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ロードバイクの空気抵抗を考える(5)

2024-03-23 08:37:24 | ロードバイクの科学
 エアロロードというと、速いバイクという印象が強いのですが、速さをW(出量)で捉えると、同じ速度で走るならW(出量)が少なくてすむということになりますから、乗り心地が悪くなければ、エアロ性能のUPは長い距離ほど楽に走ることができるともいえるのです。コンフォート系のロードバイクは乗り心地が良く楽に走ることができる設計になっているのですが、同じ距離を同じ速度で走ったとしても必要なパワーはエアロロードの方が少なくてすむので楽なはずなのです。バリバリのエアロロードで乗り心地が悪ければ別ですが、今のオールラウンドのエアロロードは重量も快適性も悪くはないので、オフロードを走るのでなければ、あえてコンフォート系を選ぶ必要はないというのが、今のところの私の結論です。

 加えて近年、ロードバイクのディスクブレーキ化が進み、リムブレーキモデルと比べタイヤクリアランスが広く取れるようになっています。エアロロードでも32Cというタイヤクリアランスが当たり前の時代なのです。リムブレーキモデルでは28Cタイヤは厳しかったのですが、ディスクブレーキモデルなら28Cは勿論30Cというタイヤの装着も可能になり、このタイヤの太さが乗り心地にも大きな影響をあたえているのです。

 実際、今回のディープリムホイールには28Cタイヤを装着しました。空気圧は走りながら最適なものを探していこうと思っています。昨年の試走時は、CAAD12との比較のために、既存のアルミホイールに25Cタイヤを標準の7barで乗りましたが、特に違和感はありませんでした。リムブレーキモデルの第3世代のSupersix EVOには既に28Cタイヤを装着していますので、脚が治り次第第3世代と第4世代の走りの比較を楽しみにしています。

 コンフォート系とエアロ系のロードバイクではホイールベースやヘッドアングル等が大きく異なり、私のような高齢者にはポジション設定が難しくなるため、コンフォート系を選びたくなるのが普通だと思います。いかに空気抵抗が軽減されるエアロロードでも、最大の空気抵抗がライダーの身体なので、アップライトなポジションで乗っていては、その性能は発揮されません。

 幸い第4世代のSupersix EVOはエアロロードにしてはホイールベースが長く、ヘッドアングルも寝ているので、身体の硬い私にも乗り易いし、St-ModもHi-Modに比べ重量こそありますが、硬すぎることがないので路面振動が身体に及ぼす負担が少ないことは第3世代で実感しています。CannondaleのエンデュランスロードSynapseにも試乗していますが、短い距離では乗り心地の違いは感じられませんでした。タイヤは28Cでした。
 雪が解けたら、こうした様々な比較インプレッションを楽しみにしていたのですが、骨折により、自転車に乗れるのがGWに間に合うかどうかという状況なので、リハビリをして本格的に走ることができるのは夏頃になるかもしれません…

 
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