kmで行われ、大逃げを決めたグループから最後の上りでスパートをかけたCSFグループ・ナヴィガーレ(CSF Group Navigare)のマッテオ・プリアーモ(Matteo Priamo、イタリア)が5時間24分49秒を記録してステージ優勝を果たした。
第6ステーも昨日同様コンチネンタルプロの優勝で終わった。今日からの山岳を前に目一杯の頑張りを見せた結果だろう。
マリアローザを抱えるリクイガスが集団の逃げを容認した結果だが、メイン集団が10分以上遅れてゴールしたため、総合上位の顔ぶれが大きく変わってしまった。
前日まで3位と好位置につけていたディルーカも11分34秒差でゴールし8位と順位を大きく落としてしまった。
対するアスタナは集団ゴールしたクレーデンとコンタドールは順位こそ落としたものの、ディルーカとは21秒と23秒差と射程圏内にディルーカを捉えている。
心配なのはこのステージで大きく順位を落としてしまったライプハイマーだろう。年齢的にはピークを過ぎた感もあるので無理はいえないが、終盤の山岳では貴重なアシストのひとりだけにもう少し調子を上げてもらいたいと願っている。
今日の第7ステージは1級山岳を越え、2級山岳の登りゴールで、選手のコンディションがある程度把握できるコースだと見ている。
序盤のここで遅れるようだと後半がかなりきびしくなるはず。とにかく今日のステージである程度有力選手が見えてくるはずだ。
昨日マリアローザをヴィノッティで手に入れたクイックステップも山岳スペシャリストがいないので、無理にマリアローザを守りに行くとは考え難い。
そろそろ山岳スペシャリストのソレルあたりが動き出してもいい頃だ。バルロワールドはここまであまり目立った動きを見せていないだけに不気味ではある。
後はアスタナのクレーデンとコンタドールの調子がどこまで上がってきているかにも注目だ。
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